12話 森の中で出会った熊さんは凶暴でした
ボカクラブを倒したことでどうやらレベルが上がったようだ。
名前 ヤギさん
種族 ヤギ
タイプ アンデッド
レベル アニマルコンパニオン レベル14
筋力 優秀
敏捷 優秀
耐久 --
知力 微小
精神 普通
魅力 普通
スキル 攻撃レベル3、知覚レベル2、跳躍レベル2、知識(ダンジョン)レベル1(+2)、記憶レベル3
アビリティ 大いなる彼方の記憶、武器強化(角)、突撃強化、暗視、嗅覚、スキルフォーカス:知識、主人との絆、呪文共有、アンデッドの耐性、血脈の発露、危険回避、突き飛ばし(初級)、能力上昇
ええっと、知覚がレベル2に上がっているな。感覚的に打たれ強さも上がっている気がする。それにしても成長の仕方はかなりゆっくりっぽいな。レベル1~2程度の差はあってないようなものか。
名前 ナタリー・ヴォイド・レオタール
種族 人間
タイプ 人型生物
レベル クロスブラッド レベル14
筋力 劣等
敏捷 優秀
耐久 優秀
知力 普通
精神 普通
魅力 卓越
スキル攻撃レベル2、 魔法レベル4、生存術レベル4、知識(自然)レベル3、治療レベル2
アビリティ 武器習熟(初級)、異種族の祖先、二重の血脈、秘術魔法レベル2、獣の相棒、死越の絆、触媒省略、魔人の肌
ナタリーは魔法と知識(自然)のスキルが上昇か。魔法を本格的に使い出したのと、森の中でさまよっているからというあたりが上昇の理由か。
ふむふむ、攻略wikiなしでRPGを攻略しているような緊張感だ。スキルレベルの上がり方をみるに、どうもレベルアップ前の経験がスキルに反映されるようだ。
となると普段の生活から心がけなくてはいけないのか? 面倒くさいな。
(自然の知識ばかりあがっても仕方がないし早いところこの森を抜けださないと)
どんなスキルがあるのか、アビリティを狙って取る方法はないのか、そこら辺を調べられる場所にいくことが今の目標か。
「あんなカニ初めて見た!」
(モンスターみたいだな)
「モンスター! ここってダンジョンなんだ!」
ナタリーは興奮した様子だ。
(ダンジョンとは限らないよ)
「どういうこと?」
「めぇ」
俺は竜のおじさんに教えてもらったことを思い出した。
(モンスターはダンジョンで自然発生的に生まれるのだけど、生まれてからは物を食べたり、眠ったり、普通の生き物と変わらない生活を送るんだ。基本的にモンスターにとってダンジョンは居心地がいい場所なんだけど、ダンジョンの大きさは有限だから、ダンジョンで生活できるモンスターの数も限りがあるんだ)
「一つの部屋で眠れるのは10人くらいまでだもんね」
(10人? ……まあそれは置いておいて、そうして弱いモンスターから溢れていって、ダンジョンの外で生きていこうとするようになる。最初はダンジョンの外はモンスターにとって住みにくい場所だけど、モンスターが地上で死ぬと少しずつ瘴気を撒き散らし、やがて外でも十分モンスターが生存できる、『サブ・ダンジョン』になるんだ)
そうなればそこで弱いモンスターが発生するようになり、ダンジョンのような環境になり、ダンジョンにいる強いモンスター達も生活するようになる。
こうなると近隣の村への被害が大きくなるから、定期的に国の兵士や、『冒険者』と呼ばれる人々がダンジョンのモンスターを退治するようにしている……らしい。
「やっぱりヤギさん物知りだよ!」
キラキラとした尊敬の眼差しで見られるとなんか照れる。ヤギだけど。
その時、後方から強烈な獣臭がした。
「めぇ!?」
いつのまにか風下に回りこまれていた!? まずい!
激しい音を立てて木々がなぎ倒された。
現れたのは熊の身体に鷹の頭をした怪物だ。
(ナタリー!)
「うん!」
ざっと集まった蔦がタカ熊の身体を拘束しようとするが……
(なに!?)
怪物は恐るべき敏捷性とパワーで全身に絡まる前に蔦を引きちぎり、素早く蔦のない後方へと下がった。
(逃げるぞナタリー!)
「え?」
俺はナタリーを背中に乗せると一目散に逃げ出した。
種族 ホークベア
タイプ 魔獣
レベル モンスター レベル23
筋力 卓越
敏捷 普通
耐久 卓越
知力 皆無
精神 普通
魅力 普通
スキル 攻撃レベル5、 知覚レベル9(+5)
アビリティ 暗視、嗅覚、武器(爪)、武器(牙)、鋼の肉体、スキルフォーカス:知覚、先制攻撃




