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配下からの信頼が重すぎる  作者: きなこもち
第2章 『聖冠連邦は黄昏を拒む』

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33/41

「勇者と黒騎士」

 


 翌朝の北方は、ひどく静かだった。


 雪は降っていない。

 風も弱い。

 曇天は低く垂れ込めたまま、空と大地の境目を曖昧にしている。

 こういう日は遠くが見えにくい。見えにくいくせに、何かが見えてしまった時だけ妙にはっきりする。


 ルークスはそういう朝が嫌いだった。


 帝国の斥候として長く北を見てきたが、静かすぎる日はたいていろくなことにならない。

 荒れている方がまだいい。吹雪や強風は、人にも魔にも平等に面倒だからだ。

 だが静けさは違う。静かな時だけ動くものがある。


 雪の上を歩く音。

 革紐のきしみ。

 吐く息の白さ。

 そういう小さなものばかりが耳につく朝は、決まって“大きい何か”が黙って近い。


 拠点の外で、連邦巡察隊と帝国側の案内役たちが合流していた。


 白い外套。

 聖騎士の甲冑。

 記録官の結晶板。

 監察官の冷えた視線。

 その中に、リュミエラの静かな白と、アシュレイの生々しい強さが並んでいる。


 昨日より、全員の顔つきが少しだけ変わっていた。

 初日はまだ“見る側”の顔だった。

 今日は違う。

 見たものが内側へ残ってしまった者の顔だ。


「今日は、昨日より浅く行く」


 境界線へ向かう前に、ルークスは連邦側へそう告げた。


 白い巡察隊の面々は、それぞれに違う顔をしている。

 記録官は緊張している。昨夜の結晶板の変質が頭から離れていないのだろう。

 監察官は何かを決めてきた顔だ。

 落ち着いているように見えて、その実、昨日の曖昧さを今日こそ“意味ある異常”へ押し込みたい意図が透けている。

 聖騎士たちは慎重だが、まだ“正しさ”を失ってはいない。彼らは秩序の剣であって、まだ誰かの焦りの刃ではない。

 そしてリュミエラとアシュレイは、やはり他とは少し違っていた。


 怖れている。

 だが、先に意味を置いて楽になろうとはしていない。

 そこが他と違う。


「昨日の位置より手前で止まる」


 ルークスが続ける。


「今日は監視と、地形の反応確認だけだ。余計な祈祷も、余計な押しもするな」


 その言葉に、監察官の一人がすぐ反応した。


「押し、とは」


 ルークスは面倒そうに眉を寄せる。


「自覚がないならなお悪いな」


 監察官は口を閉じた。

 その代わり、目だけがわずかに冷たくなる。


 アシュレイはそれを横目で見て、やはり嫌な予感が当たっているなと思った。

 この手の目は、表で逆らわず、後で理屈を積む。

 真正面から来る敵より、こういう“正しさの抜け道”を探す視線の方がよほど面倒だ。


 リュミエラは表情を変えないまま、胸元の聖印へ一瞬だけ指を触れた。

 祈るためというより、自分を整えるための仕草に見えた。

 彼女もまた、監察官の中に生まれ始めている別の温度を感じているのだろう。


「行くぞ」


 ルークスの一声で、一行は昨日と同じ雪原へ足を向けた。


 ---


 境界線へ近づくほど、音は減る。


 これは風のせいでも雪のせいでもない。

 ただ、人が勝手に口数を減らすのだ。

 見えないものが近い時、人は本能で少し黙る。


 雪は薄く踏みしめられ、足跡は昨日のものがまだ浅く残っていた。

 遠くには半ば埋もれた黒い塔の輪郭。谷の線。霧。白と灰と黒しかない景色。


 昨日、祈祷旗が倒れた位置までは行かない。

 その手前で止まる。

 ルークスの言葉通り、一行は昨日よりも一段浅い場所で立ち止まった。


「ここから先は、見るだけだ」


 ルークスが言う。


「帝国側もそれで構わぬ」


 帝国兵たちは短く応じる。

 連邦側はそれぞれに動く。

 記録官が結晶板を開き、聖騎士たちが周囲の警戒へ散る。

 リュミエラは静かに空気を確かめ、アシュレイは雪原の奥をじっと見ている。


 監察官の一人が、祈祷具の確認を名目に脇の補助修道士へ近づいた。

 小さな銀の器具だった。携帯用の聖印増幅具。普通は祈りの質を整えるためのもので、監視時に大きな作用は持たない。


 …はずだった。


 アシュレイはその男の指先を見て、ほんのわずかに眉を寄せた。


 動きが丁寧すぎる。

 確認ではなく、調整の手つきだ。

 器具を確かめる者の手ではない。

 “少しだけ条件を押す”人間の手だ。


「何をしてる」


 声をかけると、監察官は平静を崩さず振り向いた。


「祈祷具の整合です、勇者殿」


「この位置で、か?」


「だからこそ、です」


 答え方が滑らかだ。

 だが、その滑らかさが逆に怪しい。


 ルークスも異変に気づいたらしく、視線を向ける。


「やめろ」


 低い声だった。


「まだ何もしていないと申し上げたいところですが」


 監察官は穏やかに言う。


「聖印の応答を見るには、最低限の基準出力が必要です。昨日のような“感じた”だけでは、記録として弱い」


 リュミエラが一歩前へ出た。


「やめてください」


 柔らかいが、はっきりした声音だった。


「いま必要なのは、押すことではありません」


「聖女様」


 監察官は一礼の形だけ取る。


「押すのではなく、境界線を整えるだけです」


「その言い方を嫌っているのです」


 珍しく、リュミエラの言葉は少し硬かった。


 その時点で、アシュレイは悟っていた。

 もう遅い。

 この場はすでに“何が見えるか”ではなく、“誰が先に境界へ自分の理屈を差し込むか”の危ういところまで来ている。


 監察官がさらに何かを言い返しかけた、その時だった。


 空気が変わった。


 風ではない。

 魔力の奔流でもない。

 ただ、雪原の奥にあった“何もないはずの静けさ”が、一段深く沈んだ。


 全員の視線が前を向く。


 霧の向こう。

 黒い塔より少し手前。

 白い雪原のただ中に、黒い一点が立っていた。


 人影だと分かるまでに一拍かかる。

 それほど景色に対して異質だった。


 黒い甲冑。

 鴉翼を思わせる肩当て。

 長身。

 兜の奥は暗く、顔は見えない。

 だが立ち姿だけで分かる。あれはただ立っているのではない。

 そこに立つことで、雪原そのものを“ここまでだ”と言わせている。


 ガルドだった。


 連邦側の空気が一斉に強張る。

 聖騎士たちの手が剣の柄に触れかけ、記録官の息が止まり、監察官の表情から初めて余裕が消える。

 補助修道士の一人など、思わず半歩下がりかけていた。


 帝国側は違う。

 緊張はした。

 だが驚いてはいない。

 この“場の密度が変わる感覚”を、彼らはもう知っている。


 アシュレイだけが、一歩も引かなかった。


「…来たか」


 小さく呟く。


 嫌な予感はしていた。

 だが実際に目の前へ立たれると、その“嫌”の質が全然違う。


 圧倒的だ。

 強い、というより重い。

 ただの武人ではない。王の意志を背負って立つ武だと、見るだけで分かる。


 ルークスが低く唸るように言う。


「連邦の連中、よく見とけ。これが北の門番だ」


 あまり自慢げに言うな、とは誰も言えなかった。

 実際、そうとしか呼びようがないからだ。


 ガルドは何も言わない。

 動きもしない。

 だが、こちらが動けばそれに応じるという気配だけは明確だった。


 監察官の一人が、小さく息を整えてから声を張った。


「我らは聖冠連邦アルディウスの正当なる巡察――」


「黙れ」


 ルークスが先に切った。


 だが、本当に場を切ったのはその後だった。


 ガルドが、ゆっくりと一歩だけ前へ出たのだ。


 たった一歩。


 それだけで、雪原全体の密度が変わったように感じた。

 監察官の喉が止まる。

 聖騎士たちの指先がさらに強く剣へかかる。

 リュミエラは小さく息を呑み、アシュレイは逆に少しだけ目を細めた。


 この騎士は、言葉を切るために動いた。


 そう分かったからだ。


 ガルドの声は低く、重かった。


「そこまでだ」


 ただそれだけ。


 説明もない。

 威嚇の言葉もない。

 だが、その一言だけで十分だった。


 この先へ進むことが、単なる前進ではなくなる。

 理屈ではなく、場そのものがそう理解させられる。

 それが、この黒騎士の立ち方だった。


 アシュレイは一歩だけ前へ出る。

 ルークスが何か言う前に、彼は口を開いた。


「アシュレイだ」


 名乗る。


 ここでそれをするべきだと分かったからだ。

 ただの巡察の一員ではなく、この場で自分が受けるべき重みを受けるために。


「お前は…何者だ?」


 数拍の沈黙。


 それから黒騎士が答えた。


「黒翼庭、第二席。《屍山の黒騎士》ガルド・ヴァルカン」


 連邦側に小さなどよめきが走る。

 第二席。

 帝国の報告にあった名が、いま目の前で現実になった。


 アシュレイはその名を胸の内で反芻する。


 ガルド・ヴァルカン。


 やはり、名を持つ。

 ただの怪物ではなく、王の配下として立っている。


「お前はここを守っているのか」


 アシュレイは率直に問うた。


 この場で遠回しな言葉は不要だと思った。

 ここで濁せば、むしろ場が悪くなる。

 そういう確信があった。


 ガルドは一拍だけ置いて答える。


「陛下の庭を」


 短い。

 だが、それで十分だった。


 陛下。

 庭。

 この二語だけで、連邦側の監察官がさらに顔を強張らせる。

 人の言葉で秩序を持つ敵。それは彼らにとって、ただの穢れよりずっと厄介だ。


 アシュレイは続ける。


「なら、あの奥に王がいるのか?」


 確認というより、半ば確信の形だった。


 ガルドの兜は動かない。

 だが、声は揺れない。


「見えているなら、それで十分だ」


 その返答に、アシュレイの背筋へ小さく何かが走る。


 強い。

 しかも、自分が何を言っているのか理解した上で言っている。

 王を隠したいわけではない。

 だが簡単に近づけるつもりもない。


「勇者殿」


 後ろで監察官が低く呼ぶ。


「言葉に応じる必要は」


「黙っててくれ」


 アシュレイは振り返らずに言った。


 今ここで横から教義や理屈を差し込まれると、場そのものが壊れる。そういう予感があった。


 監察官は黙ったが、不満は隠せていない。


 リュミエラはそのやり取りを見ながら、胸の奥の冷たさがさらに濃くなるのを感じていた。


 黒騎士は邪悪に見えないわけではない。

 むしろ十分に恐ろしい。

 近寄れば死ぬと本能が告げる種類の危険さを、まったく隠していない。


 なのに、その恐ろしさが“穢れ”ではなく“秩序”の形をしている。

 この場で誰を通し、誰を止め、何を越えたとみなすか。

 その選別の感覚が、あまりにも明確すぎる。


 それがたまらなく厄介だった。


「あなたがたには」


 リュミエラが静かに呼ぶ。


 ガルドの気配が、わずかにこちらへ向いた。


「ここは、まだ話合いの余地がある場所なのでしょうか」


 自分でも大胆な問いだと思った。

 だが聞かずにはいられなかった。


 ガルドはすぐには答えない。

 その沈黙が、妙に長く感じられる。


 やがて返ってきた声は、やはり低く重い。


「踏み違えぬ限りは」


 たったそれだけ。

 だが、それが神敵の返答にはどうしても聞こえない。


 アシュレイも同じ感想を持ったらしい。

 ほんの一瞬、口元が動く。笑ったのではない。

 ただ、“やっぱりそうか”と内心で噛み締めたような動きだった。


 その時、背後の監察官が一歩前へ出た。


「踏み違える、とは何を以て」


 やめろ、とアシュレイは思った。

 リュミエラも同時に息を止める。


 その問いは教義の側では自然なのだろう。

 境界を言葉で定義したがる連邦らしい問いだ。

 だがこの場でそれをやるのは、間違っている。


 案の定、ガルドの周囲の空気が少しだけ沈んだ。


「貴様らが決めることではない」


 黒騎士の返答は短い。

 そして、その短さこそが重かった。


 監察官の顔色が変わる。

 反論しかけた、その瞬間。


 アシュレイが一歩前へ出て、剣の柄に手を置いた。


 抜くためではない。

 ただ、ここで場を支えるために必要だった。


「そこまでだ」


 今度は勇者が言う番だった。


 監察官が目を見開く。


「勇者殿?」


「いまは、まずい」


 アシュレイは前を見たまま言う。


「分からないなら、なおさら」


 ガルドはその姿を見ていた。

 兜の奥の視線は見えない。

 だが、確かに見られている。


 そしてアシュレイは理解する。

 この騎士は、いまの動きで自分を測った。

 周囲の言葉に流されず、場を止めたことを含めて。


「勇者」


 ガルドが初めてそう呼んだ。


「軽くはないな」


 低い一言だった。


 アシュレイは剣の柄へ置いた手をゆっくり離す。


「そっちもな」


 それが精一杯の返答だった。


 数拍の沈黙。

 雪原の上で、白と黒が向き合う。

 剣は抜かれていない。

 だが、これ以上一歩でもずれればたぶん抜かれる。そんな張り詰めた均衡がそこにはあった。


 リュミエラはその中で、ひどく静かな確信を得ていた。


 黒翼庭は、少なくともこの場においては、無差別の邪悪ではない。

 越えたかどうか、踏み違えたかどうか、それを見ている。

 それは神敵か否かというより、王の庭を守る者の振る舞いだった。


 けれど、それをそのまま口にすれば連邦の中ではさらに危うい言葉になる。


 だから今は何も言わない。


 ガルドが最後に一度だけ、雪原の奥を背にしたまま告げる。


「今日は、ここまでだ」


 命令ではない。

 だが、拒めるような声音でもなかった。


 ルークスが短く息を吐く。


「戻るぞ」


 帝国兵たちはすぐに従う。

 連邦側も、さすがにここで異論は挟まない。

 いや、挟めない。


 アシュレイは最後にもう一度だけガルドを見た。

 黒い甲冑は動かない。

 ただそこに立っているだけなのに、雪原の中心がそこへ置かれているように見える。


 王の剣。


 そうとしか言いようがなかった。


 ---


 戻り道、誰もしばらく口を開かなかった。


 先に沈黙を破ったのはアシュレイだった。


「…リュミエラ様」


「はい」


「やっぱり、違いますね」


 何がとは言わない。

 だが、十分に通じた。


「ええ」


 リュミエラも静かに頷く。


「ただの神敵なら、ああは立ちません」


 その答えに、アシュレイは小さく息を吐いた。

 やはり同じだ。

 怖い。

 危険でもある。

 なのに、“だから神敵だ”で終わらない。


 ルークスがその会話を横で聞きながら言う。


「帝国も、最初はそうだった」


 率直な言い方だった。


「で、見続けたらもっと面倒になったと」


「正直で助かります」


 アシュレイが苦笑すると、ルークスも少しだけ口元を歪める。


「お前も嫌いじゃない」


 それだけで、帝国側と勇者の間に少しだけ信頼が生まれたのが分かった。


 だが、その後ろを歩く監察官たちは違う。


 彼らの顔には、先ほどのやり取りでむしろ別の確信が強まった気配がある。


 言葉を持つ。

 秩序を持つ。

 だからこそ危険だ。


 そういう方向へ。


 ---


 その夜、異端審問局付き監察官たちの小部屋には、ひそやかな緊張があった。


「見ましたね」


「ああ」


「聖女も勇者も、完全に“違う”側へ寄った」


「だからこそ、次です」


 年長の監察官が静かに言う。


「これ以上、あれを“神敵と断じきれぬ”として放置すれば、連邦内部の判断も鈍る」


「では」


「次は、境界への聖印反応をもう一段押す」


 小さな沈黙。


「それは、少々」


「法王の裁可を越えぬ範囲で、だ」


 またその言い方だった。


 越えなければ何をしてもよい、とは言っていない。

 だが、彼らはそういう含みを自分たちに与えている。


「勇者が止めれば」


「止める前に記録を取る」


「聖女が反対すれば」


「反対する理由ごと材料にする」


 冷たい会話だった。


 正しさの名で、少しずつ他人の逃げ場を削っていく。

 連邦の怖さは、こういうところにある。


 ---


 黒翼庭では、その密談もまた拾われていた。


 セラフィナは水鏡の揺れを見つめながら、静かに微笑む。


「ええ」


 優しい声だった。


「やはり、押すのは向こうですね」


 彼女にとって理想的な流れだった。

 聖女と勇者がなお慎重であるほど、異端審問は焦れる。

 焦れた者は、やがて自分から線を踏む。


「陛下へ」


 影鴉衆が問う。


「もちろん」


 セラフィナは頷く。


「連邦は、もうすぐ最初の踏み違えをします」


 その言葉に迷いはなかった。


 ---


 夜更け、クロウはその報告を受けていた。


 ガルドと勇者アシュレイは、剣を抜かずに向き合った。

 リュミエラはなお神敵と呼ばなかった。

 監察官たちは逆に押しへ傾いている。


 情報だけ見れば、盤面ははっきりしている。


 連邦内部の割れ目は深まっている。

 次に動くのは、おそらく慎重派ではない。

 異端審問側の何かだ。


「…そうか」


 小さく呟く。


 ヴェルミリアが横で静かに問う。


「どう返されますか」


 クロウは少しだけ考えた。


 まだ、こちらから刃を見せる段ではない。

 だが、押してきたなら何も返さないわけにもいかない。


「踏ませる」


 ぽつりと言う。


 自分でも少し危ない言い方だと思った。

 だが本音だった。


「ただし、踏んだのが誰かは残せ」


 ヴェルミリアの瞳が細くなる。


「連邦そのものではなく、異端審問側の独断として」


「そうだ」


 そこを間違えると、リュミエラやアシュレイまで一緒に切ることになる。

 今はまだ、それは違う。


 ヴェルミリアは深く一礼した。


「承知いたしました」


 やはり一瞬で翻訳される。

 助かる。

 怖い。

 毎回その両方だ。


「セラフィナには、“押すなら押した方が悪いような形”で整えろと伝えろ」


 また少しだけ物騒なことを言ってしまった気がする。

 だが今回は、かなり意図して言ってしまった。


「御意」


 そう答えたヴェルミリアの声がいやに静かに響いた。



最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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引き続きよろしくお願いいたします。

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