表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RealSocialGame  作者: 無月公主


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
78/164

【NOA】

後日、AIを含まないユーザーのみの5人で1チームを5チーム作って【禁足の森】のマッピングをする事になった。

チームに2人ヒーラーと火力の聖属性振りの人をいれて1人は連絡係。後の二人は一人でも黒い魔物を止められる人だ。

俺は聖属性のヒーラー枠で入った。聖属性火力には翼班(ラート班)のキングアズレイさん。

連絡係に蜘蛛糸班パンデミック卿の副幹マレインさん。火力にはダリア班のセスさん、ルナ班のサイファーさん。少ししか絡んだ事のない人ばかりで不安だ。


「よぉ!りき!」とシュガーさん。

「シュガーさん!シュガーさんもマッピングですか?」

「おうともよ!俺らのとこはガウルにソウジュンにネコマジと小豆餅だぜ。」

「…なんか強そうですね。」

「なぁに言ってんだ。セスもサイファーもめちゃくちゃつえーよ。特にサイファーは孤高のタンクって言われてるくらい火力もでるし防御もヘイト管理もうまいぜ?」

「そうなんですか。」

入って結構たつけど、未だに覚えられない。


「3班行きますよ。」とマレインさん。

マレインさんは程よく巻かれた包帯が中二病チックだなと思わされる顔の装備をつけていて、髪の毛は白髪。防具は隊服でわからないけど、革装備という事だけ名前の下のバフでわかった。

防具にはセット効果っていうバフがついていて、全身を革で作られた防具で埋めると革の恩恵という、ダメージ〇%減少だとかそういう強い効果のバフがつく。

珍しくヒューマン型だ。中二病男子あるある…みたいな見た目だな。


サイファーさんはプレートバフがついていて、見たらもう星5のレアなんだなってわかってしまうほど強そうな見た目だ。そしてギルドの腕章が不自然すぎる。


ダリア班のセスさんはきっちり隊服を着こなしている。布バフがついているって事は…魔法攻撃系の人か。ルナさんと同じ水色の髪の毛だ。なんか…女性にモテそう…この人。


俺の班は森に入って中央を歩く。1班は森の端、2班は1班のマッピングの範囲外からのスタートといった感じに間隔をとって慎重にマッピングを進める。


しばらく森の中を歩いていくと、セスさんとサイファーさんに狂気バフが×1と表示されてついていて、試しにスゥの回復を使ってみるとバフが消え去った。

「ただ歩いてるだけでこれじゃあ他の班大丈夫かぁ?」とセスさん。

「一応情報は共有していたほうがいい。マレイン。」とサイファーさん。」

「もうやってるっすよー。」とマレインさん。


ザワザワと木々が揺れる音と共に、黒い恐竜がマレインさんを襲った。

俺は咄嗟にウォールでマレインさんを守っていた。

「見えない…壁。」

「ぼーっとするな!」とサイファーさん。

サイファーさんが何らかの技を使うと黒い恐竜はサイファーさんを狙い始めた。サイファーさんは盾をタイミング良く使って攻撃をかわす。

セスさんが魔法攻撃をすると思いきや、水魔法でマレインさんを包んだ。

「りき。あれに回復を。」とレイさんに言われて、スゥが素早く黒い恐竜に回復をしてくれた。

しばらくサイファーさんや、セスさん、レイさんの連携で集中して回復ができて、黒い恐竜は人の姿を取り戻した。

「またシュタインズの奴か。」とマレインさん。

「とりあえず、ゲートで牢屋に放りこもう。」とレイさん。

セスさんがゲートを開いて、レイさんがそこへシュタインズの人を放り込んだ。

「次いきますよ。」とマレインさん。


中央を進むこと1時間と30分。ここまでで3人のシュタインズを牢屋送りにしていた。

「りき、休憩無しだけど大丈夫か?」とサイファーさん。

「はい。俺はなんとも。みなさんこそ大丈夫ですか?」

「はははっ。りきは優しいな。りきがちょこちょこ回復してくれてるから大丈夫だよ。」とレイさん。

その言葉を聞いてスゥはニコリと微笑む。


「シュタインズめ。余計な手間をかけさせやがって…。これだけ助けてヴァルプルギスで妨害してくるって考えたら、回復せずに森に放置しておきたいですね。」とマレインさん。

「いうほど、今のシュタインズは脅威ではないだろう。」とレイさん。

「確かになー。昔シュタインズとあたった時一回ぼろ負けしたよなー、うちも。」とセスさん。

「昔っていつぐらいですか?」

「んー?ミルフィオレに班ができ始めた頃だなー。」

「意外です。少数精鋭百戦錬磨って感じがしてたんで。」

「まぁー確かに、よそと比べたらなー。」

「前を見ろ!!今までの奴と違うぞ!!」とサイファーさん。


パッと前方を見ると、黒い砂嵐でできた影のような人がこっちに歩いてくる。

名前を見て見ると赤い文字で【NOA】と書かれていて、とんでもない体力。

「赤い文字か。ボスモンスターだ。」

俺は何も考えず、瞬時にハナビに詠唱をさせて、ハクに斬りつけにいってもらった。

ハクの攻撃は全く届かなかった。

「物理無効です!!」

「いや、ちがう。属性無効だ。」とレイさんが静かな動きでNOAを斬りつけた。

NOAの体力が少し減った。

「聖属性しか受け付けませんって?」とセスさん。

「では聖属性武器に変える。」

ハナビは詠唱をやめた。

ここでは俺…本当に回復しかできない。

集中して魔力をスゥに送り続ける。みんなが眩く輝く武器をとりだした。

「聖属性に振ってないから、火力は落ちるけど武器の強さでなんとかなるっしょー。」とセスさん。

セスさんは光の玉を連射してNOAの体力を削る。

ちょっと目を離した隙にサイファーさんの装備が全身聖属性になっていて、NOAに高いダメージを出していた。

でもやっぱり一番すごいのはレイさんだ。ゴリゴリと削れていく。

だけど、レイさん以外は攻撃したダメージに比例してか狂気がたまっていくようだった。

それを一生懸命浄化はするが一瞬でも気を抜けば仲間が恐竜になってしまう…。

凄いプレッシャーだ。頑張ってくれ…スゥ!!


「りき、僕・・・どうなってる?生きてる?」とセスさんが弱弱しい声で俺にきいてきた。

「え?…生きてますよ。」

「セス、一旦離脱しろ。狂気で精神がやられてる。」

「そっか・・・僕。」

サイファーさんがゲートを開いてセスさんをそこに突っ込んだ。

「よく頑張った。…まかせろ。」


サイファーさんの全身が輝いた。

NOAはサイファーさん目掛けて黒いドロドロした光線を放ってきた。

それをサイファーさんが受けようと大きな盾をかまえた。

でも俺は嫌な予感がした。

予感は的中して光線はサイファーさんの盾を貫通した。

サイファーさんが狂気にのまれて黒い恐竜化してしまった。

「そんなっ!!スゥ!!!」

スゥの回復が追い付かない…。もう限界か?と俺が目を閉じると…

「しっかりしろぉ!!俺の精神は狂気に飲まれたりなんてしない!!俺はルナ班の最強タンクだ!!!」と黒い恐竜から大きな声が発せられて目を見開いた。

サイファーさんはNOAにくらいつき、NOAの動きを止めていた。

「サイファーの精神力が…狂気に勝った?」とレイさん。

「レイ!ぼさっとするな!とにかく殴れ!!りき、俺はこのままでもいい!他を優先して回復しろ!マレイン!俺が完全にダメになったらゲートだ!!」

あんな状態で指揮まで…………サイファーさん…。


俺は再び目を閉じた。


それからエイボンに色々と教えてもらった。攻略方法、誰を使ってどう動けばいいのかを。

チート武器なだけあって、やり方はいろいろあった。辺に真面目になって使うのを少し…ためらっていた。

俺は…このゲームを止める為にやってるんだってちゃんと自覚しないと。


ハナビにマグマプールを詠唱させた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ