表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

61/62

シーモア様でコミカライズが配信直前記念SS「王子の運命が変わる日」②

 城を抜け出して城下町を散歩する。誰も私のことを王子だとは思うまい。

 国の将来のトップとしても、こういう世間を学ぶことも重要だ。さて、ひとりで遊ぶのも寂しい。


 まずは、貴族学校の宿舎にでも行って、暇そうな貴婦人でも誘おうか。もちろん婚約者がいることは有名だが、王の側室でも将来的には権力を握れるチャンスがあると考える貴族の女はたくさんいる。


 正直に言えば、引く手あまたなのだ。遊ぶ女なんてこの地位があれば、いくらでも作れる。マリアが王都を留守の間に遊ぶ。それは最高の息抜きになる。


 さて、宿舎のほうにでも行くかなと思って、郊外に向かうと噴水のわきで何やら事件が起きていた。


「やめてください」

 一人の女の子が叫んでいた。見たことがある。たしか、異例の手順で貴族学校に入学した女子生徒だ。たしか、名前はミーサとか言ったな。


「おいおい姉ちゃんよ。あんた貴族だろう。俺たちが貴族様は知らない遊びを教えてやるって言っているんだよ」

「一緒に楽しいことをしようよ」


 まるで、演劇の世界にいるようなテンプレ悪役のセリフだな。ここは白馬に乗った王子が颯爽と助ける。うん、実に絵になるな。もしかしたら、噂になって民の好感度もあがるかもしれない。


 そう思って、「やめろ。女性が怖がっているではないか」と叫び、剣を抜きチンピラを退散させた。かっこいいな、俺。


「大丈夫か、ケガはないか?」

 そう言って、ミーサに手を差し伸べると……


「でん、か……」

 彼女はすぐに私のことに気づいたようで、顔を赤く染めていた。

 今日のターゲットが決まった瞬間だった。


ーーーー

いよいよ明日から配信です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ