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第五章黒霊集

※注意


今回は物語ではなく、第五章までの登場黒霊紹介です。


あれっ、こいつどんな敵だっけ? なんて時に作者が活用したりしなかったり。

◇夢魔の森


黒霊名:浮き腰夢魔

保有霊刻印:『魔法・幻覚LV3』『魔法・睡眠LV3』『吸精LV4』『隠密LV3』

 醜悪な姿をした悪魔。高い知性、狡猾な性格を最大限に活かした戦法が得意。森の侵入者に対して物陰から幻覚・睡眠魔法を使って森の奥へ奥へと誘い込み、他の黒霊に対象を攻撃させる。対象が瀕死状態になると漸く姿を現すようになり、言葉にするのも臆するような方法で精力を奪うと噂されるが、実際にその場面を目にして生還した者はいない――筈だったのだが、ベクトがその前例を覆した。極々稀に現れる謎の夢魔を怖がり、それが原因で臆病になった説あり。


黒霊名:取繕う巨木

保有霊刻印:『擬態・樹LV3』『再生LV4』『耐性・土LV4』

 森の木々に擬態する巨木型の黒霊。獲物が一定範囲まで接近しない限り、ピクリとも動く事がない。但し敵から攻撃された場合は別で、そうなると擬態なんて知った事かというほど怒り狂い、どこまでも追って来る。撃退するにも高い再生力を持つ為、生半可な攻撃では耐久力を削る事はできないだろう。別に炎が弱点という訳でもなく、大変な見た目詐欺。但し、強力な炎であれば普通に燃える。極々稀に現れる謎の夢魔を怖がり、それが原因で擬態能力を得た説あり。


黒霊名:誘い脚長蜂

保有霊刻印:『猛毒LV4』『睡眠LV4』『幻覚LV2』『飛行LV3』

 森の中を高速で移動する蜂。一見普通の蜂にしか見えないが、その正体は複数の状態異常攻撃を操る悪魔の如き黒霊。尻の先にある針に少しでも接触すると強力な毒に侵され、その上で猛烈な睡魔と幻覚症状に襲われてしまう。最優先で対処しようにも、前述の通りスピードがあり、蜂サイズの為に的も小さく、攻撃が本当に当たらない。広範囲攻撃で一気に処理するのが賢い方法――のように思えるが、森の中に居る他の黒霊を刺激してしまう可能性があるので、それはそれで後が面倒な事になるだろう。極々稀に現れる謎の夢魔を怖がり、それが原因で回避能力を得た説あり。


黒霊名:底無し靫蔓(うつぼかずら)

保有霊刻印:『芳香LV4』『激臭LV4』『強酸LV3』『耐性・土LV2』

 ウツボカズラのような姿をしたひょうたん型の植物。二種類のにおいを使い分け、獲物になりそうな相手には天国の如き香りを放出して近寄らせ、内部に貯め込んだ強酸で自身の栄養素にようとする。逆に天敵には鼻が曲がりそうな地獄の激臭を放つ事で自身から遠ざけようとする。その効力は洗脳に近いものがあり、対抗手段がなければ迂闊に近付かない方が無難。それでも自ら移動をしないだけ、まだ友情な黒霊と言える。極々稀に現れる謎の夢魔を怖がり、それが原因でにおいを操る能力を得た説あり。


黒霊名:彷徨う花人

保有霊刻印:『鞭術LV4』『再生LV3』『麻痺LV2』『耐性・土LV3』

 幾本もの蔓が纏まり人型を模すようになった人型の植物。頭部には鮮やかな花を咲かせているが、別にこれが弱点と言う訳ではない。自身を形成している蔓を鞭のように使い、それを主な攻撃手段としている。この鞭に触れると麻痺する事が多く、最悪の場合それだけでピンチに陥ってしまうだろう。他にも木々に蔓を巻き付けてターザンのように移動をしたりと、姿だけでなく行動までも人間を模している。恐らくは森の中で最も活動的な黒霊だ。極々稀に現れる謎の夢魔を愛し、それが原因で人の姿を真似た説あり。


黒霊名:助け乞う夢魔……?

保有霊刻印:『擬態・青霊LV?』『吸精・体LV?』『魔法・樹牙LV?』『魔法・爆水LV?』『媚香LV?』

 誰もがうらやむ超絶美人でとっても可哀想な青霊の少女。大好きなお婆ちゃんと狩人を営みながら一緒に住んでいた筈が、故郷とは似ても似つかない森に放り込まれてしまった。どうしよう、正に悲劇! 彼女を発見した探索者は例外なく惚れてしまい、初手告白される事も珍しくない。奥手で初心な探索者も頑張って♪ しかし、それも仕方のない事なのだ。彼女は納得できるほどの完全無敵な容姿をしているし、性格が良く狩りまでできてしまうのだから。ちなみに記載されている保有霊刻印は現在の推測されている情報でしかなく、確定ではない。良い女とは謎の多いものなのだ――っと、うんうん、こんな感じかな~~~?



◇堕落歓楽街


黒霊名:人狼の街娼

保有霊刻印:『擬態・青霊LV4』『再生LV5』『瞬発LV5』『強酸LV6』『耐性・溶解LV6』『耐性・魅了LV3』

 青霊の女に化けた人狼。ブリッジをした状態で走ると言う特殊過ぎる走法を使うが、その奇怪な走法からは信じられないほどに素早く、その気になれば壁も駆け上がる事ができる。野性を宿した強靭な肉体により、物理的な攻撃力と防御力にも優れており、再生能力と肉体変化能力まで有していて隙がない。血が強酸である為、ダメージを与えた後も油断ならない相手だ。青霊の姿、そして人狼の姿でも言葉を話す事ができる非常に珍しいタイプだが、殆ど会話は成立しない模様。


黒霊名:人面鳥の街娼

保有霊刻印:『擬態・青霊LV4』『再生LV5』『飛行LV5』『強酸LV6』『耐性・溶解LV6』『耐性・魅了LV3』

 青霊の女に化けた人面鳥。上下逆さまな姿をしており、おかしなところから頭部が生えている。人面鳥に変化した後は空を飛び、人狼に負けないほどのスピードで獲物を追い立てる。人狼と比べ、気持ち防御力が低いようでもあるが、正直なところ誤差の範囲か。それ以外の点は人狼と類似する。


黒霊名:人爆弾の街娼

保有霊刻印:『擬態・青霊LV4』『再生LV5』『自爆LV5』『強酸LV6』『耐性・溶解LV6』『耐性・魅了LV3』

 青霊の女に化けた爆弾。攻撃した瞬間に猛烈な勢いで風船の如く膨れ上がり、辺り一面を巻き込んでの自爆を行う。その威力は同エリア内で即死級を誇り、初見殺しの名に相応しい黒霊だ。そこに話し合いの余地はなく、そもそもこの黒霊自身に選択の余地があったのかも定かでない。他の黒霊同様、複数の霊刻印を有しているが、機能としているのは『自爆』のみと言えるだろう。


黒霊名:金色の亡者(LV5)

保有霊刻印:『金衣悪食LV7』『擬態・青霊LV6』『再生LV7』『飛行LV6』『水泳LV6』『自爆LV6』『強酸LV7』『耐性・溶解LV7』『耐性・魅了LV5』

 堕落歓楽街に巣を構える金色骸骨の大黒霊。ギラギラと悪目立ちする見た目をしているが、登場と同時に周囲から集まった黒霊達に食べられてしまうと言うトリッキー枠(?)。それもこれも『金衣悪食』が悪い。その後、黒霊達の肉体を繋ぎ合わた姿となり、敵対する探索者に襲い掛かる。レベルによってこの時の姿が変化する仕様で、レベル5は巨大な悪魔を模したものとなった。武器として巨大な棍棒を手に持っているが、それもまた肉体の一部。ダメージに反応して体中の繋ぎ目から強酸をカウンターとして放出し、サイズによってはこれだけで戦場が沈む。保有する霊刻印の数が多いだけあって、やれる事もまた多い。故に如何にして対策するかが重要となる大黒霊だ。ちなみに、倒し方によってその後の形態が変化する模様。ベクトの時は小型化した人魚とハーピィだったが、大型のそれになるパターンもある。しかしどういった形態を経たとしても、最後は金色の骸骨へと至るようだ。

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