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第45話 三船巴はいじめの現場を見たか?

「八神とは話をしよう。だが——」



 白尾の雰囲気が一変した。

 立ち上がり、窓際へと歩いていく。日差しをカーテンで遮ると、室内が薄暗くなった。さっきまで明るすぎるくらいだったから、余計にそう感じられる。

「——三船。君はいじめの現場を見たのか?」

 白尾の瞳の中で、巴が頷く。

「そうか——。辛い体験だったな。当時の状況は話せるか?」

「状況。状況は——」

 公園の件と神社の件。順番的にまず公園での件を話そうとして——ここで巴は自らの間抜けさに気づく。

(——証拠が、ない……!)

 八神が公園で小野を暴行した犯人であると確信を得たのは、神社での件があったからである。だがそれは巴自身が目視したわけではない。皇のドローンによるものだ。ドローンで見てましたなんて言っていいのだろうか?


 もう八神の名前は出してしまった。しかも断定的に。

 いやいや、八神の名前を出さないという選択肢はなかった。巴が加害者の名前を出さないと、教諭側での調査がゼロベースからのスタートとなる。それでは真相にたどり着けるか分からない。断定的に名前を出すことで、事実確認をするだけにまで負担を減らせるのだ。なるべく迅速に動いてもらうためにも八神の名前を出すのは必須事項だった。


 でも——。巴は次の言葉を出せずにいる。

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