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506 何がいい? ソーダ―水?
「以上が、キャリーの取った行動です」
みんな、ごめんなさい。
レイチェルがそんな言葉で話を締めくくった。
チョットマが立ち上がった。
ンドペキは、不安になった。
まさか、レイチェルをひっぱたくんじゃないだろうな。
慌てて腰を浮かせたが、チョットマはテーブルへ向かう。
「レイチェル、ごめん。気が利かなくて」
グラスを手渡す。
「喉、乾いたでしょ。何がいい? ソーダ―水? アップルシロップ入り。それとも」
「甘いものが」
「じゃ、ライチジュースなんかどう? おなかもすいたでしょ。私、口、つけてないから」
と、アンチョビを散らしたピザを差し出す。
「チョットマ……、ありがとう。あなたには……」
「もう、いいじゃない。というより、こちらこそ、ごめんなさい。レイチェルがそんなに大変な苦労してたこと、全然知らなかった。なのに、反発ばかりして」
レイチェルがチョットマの手を取った。
「私ね。まだもう少し、話がしたい。いいかな」
「うん。聞きたい」




