表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

60/62

シーモア様でコミカライズが配信直前記念SS「王子の運命が変わる日」

 ―本編開始の一年前・ブラン王子視点―


「ええい、どうして私がこんなことをしなくてはいけないのだ。私は王子だぞ」

 執務室で大量に積まれた書類の山に八つ当たりして崩す。

 執事長のラファエルは、あきれた様子で書類を拾っていく。


「王子だからです。将来、国王陛下になればこれ以上の書類を処理しなくてはいけなくなりますぞ」

 

「お前は、私の執事だろう。生意気なことを言うな。ええい、私は休憩する。ラファエルは代わりに少しは進めておけよ」

 そう言って、部屋から逃げる私のことを見てラファエルはあきれた様子で「早く帰ってきてくださいね」と言った。いつもなら止めるはずなのに、さすがに私の様子を見てあきらめたのだろう。


 そもそもラファエルがいるなら、あいつがすべてやればよいだろうに。私は国のトップとして君臨していればいいのだ。雑務などは執事や官僚に任せておけばいい。


 まったく、どうしてそれがわからないんだ。

 こうなったら城を抜け出して、街に行かなくてはな。今日は運がいいことに、止めるだろうマリアも別の用事で不在だ。適当な貴族の女に声をかけて……


 今日は午前中にたくさん仕事をしたのだから、午後は思いっきり羽を伸ばそう。

 この決断が自分の運命を変えてしまうとは、その時はまだ思いもしなかった。


ーーーー

4月1日よりシーモア様でコミカライズの配信が決定しました!

ここから配信までの3日間SSを投稿していくのでお楽しみください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ