表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死に戻ったら前世で私を殺した宿敵が溺愛してきます  作者: しののめ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

78/91

25-2

 それは主人公二人が、想いを交わし合った場面である。


ーーー


 熱を帯びた二人の視線が絡み合う。


「クリス様……」

「……ニーナ」


 クリスの熱い吐息がニーナの首筋にかかる。

 やがてクリスの×××が、ニーナの×××を×××して、ニーナは喘ぐように吐息を漏らした。


以下、自主規制。


ーーー


(……)


 パタン、と本を閉じた。ついでに目も閉じて天井を仰いだ。

 限界だった。

 顔から湯気が噴き出ているのではないかと思った。


(これは「ちょっと」大人な内容なの、か……?)


 ユミナは、これを愛読しているということか。というか世の中の一般的な女子は、こういった本で色々なことを学んでいるのだろうか。


(お、大人だ……)


 ユミナから見れば、自分はひよひよのひよこだったことだろう。

 パタパタとノートで顔を扇ぐ。しかし、ここで諦めては挑戦した意味がない。


(私は絶対、恋愛巧者になる!)


 そして、リアーヌがローランをたじろがせるのだ。

 リアーヌは気合を入れて、続きに挑戦すべく問題の部分を開いた。

 そう、これは勉強だ。


 誓って、興味津々だというわけではない。


ーーー


「クリス様……!」

「……ニーナっ!」


 クリスの×××い××に、ニーナは×××ず×××する。

 ニーナはあまりの×××に、思わず×××の×××を××××した。


以下、略。


ーーー


 先ほどより、さらに過激な文字が踊っている。


(こ……)


 衝撃的過ぎた。


(こんなことを私とローランがするってこと!?)


 さて。

 深窓の令嬢のつもりであるリアーヌは男性経験がなく、何なら男だった時すら女性経験がない立派な童貞だった。


 ーーリアーヌは、かつてないほどの敗北感を味わった。


(……無理だ)


 少なくとも今すぐは。ローランの言うとおり、心の準備ができていない。


 学生生活が終わるまでは、彼も言っているとおり待っていてもらおうと思った。


(って本当に待てるのだろうか……)


 時々こちらが引くくらい、ぎらついた目で見てくることがある。それにしても。


(ローランは私とこういうことをしたい……んだよね?)


 今世はともかく、前回のローランは自分のように未経験だったなどということはない。自分より色々なことを知っているはずだ。


(くっ……ローランめ……!)


 敗北感と羞恥がないまぜになり、机の上で一人、悶え続けるリアーヌであった。




ーーーーーーー




 登校のためにローランが、いつものようにリアーヌを寮の門の前で待っていると、


「リアーヌから、少し遅れるので先に登校してほしいと言付かっていましてよ」


とマリアンヌに声をかけられた。


 その日、いつになくギリギリの時間に、ふらふらした足取りで登校してきたリアーヌは、上の空な様子で席についた。そして、チラチラとこちらを見てくるが、目が合うと高速で視線を逸らされる。


(……何だ?)


 様子がおかしいと思ったローランは、昼休みになるなり、


「リアーヌ……」


体調でも悪いのか、と声をかけようとすると、


「ひ……っ」


とリアーヌは恐ろしいものでも遭遇したかのような表情でローランを見ると、顔を赤くしたり青くしたりしながら、


「ひいぃぃぃーー!」


と奇声を発して、走り去ってしまった。


「リ、リアーヌ……?」


 あまりの奇行に呆然となる。


 が、逃げるものは追いたくなるのが心境だ。相手がリアーヌなら尚更だ。ほとんど条件反射で追いかけようとしたローランを背後から引き止める声がした。


「シャルトル様」


 マリアンヌである。彼女は深刻な表情で首をふるふると横に振った。


「リアーヌには少し時間が必要ですのよ」


 その手には「もう一度、あなたと」という題名の本があった。




二度目の人生にして、ちょっとだけ大人の世界を垣間見たTSっ娘のお話でした。×××に入る言葉はお好みで!


※いつもお読みくださり、そしてリアクションやブックマーク・評価などで応援くださり、ありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ