表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/462

42 ああいう言葉って、現在進行形?

 ここを通るたびに、あの日のことが思い出される。

 嫌がるチョットマをおぶって。


 ふと思うことがある。

 わずか二か月ほどの間に、色々なことがあった。

 ここ数百年間の、もっとも密度の濃い日々だったといえる。


 自分にとって、最大の変化は、人を好きになる、そんな感情を思い出したことではなかったか。


 チョットマとはGFEを守る同じチームだ。

 自分が再生されて合流した時、チョットマに抱きつかれた時の感触はまだ胸に背に残っている。

 今も、出会えば、少し親密感を出して話をする。

 なんとなく照れている自分をもてあましながら。



「なんかさあ、ああいう言葉って、現在進行形とは限らないと思わない?」

 武闘派シルバックがまた言った。

 GFEのチームの最大戦力。隊の準幹部の一人。

 その彼女がこのところ、女性っぽい言葉を使う。


「うん?」

「だってさ、過去のことを言ってるのかもしれないし、未来のことかもしれないなって」

「なるほど」



 二人はゴミ捨て場の橋の中央にまだ佇んでいる。

 いつもと変わらず、下には大量のゴミが傲然と燃え、激しい煙が部屋中に渦巻いている。

「で、君の推理では、どういうことになる?」


「推理? 違うよ。ぜんぜん分からない」

「なんだよ」

「というかさ、考える必要なんてないのかも」

「はあ?」

「本当は、謎掛けなんて面倒くさいことじゃなく、単に意味のない尾ひれが付いているだけなのかもって」


 火というキーワードだけがあって、その他の言葉には意味がないか、あるいは惑わせるだけのものではないか、というのだ。



「つまり、それでどういうことになるんだ?」

 この場所を示しているだけだとしても、進展はない。

 出入り口はもう十分、探したのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ