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494 みんなを騙していた
「最初にみんなに謝ります」
本当にごめんなさい。
ンドペキ、許してね。
困らせてばかりで。
チョットマ、本当にごめんなさい。
私、いつも自分勝手で。
マリーリ。
あなただけが頼りだった。今もそう。
ここでもう一度言うわね。
マリーリ、本当にありがとう。
私が今ここで、みんなに囲まれているのは、あなたのおかげ。
大切なことを私に教えてくれた。そして支え続けてくれたあなたのおかげ。
本当に、ありがとう。
娘さんが、ベータディメンジョンで大変な役割を担っているのに、また私の元へ駆けつけてくれた。
感謝の言葉もありません。
レイチェルの話は、やはりそれだけでは終わらなかった。
「みんなを騙していた」
話す気なのか。
「ンドペキは、私は責任感が強すぎっていうけど、仕方ないじゃない」
ホメムだから。
少し前までは、私が何とかしなければ、と思っていました。
この私が、って。
子を産み、ホメムの血筋を繋いでいくことが私の使命だって。
でも、もう違います。
普通の女の子になる。今はそう思っています。
消え入りそうな声でレイチェルが話しだす。
マリーリから聞いたのよ。
アンドロは時間を遡ることができるって。
しかも、適当に年齢を変えながら。
それだ。
その方法しかない。
そう思ったことが、すべての始まり……。




