表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
507/518

507 次元を遡って私になったんだけど

 再び語り始めたレイチェル。


「今、お話したのは、キャリーのお話。私、レイチェルの話じゃない」


 なるほど。

 これはレイチェルでなければ話せない内容だ。

 ンドペキは、レイチェルが本当にすべてを語るつもりなのだと悟った。


 話すことで、心の荷が軽くなったのか、レイチェルの顔には生気が戻ってきた。

 みずみずしい唇をライチジュースで濡らし、ピザを齧った。

 マリーリも、どこかほっとしたような表情を見せ、ジルが差し出したワインを口に含んだ。



「んーと、ややこしいけど、なんて言うのかな」


 声まで別人のようにレイチェルが話し出す。


「キャリーが次元を遡って私になったんだけど、違う人間というのかな」



 もちろん、キャリーの記憶をそのまま持っている。

 だから、私、詳しいことは分からないけど、この先どうなるか、ある程度は分かっていた。

 たとえば、エーエージーエスに閉じ込められた時、助けてもらえることは分かっていた。東部方面攻撃隊に。

 キャリーの元へ、その情報が上がって来ていたから。



「ずるいでしょ。バードは、あ、ごめんなさい、アヤちゃんは私のことを強いねって言ってくれたけど、そうじゃない。助かることが分かっているから頑張れた」



 こんなこともあった。

 政府の軍が来た時、ロクモンじゃないかと思ってた。

 ロクモンが東部方面攻撃隊に合流した情報が入って来ていたから。

 それなのに、知らん振りしてて、本当にごめんなさい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ