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508 そんなことまで暴露しなくても
「もう、いいんじゃないか。そんなことまで暴露しなくても」
ンドペキはこれ以上、聞かなくてもいいと思った。
これでは、レイチェルの懺悔はいつ終わるともしれない。
「ううん。ンドペキ、話したい。私のこと、みんな、勘違いしてると思うから。今、ちゃんと話しておきたい。本当の私を分かってもらいたい。そして、少しだけでいい。できることなら、許して欲しいから」
「そうか……」
では、心置きなく話せばいい。
「でも、いちいち、ごめんなさいというのは止めてくれ。だれも、おまえを責める気なんてないんだから」
レイチェルは小さく頷き、再び語り始めた。
「騎士団のこともそう。彼らがどこに潜んでいるか、もちろん知ってたわ。でも、彼らと合同作戦をとることは気が進まなかった」
なぜなら、彼らは私の傍を離れない。私を守ることを最優先する部隊だから。
勢い、私もあそこからの侵攻作戦に参加することになってしまう。
戦闘が怖いんじゃないわ。
ンドペキ達の足手纏いになることが目に見えていたから。
彼らともども。
「ンドペキは、きっと」
「ん?」
「私を……」
「ああ、守ろうとするだろうな」
「ごめんなさい……」
「それを言うなって言っただろ」




