表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男友達だと思ってたやつがなんかおかしい  作者: Саша


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
114/114

114話

放課後。


教室。

人はほとんど残ってない。


「……帰るか」


「うん」


荷物をまとめる。


「……東海林さん」


「ん?」


「……さっきの」


「幸せの話か」


「……うん」


少しだけ間。


「……続く?」


「……」


「……さっき言ってた」


「……続くこと」


「……」


ぎゅっ


「……それ」


「……欲しい」


「……」


真っ直ぐな声。


「……ずっと」


「……」


「……途切れないやつ」


「……難しいな」


「……うん」


「……でも」


「……」


「……欲しい」


「……」


教室の外。

夕方の光。


「……東海林さん」


「……なに」


「……どうすれば続く?」


「……」


少し考える。


「……無理しないことだな」


「……?」


「無理に続けようとすると、だいたい壊れる」


「……」


「自然に続くのが一番長い」


「……」


秋山が横から言う。


「あとさ」


「ん?」


「ちゃんと話すこと」


「……」


「ズレたら直す」


「それも大事」


「……」


「響ってさ」


秋山が少し優しく言う。


「一人で抱え込みやすいでしょ」


「……」


「それやると続かないよ」


「……うん」


小さく頷く。


「……じゃあ」


「……」


「……ちゃんと言う」


「何をだ」


「……怖いとか」


「……」


「……離れそうとか」


「……」


「……全部」


「……それでいい」


「……うん」


ぎゅっ


「……東海林さん」


「ん?」


「……続けたい」


「……」


「……終わらせたくない」


「……」


少しだけ息を吐く。


「……終わらせる気はない」


「……うん」


「……でも」


「……」


「……ずっとってのは分からん」


「……」


「……それでもいい?」


「……」


少しだけ考えて、


「……いい」


「……」


「……今があるなら」


「……」


「……その先も」


「……」


「……つなげる」


「……」


秋山が小さく笑う。


「それ、いいね」


「……うん」


「今をちゃんと続ける」


「それが一番現実的」


「……だな」


「……東海林さん」


「……なに」


「……約束」


「またか」


「……今だけでもいい」


「……」


少しだけ間。


「……続ける努力はする」


「……うん」


ぎゅっ


「……それでいい」


そのまま三人で教室を出る。

ずっとじゃなくて、続けるを選ぶ形。

少しだけ現実を見ながらそれでも離れない方向へ。


夕焼けの中、

三人の距離は変わらず並んでいた。

もし「面白かった」「続き読みたい」と思ってもらえたら、ブックマークや評価(☆☆☆☆☆→★★★★★)してもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!次の更新のやる気になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ