第257話:ただの家具の組み立てと引っ越しのお手伝い(入居サポート)と、全自動インフラをフル活用した夢の超絶エコ・スマートシティ『日だまり郷』のグランドオープン
第257話:ただの家具の組み立てと引っ越しのお手伝い(入居サポート)と、全自動インフラをフル活用した夢の超絶エコ・スマートシティ『日だまり郷』のグランドオープン(総合ライフサポート企業の引越し・家具配置プロデュース業務)
黄金の城塞『日だまり郷』の朝。そこは、大宇宙の根源たる神仙へと完全覚醒したアルドが、あえて「ただの便利屋」としての日々を選択し固定したことで、もはや何者にも侵し得ぬ絶対的な聖域と化していた。
庭先では、冬の冷たい空気が張り詰めているものの、日だまり郷の中だけは春の陽だまりのような暖かさに包まれている。かつて全宇宙を滅ぼそうと幾度も襲い掛かってきた創造神や天界の神々、そしてすっかり常連の大家さん候補として定着した勇者パーティの面々が、縁側で湯気を立てる極上玄米茶をすすりながら、自らとペットたちに起きているさらなる異常について、今日も顔を見合わせていた。
「……なあ。昨日も言ったが、俺の体がさらに未知の領域に突入しているんだ。昨夜、うっかり愛用の剣を地面に落としてしまったんだが、剣が地面に触れる前に、俺の体から無意識に溢れ出した闘気が剣を包み込み、ただの鋼の剣が『次元を切り裂く神話級の聖剣』に自己進化してしまった。それだけじゃない。俺が着ているただの布の服すらも、俺の魔力と同化して、大魔王のフルコース魔法を無傷で弾き返す『絶対防壁の衣』へと変質しているんだが」
勇者が、己の着ている普段着のシャツを見つめて首を傾げた。彼の肉体は歴戦の傷跡が完全に消え去っているどころか、肌の表面に神話級のオーラが常時コーティングされ、もはや「ダメージ」という概念そのものが彼を避けて通るようになっている。
「ええ。私もですわ。昨日など、少し庭のベンチでうたた寝をしてしまったのですが、私の寝息から漏れ出す過剰な生命力と魔力が空間に還元され、周囲に漂っていた微小な塵やホコリが全て『万能の霊薬の結晶』へと変貌して、キラキラと雪のように降り注いでいましたの。美容液どころか、ただ私がそこに存在し、無意識に呼吸しているだけで、周囲の物質が強制的に神域レベルへと引き上げられ、世界そのものの寿命が無限に等しくなっていくのを感じますわ」
魔女グレイシアもまた、自らの白く透き通るような手を見つめながら驚きと共に頷く。
縁側で丸くなっている神竜ポチと星狼シロに目を向けると、彼らの毛並みはただ艶やかという次元を越え、大宇宙のいかなる物理・魔法法則すらも完全に弾き返す『神話級の絶対防壁』のような神秘の輝きを放ちながら、ただの犬猫のように無防備に腹を見せて寝転がっている。彼らが心地よさそうに自分の尻尾を追いかけてグルグルと回るだけで、周囲の空間の次元の歪みが自動的に修復され、万病を癒す超高濃度のパワースポットと化しているのだ。
その光景を見て、【最高情報・歴史管理責任者(CIO)】の元・大賢者ゾルタンが、縁側に腰掛けながら静かに推測を口にした。
「……おそらく、社長の力が影響しているのだろう。社長は『全知全能の神仙』そのもの。そんな彼が、我々社員や大家の面々、そしてペットの魔物たちと『これからもずっと一緒に、楽しく賑やかに暮らしたい。誰も欠けてほしくない』と無意識に願った結果、我々に社長の『不老不死に近い力』が少しずつ分け与えられ続けているのだ」
「な、なんと……! 我々の体調が異常なまでに絶好調なのも、肉体や身につけている装備までが完全な不老不死の状態へと自動アップデートされ続けているのも、全ては……」
「左様。社長が寂しくならないように、そしてこの平穏な日常が永遠に続くように、世界が我々の体を『不老不死』に近い状態へと書き換えているのだ。老いはなくなり、寿命という概念すら消滅し、細胞の一つ一つが宇宙の真理に直結している。我々が何もしていなくとも戦闘力や体力が日々限界突破していくのは、全て我が黄昏の守護者の最高の手厚い福利厚生というわけさ。……特に今日は、完成した都市への『引っ越しサポート』が控えている。体が絶好調に越したことはない」
ゾルタンの言葉に、一同はアルドの底知れぬ愛と規格外の力に戦慄しながらも、深い安堵と温かい絆を感じて微笑み合った。
そんな穏やかな閑話が交わされる中、日々のメンテナンス業務と家事への情熱を燃やすアルドが、キッチンで腕を振るっていた。そこからは、魂の最深部を震わせるような、甘いバターの香りと、カリッと焼けるベーコンの暴力的なまでの匂いが漂い、城塞の廊下を満たしていく。
「よし! 今日のメインは、大家の神々や勇者パーティのみんなも一緒に食べる、朝から引っ越し作業のスタミナを全開にする『特製・黄金のフレンチトースト〜世界樹のメープルシロップ掛け〜と、幻獣豚の極厚カリカリベーコン添え』だ! まずは、神仙小麦でふっくらと焼き上げた特製食パンを、天界卵と濃厚な神仙牛乳、バニラビーンズをたっぷりと混ぜ合わせた特製アパレイユに一晩じっくりと漬け込む。それを、たっぷりの天界バターを溶かしたフライパンで、表面はカリッと、中はプリンのようにトロトロに焼き上げるんだ! その上から、大精霊の森で採れた最高級の世界樹メープルシロップを滝のようにかける! その横で、脂が限界まで乗った幻獣豚の分厚いベーコンを、自らの脂でカリッカリになるまで焼き上げて添える。甘いトーストと塩気のあるベーコンの無限ループだよ。……熱々のうちに完成だ!」
アルドがエプロン姿で、圧倒的な香ばしさを放つ特大のプレートをダイニングテーブルに運ぶと、不老の話題で盛り上がっていた勇者たちや魔物たちまでもが、その暴力的なまでの食欲をそそる匂いに引き寄せられ、目を輝かせて席に着いた。
この極上モーニング、一口かぶりつけば天界卵とバターの圧倒的なアミノ酸が全身の魔力回路を限界突破させ、幻獣豚の塩気と脂が血中のあらゆる疲労物質や致死の呪いすらも瞬時にデトックスし、不老不死に近づきつつある体にさらなる多幸感と絶対的な活力を湧き上がらせる『究極の超覚醒・至高のスイーツ&ミートブレックファスト』である。
「うむ……! この熱々のフレンチトーストをナイフで切って口に運んだ瞬間に広がる、バターの香りとトロトロの食感のビッグバン! 濃厚なメープルシロップの甘みが脳髄を刺激し、すかさず極厚のカリカリベーコンを齧れば、強烈な塩気と肉汁が口の中の甘さを最高にリセットしてくれる! 美味さのあまり魂が魔界の果てまで吹き飛びそうになる無限の甘塩ループ! 全身の細胞が歓喜の声を上げて底知れぬパワーが湧き上がるこの多幸感、我が最高福利厚生責任者の職務が、王都の超高級ホテルのスイートルームで至福の朝食を貪る大貴族のようにフニャフニャに溶かされそうになるわい!」
サタナスが、フォークとナイフを持つ両手を震わせ、神々と肩を並べて極上の朝食に感涙して咽いでいた。
――そして、至福の朝食が終わり、食後の極上ストレートティーが振る舞われた後。
アルドは、作業着の袖をまくり上げながら、やる気に満ちた満面の笑みでリビングの広間に立つ役員たちと大家の面々を見渡した。
「みんな、昨日までの作業で『日だまりエコ・スマートシティ』の建物や外構は完璧に完成したよね! でも、家の中にはまだベッドもテーブルもないし、今日から世界中から移住してくる人たちのたくさんの荷物を運ばなきゃいけないんだ。今日は『家具の組み立てと引っ越しのお手伝い(グランドオープンと入居サポート)』をやって、誰もがすぐに最高の生活を始められるようにしよう!」
「承知いたしました、社長。我が社の理念の集大成たる『都市開発』……ついに市民の受け入れフェーズに移行します」
【最高財務責任者(CFO)】のアーキヴァルが、優雅に眼鏡を押し上げ、分厚いタブレット端末を操作した。
「事前の入居審査を通過した数百万人の市民が、既に都市のゲート前に集結しております。また、各住戸に配置する最新式の『組み立て式・神仙家具キット』も、物流センターに全量納品済みです。インフラは完全稼働しており、労働ゼロ・ベーシックインカム制度も本日から適用されます」
「その通り! だから今日は、届いた家具をパパッと組み立てて、みんなの重い荷物を新しいお家に運ぶよ! まずは『事象組み立ての神仙六角レンチ』で、説明書を見なくても一瞬でベッドやソファをガチッ!と完璧に組み上げる。そして、山のような引っ越しのダンボールは『因果運搬の神仙台車(手押し車)』に乗せて、スイスイッ!と絶対に荷物を崩さずに運ぶんだ。みんなが今日からすぐにお風呂に入って、ふかふかのベッドで眠れるように、全部の家を完璧にセッティングしちゃおう! よーし、僕たちの『総合ライフサポート(引越し・家具配置部門)』の出番だ!」
アルドが立ち上がると、役員たちも一斉に凄まじい気合い(殺意に似た作業意欲)に満ちた表情で立ち上がった。
【最高開発・解体執行責任者(CDO)】レイヴンの役割
「社長。引っ越しで大量に出る不要なダンボール箱や、梱包材の解体・粉砕は、この俺にお任せを。邪魔なゴミは専用のカッター(神具の斧)で一つ残さず切り刻み、完璧な『開梱とゴミ出し処理』をしてご覧に入れましょう」
レイヴンが、神具の斧を大型の段ボールカッターのように構えて不敵に笑う。
【環境浄化・概念調律最高責任者(CEO)】エルミナの役割
「ええ。引っ越し作業で舞い上がるホコリや、外から持ち込まれる不浄な空気は、私が特製の極大聖光空気清浄魔法で一瞬にして概念ごと中和し、新居の空気を常に森林浴レベルの快適さに保って差し上げますわ」
エルミナが、美しく銀髪を揺らしながら頷く。
【絶対防壁・空間隔離最高責任者(CSO)】シノンの役割
「……作業中、運んでいる家具が壁や床にぶつかって傷がつかないよう、完璧な防振・防傷のクッション結界(マスカー養生)を展開する。そして、入居者以外の不審者が紛れ込まないよう、ゲートのセキュリティを最終チェックする」
シノンが短剣を弄びながら冷たく宣言する。
「うんうん、みんな本当に頼もしいな! 引っ越し作業は重いものを運ぶし、腰を痛めやすいから、しっかり養生をして安全第一で作業しようね!」
アルドは満足げに頷き、自身の作業着(いかなる重量も負担ゼロにする特製引越し作業用・完全サポートベルトと滑り止め軍手)に着替え、手には「事象組み立ての神仙六角レンチ」と、巨大な「因果運搬の神仙台車」を握りしめた。
「よーし! それじゃあ僕は、この『引越し・組み立てメンテナンス道具一式』を持っていくよ! みんなの夢の町での新生活を最高にスタートさせるために、絶対に壊れない家具とスピーディーな運搬を『お手伝い』してこよう!」
こうして、総合ライフサポート企業『黄昏の守護者』の社員一同は、引越しサポート仕様に改造された魔導サービスカーに乗り込み、ついにグランドオープンを迎える巨大な都市群へと向けて出勤したのである。
***
完成した『日だまりエコ・スマートシティ』のメインゲート。
そこには、世界中から集まった数百万人の移住希望者たちが、山のような荷物を抱えて長蛇の列を作っていた。彼らは、労働ゼロ、犯罪ゼロ、完全無料のインフラという夢のような条件に半信半疑でありながらも、目の前に広がる美しく輝く未来都市の威容に圧倒されていた。
「さあ、社長。まずはこの大量の荷物の開梱と、不要な段ボールの処分は俺にお任せを。完璧な『ゴミ出しと下準備』をしてご覧に入れましょう」
CDOのレイヴンが神具の斧を構え、住民たちの荷物の山に向かって旋風のごとく突っ込む。
「超絶開梱・段ボール完全解体・資源回収斬ィィィッ!!」
放たれた一撃は、荷物の中身を一切傷つけることなく「ガムテープの因果の隙間」だけを完璧に見切り、まるで魔法のように箱を開け、シャリィィィン!と見事な手際で不要な段ボールや梱包材だけを瞬時に粉砕・圧縮し、資源回収エリアへと転送してしまった。
「完璧な開梱作業ですわ、レイヴンさん。では、私は新居に持ち込まれるホコリやチリを完全に浄化し、心地よい新生活の空気を提供いたしますわ」
CEOのエルミナが白銀の杖を天に掲げると、大宇宙の理を内包した『極大聖光空気清浄魔法』が光の粒子となって街全体と各住戸に降り注ぎ、引っ越し特有のホコリっぽさを完全に消し去り、清涼な風へと変えていく。
「よし、みんなのおかげで下準備は完璧だね! あとは、僕が図面に合わせて『因果運搬の神仙台車』で重い荷物をスイスイ運んで、『事象組み立ての神仙六角レンチ』で家具をガチッ!と組み立てていくよ!」
アルドは、特製『神仙台車』を引き寄せ、滑り止め軍手をはめ直して荷物の山へと飛び出した。
――当然ながら、その素材と効率は常軌を逸している。神仙台車は大宇宙のいかなる質量や重力をも完全に無視して小指一本で押せる絶対事象運搬ツールであり、神仙六角レンチは複雑怪奇な組み立て家具の設計図を完全に無視し、ネジ穴に当てるだけで最も強固な完全体へと一瞬で組み上げる『究極の持続可能DIYツール』である。
「まずは、この大きなタンスやベッドの部品を新しいお家に運ぶよ!」
アルドが神仙台車に、通常の馬車十台分にもなる荷物をヒョイヒョイと積み上げる。物理法則を完全に無視したタワーのような荷物を乗せた台車を、アルドは「スイスイッ!」と軽快なステップで押し、各住戸へと正確に届けていく。階段があろうと段差があろうと、台車は重力制御によって宙を浮くように滑らかに進み、シノンの防傷結界のおかげで壁に傷一つつかない。
「荷物が届いたら、次は家具の組み立てだね! 説明書なんて読まなくても大丈夫!」
アルドは『事象組み立ての神仙六角レンチ』を取り出し、バラバラの木材とネジの山に向けて「シャキィィン、ガチガチッ!!」とレンチを回転させる。すると、部品たちが自らの意志を持ったかのように空中に浮き上がり、神仙の因果律に従って一瞬にして完璧な最高級ベッドや、絶対にグラつかないダイニングテーブルへと姿を変えていく。
「うわぁ、凄い! 超巨大物流センターの自動配送システムもバッチリ動いてるし、大江戸温泉風スーパー銭湯にはもうお湯が張られてる! 新しい住民の人たちも、早速お風呂に入ったり、ふかふかのソファでくつろいだりしてるね!」
アルドがレンチと台車を振るうたびに、空っぽだった家々は温かな生活感に満ちた完璧な居住空間へと変わり、街のあちこちから人々の歓声と笑い声が湧き上がっていく。
労働を免除され、無限の資源を享受する市民たちは、初日からカフェで語り合い、温泉で疲れを癒し、趣味に没頭し始めていた。
その作業スピードと手厚いサポートは、もはや神話の救済者すら裸足で逃げ出すレベルであった。
アルドが台車を押し、レンチを回すたびに、数百万人規模の引っ越しと家具の組み立てが、わずか数時間のうちに完了していく。
かつて世界を脅かした魔の森の跡地に作られた都市は、アルドの「ただの引っ越しのお手伝い(DIY)」によって、完全に生きた理想郷へと起動した。
誰もが笑顔で暮らし、労働の苦しみも犯罪の恐怖も存在しない、美しき超絶エコ・スマートシティ『日だまり郷』が、ついに本格的なグランドオープンを果たしたのである。
「よしよし! 荷物も全部運べたし、家具もバッチリ組み立て終わったぞ! これで、みんな今日から最高に便利で快適な生活がスタートできるね。僕の神仙の力も、こうやってみんなの新しい暮らしをサポートするために使えば、凄く素敵なことだよね!」
アルドが神仙六角レンチを腰袋に収めて額の汗を拭うと、街を包み込む柔らかな日差しが降り注ぎ、眼下には美しく活気に満ちた奇跡の巨大な街並みが広がっていた。
その光景を見て、新役職のメンバーたちは、誇らしげに胸を張った。
「見事な現場指揮と『入居サポート』でした、社長。我が社がプロデュースしたこの都市は、本日をもって正式に稼働を開始いたしました。ベーシックインカムの支給および、全自動インフラの巡回監視も正常です」
CFOのアーキヴァルが、うやうやしく一礼し、分厚い完了報告書を胸に抱く。背後では、引っ越し作業を見学していた勇者パーティが「俺たちが昔、国中を歩き回って魔王を倒した結果より、この便利屋が数日で作り上げた都市のほうが、よっぽど世界を平和にしちまってる……」とドン引きしながらも拍手喝采を送っている。
「これからは、住民がゴミを出そうが、社長の作業前に俺が全部『不要な廃棄物ごと斧で粉砕』して適度にリサイクルしてやりますよ」
CDOのレイヴンが頼もしく笑う。
アルドは、彼らの頼もしい姿を見て、心の底から嬉しそうに笑い返した。
***
日だまり郷の黄金の城塞。
静寂に包まれた書斎のデスクで、【最高情報・歴史管理責任者(CIO)兼・神仙社史編纂室長】の元・大賢者ゾルタンは、羽ペンをインク壺に浸し、新たな正史のページに極めて簡素な文字を刻み込んでいた。
『〇月×日。都市グランドオープン。引越しサポートおよび家具組み立て完了。全市民の入居完了。異常なし。』
ゾルタンはもはや数秒で記録を終えた。数百万人規模の民族大移動と都市機能の完全稼働という、歴史に刻まれるべき偉業が達成されようとも、社長の前では「台車で荷物を運んで六角レンチで家具を作った」という、便利屋のスケジュールが一つ消化された程度の意味しか持たない。大宇宙を揺るがす偉業など、黄昏の守護者の前では永遠に日常の引越し・生活サポート業務として処理されているのである。
ゾルタンが深い満足感と共にペンを置き、都市の稼働が完璧に始まった事実に安堵のため息をついたその時。ドアの向こうから「みんな、引っ越しのお手伝いお疲れ様! 今日の3時のおやつは、作業のあとに甘さが染み渡る『特製・大精霊のフルーツたっぷり特大クレープ〜星屑のチョコソース掛け〜』だよー!」というアルドの無邪気な声が聞こえてきた。
ゾルタンは「全知全能の神が焼くクレープは、ことのほか生地のもちもち感とフルーツの酸味が、不老不死に近づいた五臓六腑に染み渡ろう」とぼやきながらも、この上ない幸福な笑みを浮かべて立ち上がった。
最強の便利屋の「ただの家具の組み立てと引っ越しのお手伝い」は、世界中のインフラをフル活用した夢の都市に生命を吹き込み、真の理想郷を完成させた。
神仙の力を自覚し、新役職で完全体となったクラン『黄昏の守護者』は、これより正式に世界最高の都市運営・生活サポート事業をスタートさせ、いかなる邪悪も入り込めない究極の平穏なる企業伝説の新たな1ページを、分厚い社史のページに深く刻み込んだのであった。
ここまでお読みいただきありがとうございます!少しでも面白いと感じたら、画面下から【ブックマーク】と【☆☆☆☆☆】の評価をいただけると、執筆の大きなモチベーションになります!尚、現在新作 追放された絆紋使いの穏やかな冒険譚〜辺境の街ではぐれ者たちと最強の居場所を作ります〜
https://ncode.syosetu.com/n5506ma/




