表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男友達だと思ってたやつがなんかおかしい  作者: Саша


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
100/114

100話

朝。

まだ少し眠い空気の中で目が覚める。


「……朝か」


隣を見ると——ぎゅっ


「……」


響はそのままくっついて寝てる。

反対側には秋山。


「……起きるか」


小さく呟くと、


「……ん……」


響が少しだけ動く。


「……東海林さん」


「ん?」


「……どこ行く」


「風呂」


「……行く」


「来るな」


「……行く」


「……」


もう分かってる。

止めても無駄だって。


「……先入るぞ」


「……うん」



浴室。

シャワーを出して、一人で入る——はずだった。


ガチャ


「……来たな」


「……一緒」


「知ってる」


もう止めないというか止める気もあまりない。


「……寒い」


「さっさと入れ」


「……うん」


シャワーの音だけが響く。


「……東海林さん」


「ん?」


「……頭」


「自分で洗え」


「……やだ」


「……」


少しだけ間。


「……はぁ」


「……やる」


「……うん」


座らせて、シャンプーを手に取る。


「……目閉じろ」


「……うん」


髪に触れる。

さらっとした感触。


「……」


「……」


静かな時間。


「……気持ちいい」


「そうか」


ゆっくり洗う。

丁寧に。


「……東海林さん」


「ん?」


「……好き」


「……知ってる」


泡を流して、タオルで軽く拭く。


「終わり」


「……うん」


そのまま—湯船へ。


「……あったかい」


「だな」


先に入ると、

すぐに——


「……よいしょ」


「乗るな」


でもそのまま膝の上に座る。


「……ここ」


「……まぁいい」


もう止めない。

というか、それが自然になってきてる。


「……東海林さん」


「ん?」


「……あったかい」


「湯船だからな」


「……違う」


背中を預けてくる。


「……」


「……」


静かな朝。


「……なんかさ」


ぽつりと呟く。


「ん?」


「……慣れてきたな」


「……うん」


「……前は止めてたのに」


「……」


「……やめろとか」


「……言ってたな」


「……今は?」


「……」


少しだけ考える。


「……まぁいいかって感じだな」


「……うん」


ぎゅっ

少しだけ力が入る。


「……嬉しい」


「そうか」


湯気の中で静かに時間が流れる。


「……東海林さん」


「ん?」


「……このままがいい」


「……」


「……ずっと」


「……」


「……今はな」


「……うん」


そのまま、しばらく何も言わずに——二人で湯船に浸かっていた。

もし「面白かった」「続き読みたい」と思ってもらえたら、ブックマークや評価(☆☆☆☆☆→★★★★★)してもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!次の更新のやる気になります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ