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男友達だと思ってたやつがなんかおかしい  作者: Саша


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78/114

78話

冬休み。

リビング。

こたつに三人で入ってる。


「……寒い」


「冬だからな」


「……分かってる」


そう言いながら——ぎゅっ


「……近い」


「……あったかい」


「それ理由にするな」


でももう慣れた。

テレビもつけず、なんとなくダラダラしていると——


「……東海林さん」


「ん?」


「……もうすぐ、お正月」


「ああ、そうだな」


言われて気づく。

もうそんな時期か。


「東海林君、今年も帰るのかい?」


秋山が聞いてくる。


「祖母の家?」


「そう」


「……どうするかな」


夏に三人で行ったばかりだしな。


「……行くの?」


響が少しだけ顔を上げる。


「まだ決めてない」


「……行きたい」


「即答だな」


「……楽しかった」


「まぁ、それはそうだけど」


「楓さんもいたしね」


「ああ、いたな」


「……また会える?」


「多分来るだろ」


「……なら行きたい」


理由がはっきりしてるな。


「でもさ」


秋山が少し考える。


「冬に行くのもありだけど、寒くない?」


「それはあるな」


「……こたつある」


「向こうにもあるだろうな」


「……東海林さん」


「ん?」


「……一緒に行くなら行く」


「単独行動できないのかお前は」


「……しない」


「しろ」


「……やだ」


「僕は行くよ」


秋山が普通に言う。


「お前は来ると思ってた」


「当然でしょ」


「当然なのか」


「……三人で」


響が小さく言う。


「……また行きたい」


「……」


その言い方はずるいな。


「……まぁ」


少しだけ考えて。


「行くか」


「……ほんと?」


「暇だしな」


「……やった」


少しだけ嬉しそうにする。


ぎゅっ


「……強くなってないか?」


「……うれしい」


「分かりやすいな」


「年明けすぐ?」


秋山が聞く。


「その辺だな」


「電車だね」


「夏と同じルートでいいか」


「……うん」


「……東海林さん」


「ん?」


「……また一緒に寝る?」


「祖母の家でもか?」


「……うん」


「まぁ多分そうなるだろ」


「……よかった」


「楓さん、またびっくりするかもね」


秋山が笑う。


「ああ……あの反応な」


「……?」


響は少し首をかしげる。


「……なんでもない」


「そのうち分かる」


「……おばあちゃん」


「ん?」


「……優しかった」


「そうだな」


「……また会いたい」


「会えるだろ」


「……うん」


そのまま、正月の予定を軽く決めていく。

特に大きな計画はないけど——


「……三人で」


「はいはい」


「……行く」


「分かってる」


冬の祖母の家。

夏とはまた違う感じになるだろうけど、多分——変わらないのは、この距離感だ。

もし「面白かった」「続き読みたい」と思ってもらえたら、ブックマークや評価(☆☆☆☆☆→★★★★★)してもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!次の更新のやる気になります。

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