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Magic or Science  作者: クロノス
第一章
5/6

5

「さて、この部屋が最後か」


そういって、Navy SEALs隊長こと、ルーカス・ネルソンは、船長を捕まえた後から船長室を探索していた。そして今、やたらと厳重な最期の扉の前に立っていた。


「しかし、スゲー扉だな」


そういいながら、扉を開けようとする。だが押しても、引いてもびくともしない。


「・・・だめだこりゃ、壊すしかないな」


そういいつつ、愛銃のM16A1を発砲した。


ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ ドンッ 


5発目の弾が命中して鍵穴が、壊れた。


油断することなく、銃を構えて中に入った。


「これは、すごいな」


中には、船長のコレクションだろうか、金や銀、宝石などが大量に鎮座していた。


「どんだけ、あるんだ。・・・あれは?」


部屋の奥に、もう一つ半開きの扉があった。警戒しつつ、ゆっくりと音をたてないように、扉をあけた。


「まじかよ・・・これはひどい」


そこには鉄格子の牢があった。中には、原型を留めてない死体があった。ルーカスは悪態をつきながら、奥に進んでいった。


「た、助けて」


そんな小さな、声が聞こえてルーカスは、慌てて鉄格子に飛びついた。


「っせ、生存者!!大丈夫か君!!」


鉄格子の中にいたのは、15,6歳ぐらいの、少女だった。


「すぐ出してあげるからな!」


そういうと、腰からSFP9を抜いて鍵穴を撃った。


パンッ パンッ


鍵穴を、壊すと急いで中に入り、少女を抱き寄せた。


「大丈夫か?」


「だ、大丈夫よ・・・でもまだ、中に生きている子達が!」


と、弱弱しい声でルーカスに、そういった。


「なにっ!!本当か!?」


そういうとすぐに、奥に入って生きている子供を、集めだした。


「・・・結構いたな」


ほどなくして、7人の少女が集まった。そのうち半分ほどは、明らかに人間にはない赤い目や獣耳などがついていた。動けないという子供一人だけで、その少女は気絶していた。


さすがに、この人数はSH-60Kには乗らないので、ヘリを派遣してもらうため、無線に声をかけた。


「こちらスクード01応答せよ」


《こちら”いぶき”どうした》


「船長室の一角で、拘束されていた民間人の少女たちを発見した。応援を頼む」


《ほ、本当かそれは!・・・分かったすぐに甲板に、オスプレイを向かわせる》


「了解した・・・さあ俺の仲間が、助けに来てくれるから、甲板に出よう」


そういうと、うれしそうな声が聞こえた。やがて落ち着いてくると、無線から声が聞こえたのが、気になったようで、一人の少女がこう訊いた。


「あ、あのそれは?」


「ん、ああこれは無線って言って、遠くの人と話ができるんだよ」


「???」


「まあ、今は早く甲板に出て、俺の仲間に回収してもらおう」


そういいつつ、歩いていると、どこに連れていかれるのか不安になったのか、こう聞いてきた。


「あ、あの・・・これからどこに?」


「とりあえずは、本土の病院に入院だろうな」


「ほ、本土?」


「ああ、俺らの国(ヴェント帝国)だ」


「???・・・あなたは、いったい何者なんですか?」


と不思議そうに、俺に聞いた。まだ自己紹介してなっかたことを、思い出し慌ててこういった。


「ああまだ自己紹介してなかったな・・・俺の名前はルーカス・ネルソン[ヴェルト帝国]より少佐を拝命している、帝国海軍特殊戦コマンドのNavy SEALsの隊長だ。短い間だが、よろしく頼む」


そういうと、少し不思議そうな顔をしながらもついてきた。


甲板に出ると、もうすでにNavy SEALsのメンバーたちが、集まり始めていた。いち早くきずいた副長のイリーナ大尉が、驚いたように話しかけてきた。


「そ、その隊長この子供たちは、どうしたんですか?」


そう不思議そうに聞く、副長に説明しようとすると、どこからか、わざとらしい驚いた声がした。


「隊長まさか!誘拐でもしてきたんですか!?」


これを、真に受けた副長が、悲鳴のような声を上げた。


「そ、そうなんですか隊長!」


「はーあのな大尉、そんなわけないだろ。冗談に決まってるじゃないか」


ため息まじりにそういうと、恥ずかしそうに、顔を赤くし俯き小さな声でこういった。


「申し明けありません・・・ではどこで?」


恥ずかしさに、耐えれなくなったのだろう、露骨に話を逸らすが、まあいいと思いつつこたえた。


「船長室の一番奥だよ。そっちは、何かあったか?」


「ええ、航路図や地図、本などがありました・・・リストにまとめましょうか?」


さっきと、打って変わって手早く、報告する副長。


「そうだな頼む。・・そうだまだ宝石やら金貨やらが、たくさんあったから、何人か送っといとくれ」


「了解しました・・隊長は?」


「俺は、こいつらについていって、本土の病院だ」


俺がそういうと、あちこちで声が、上がった。


「うわーいいなー」「ずるいです」


「ちゃんと報告もするんだぞ。何なら、お前らが報告するか?」


「いいですよー、別に誰に報告するんですか?」


などと言う、部下に現実をわからせるためにあえてこういった。


「我らが総統閣下と、親衛隊の隊長だ」


そういった瞬間、部下たちが全員そろってこういった。


「「「「船長室の奥ですね。了解しました!!」」」」


そう言うと、我先にと駆け出した、見事なほどの、手のひら返しだった。部下達は報告する人の前者を聞いてしり込みし、後者を聞いて絶対行かないと心に決めたようだ。


「はー、お前らなー・・」


などと言っているうちに、オスプレイがやって来た。


「な、何ですか!あれは!?」


と少女たちは、初めて見るオスプレイに、怯えたような声を出した。


「大丈夫、あれは俺の仲間だ」


そう言っていると、オスプレイから無線連絡が入った。


《こちら”オオトリ”聞こえるかスクード01どうぞ》


「こちらスクード01、感度良好どうぞ」


《”オオトリ”了解。そのお嬢さん達を、早く乗せてくれ》


オスプレイは降下して、乗れるように後部ハッチを開けた。


「さ、あれに乗って本土の病院に行くから、乗ってくれ」


少女たちは、怯えながらも入っていった。


「”オオトリ”全員乗った出してくれ」


「了解、”いずも”に向かう」


機長がそういうと、オスプレイの速度が上がった。最初は驚いたりはしゃいだりしていた少女達だったが、次第に疲れていたのだろう、全員眠ってしまった。

読んで頂きありがとうございます。

使って、欲しい武器などがあればどんどん言ってください。

ご意見、ご感想お待ちしております。

次回から、主人公も出てくるはず・・・多分。

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