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男友達だと思ってたやつがなんかおかしい  作者: Саша


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101/114

101話

湯気の中。

静かな朝。


「……あったかい」


「だな」


膝の上に座ったまま、背中を預けてくる響。


「……東海林さん」


「ん?」


「……眠い」


「また寝るなよ」


「……ちょっとだけ」


その時——ガチャ


「入るね」


「……来たか」


秋山。

普通に入ってくる。


「狭くない?」


「もう狭い」


「だよね」


「……秋山さん」


響が少しだけ振り向く。


「なに?」


「……来る」


「来たよ」



特に気にした様子もなく、シャワーを浴び始める。


「ほんとさ」


秋山が言う。


「慣れたよね」


「何にだ」


「この状況」


「……だな」


シャワーの音。

水音。


「……東海林さん」


「ん?」


「……増える」


「もう増えてる」


「いいじゃん」


秋山が笑う。


「仲良いし」


シャワーを終えて、タオルで軽く拭くと——


「入るね」


「はいはい」


そのまま湯船へ。


「……あったかい」


「だな」


そして——ぎゅ


「来るな」


「いいでしょ」


横からくっついてくる。


「……狭い」


「三人だからね」


響はそのまま上。

秋山は横。


「……動けない」


「完全に固定だね」


「……東海林さん」


「ん?」


「……ここ」


「分かってる」


ぎゅっ

少しだけ力が入る。


「……秋山さん」


「なに?」


「……取らない」


「取らないよ」


「……うん」


小さく頷く。


「僕もさ」


秋山がぽつり。


「こういうの、嫌いじゃないし」


「だろうな」


「……東海林君」


「ん?」


「もう完全に受け入れてるよね」


「……まぁな」


「前はさ」


「ん?」


「絶対止めてたじゃん」


「……言ってたな」


「今は?」


「……」


少しだけ考える。


「……楽だからな」


「それ理由?」


「十分だろ」


「……うん」


秋山も納得したように笑う。


「……東海林さん」


「ん?」


「……好き」


「知ってる」


「僕も」


「はいはい」


湯気の中で三人の距離は近いまま。


「……なんかさ」


秋山が小さく言う。


「ん?」


「このままでもいい気がしてきた」


「……」


「……今はな」


「うん」


そのまま、三人でくっついたまま、静かな朝の時間が流れていった。

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