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「さて、この部屋が最後か」
そういって、Navy SEALs隊長こと、ルーカス・ネルソンは、船長を捕まえた後から船長室を探索していた。そして今、やたらと厳重な最期の扉の前に立っていた。
「しかし、スゲー扉だな」
そういいながら、扉を開けようとする。だが押しても、引いてもびくともしない。
「・・・だめだこりゃ、壊すしかないな」
そういいつつ、愛銃のM16A1を発砲した。
ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ
5発目の弾が命中して鍵穴が、壊れた。
油断することなく、銃を構えて中に入った。
「これは、すごいな」
中には、船長のコレクションだろうか、金や銀、宝石などが大量に鎮座していた。
「どんだけ、あるんだ。・・・あれは?」
部屋の奥に、もう一つ半開きの扉があった。警戒しつつ、ゆっくりと音をたてないように、扉をあけた。
「まじかよ・・・これはひどい」
そこには鉄格子の牢があった。中には、原型を留めてない死体があった。ルーカスは悪態をつきながら、奥に進んでいった。
「た、助けて」
そんな小さな、声が聞こえてルーカスは、慌てて鉄格子に飛びついた。
「っせ、生存者!!大丈夫か君!!」
鉄格子の中にいたのは、15,6歳ぐらいの、少女だった。
「すぐ出してあげるからな!」
そういうと、腰からSFP9を抜いて鍵穴を撃った。
パンッ パンッ
鍵穴を、壊すと急いで中に入り、少女を抱き寄せた。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫よ・・・でもまだ、中に生きている子達が!」
と、弱弱しい声でルーカスに、そういった。
「なにっ!!本当か!?」
そういうとすぐに、奥に入って生きている子供を、集めだした。
「・・・結構いたな」
ほどなくして、7人の少女が集まった。そのうち半分ほどは、明らかに人間にはない赤い目や獣耳などがついていた。動けないという子供一人だけで、その少女は気絶していた。
さすがに、この人数はSH-60Kには乗らないので、ヘリを派遣してもらうため、無線に声をかけた。
「こちらスクード01応答せよ」
《こちら”いぶき”どうした》
「船長室の一角で、拘束されていた民間人の少女たちを発見した。応援を頼む」
《ほ、本当かそれは!・・・分かったすぐに甲板に、オスプレイを向かわせる》
「了解した・・・さあ俺の仲間が、助けに来てくれるから、甲板に出よう」
そういうと、うれしそうな声が聞こえた。やがて落ち着いてくると、無線から声が聞こえたのが、気になったようで、一人の少女がこう訊いた。
「あ、あのそれは?」
「ん、ああこれは無線って言って、遠くの人と話ができるんだよ」
「???」
「まあ、今は早く甲板に出て、俺の仲間に回収してもらおう」
そういいつつ、歩いていると、どこに連れていかれるのか不安になったのか、こう聞いてきた。
「あ、あの・・・これからどこに?」
「とりあえずは、本土の病院に入院だろうな」
「ほ、本土?」
「ああ、俺らの国だ」
「???・・・あなたは、いったい何者なんですか?」
と不思議そうに、俺に聞いた。まだ自己紹介してなっかたことを、思い出し慌ててこういった。
「ああまだ自己紹介してなかったな・・・俺の名前はルーカス・ネルソン[ヴェルト帝国]より少佐を拝命している、帝国海軍特殊戦コマンドのNavy SEALsの隊長だ。短い間だが、よろしく頼む」
そういうと、少し不思議そうな顔をしながらもついてきた。
甲板に出ると、もうすでにNavy SEALsのメンバーたちが、集まり始めていた。いち早くきずいた副長のイリーナ大尉が、驚いたように話しかけてきた。
「そ、その隊長この子供たちは、どうしたんですか?」
そう不思議そうに聞く、副長に説明しようとすると、どこからか、わざとらしい驚いた声がした。
「隊長まさか!誘拐でもしてきたんですか!?」
これを、真に受けた副長が、悲鳴のような声を上げた。
「そ、そうなんですか隊長!」
「はーあのな大尉、そんなわけないだろ。冗談に決まってるじゃないか」
ため息まじりにそういうと、恥ずかしそうに、顔を赤くし俯き小さな声でこういった。
「申し明けありません・・・ではどこで?」
恥ずかしさに、耐えれなくなったのだろう、露骨に話を逸らすが、まあいいと思いつつこたえた。
「船長室の一番奥だよ。そっちは、何かあったか?」
「ええ、航路図や地図、本などがありました・・・リストにまとめましょうか?」
さっきと、打って変わって手早く、報告する副長。
「そうだな頼む。・・そうだまだ宝石やら金貨やらが、たくさんあったから、何人か送っといとくれ」
「了解しました・・隊長は?」
「俺は、こいつらについていって、本土の病院だ」
俺がそういうと、あちこちで声が、上がった。
「うわーいいなー」「ずるいです」
「ちゃんと報告もするんだぞ。何なら、お前らが報告するか?」
「いいですよー、別に誰に報告するんですか?」
などと言う、部下に現実をわからせるためにあえてこういった。
「我らが総統閣下と、親衛隊の隊長だ」
そういった瞬間、部下たちが全員そろってこういった。
「「「「船長室の奥ですね。了解しました!!」」」」
そう言うと、我先にと駆け出した、見事なほどの、手のひら返しだった。部下達は報告する人の前者を聞いてしり込みし、後者を聞いて絶対行かないと心に決めたようだ。
「はー、お前らなー・・」
などと言っているうちに、オスプレイがやって来た。
「な、何ですか!あれは!?」
と少女たちは、初めて見るオスプレイに、怯えたような声を出した。
「大丈夫、あれは俺の仲間だ」
そう言っていると、オスプレイから無線連絡が入った。
《こちら”オオトリ”聞こえるかスクード01どうぞ》
「こちらスクード01、感度良好どうぞ」
《”オオトリ”了解。そのお嬢さん達を、早く乗せてくれ》
オスプレイは降下して、乗れるように後部ハッチを開けた。
「さ、あれに乗って本土の病院に行くから、乗ってくれ」
少女たちは、怯えながらも入っていった。
「”オオトリ”全員乗った出してくれ」
「了解、”いずも”に向かう」
機長がそういうと、オスプレイの速度が上がった。最初は驚いたりはしゃいだりしていた少女達だったが、次第に疲れていたのだろう、全員眠ってしまった。
読んで頂きありがとうございます。
使って、欲しい武器などがあればどんどん言ってください。
ご意見、ご感想お待ちしております。
次回から、主人公も出てくるはず・・・多分。




