表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RealSocialGame  作者: 無月公主


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
67/164

【疑惑!ドラゴン討伐。】

現実世界1週間後の土曜日。


日本人多めのうちのギルドはやはりIN率も多かった。

ルナさんが長い睡眠に入った。現実世界の朝9時頃から夕方になるまではシンがルナさんの側につく事になっているようで、自室の無いシンカさんは俺の部屋に泊まる事になった。護と一緒に寝てもらってる。


「どうぞ、朝食です。」とシンカさん。リビングのテーブルには華な朝食がセッティングされている。

ここにきて、気づきたくない事に気づいてしまった。口に出すべきか…蓋をしておくべきか迷う。

俺は基本的に夜にログインして毎朝シンカさんの手料理を食べてきた。

だから、この微妙な変化に気づけたのかもしれない。それに気づいた途端…もうシンカさんがシンカさんじゃない気がした。

基本的にシンカさんの手作り朝食には岩塩よりの塩を使った野菜スープが出る。俺は現実世界である程度料理してて、一時調味料について独学だけどそれなりに研究した事があって…あまり料理しない人だとか料理に特に興味がない人は気づかないレベルかもしれない。野菜スープに使われている塩がただの塩なんだ。

俺の勘違いかもしれない。この世界の料理の奥深さをちゃんと知ってるわけじゃないし…。試しに一言だけ…。

「あれ?シンカさん。スープの味変えました?」

「はい?」と自分の朝食のスープをひと掬いして味をみるシンカさん。

「いえ。全く。何かおかしいですか?」

「気のせいかな。」

「そもそも、登録したレシピでオート作成してるんで、味付けを間違うなんて事ありえないと思いますよ。あ、ひとつ言える事といえば野菜の鮮度がもしかしたら落ちてたりだとか、野菜レベルが低かったのかもしれませんね。」

もともと登録されてる…のか。俺の気のせいか。…良かった。

「どうしたの?りき。」と咲が部屋からでてきて席につく。

「ああ、いや、いつものスープが若干味が違う気がして。」

「どれどれ?いただきまーす。」と咲はスープから飲むと「おいし~!!特に変なとこないよ?」といって朝食を食べ始めた。

「そっか。ごめん、シンカさん。」


「わきゃぁっ!!!」と高めの女性の声がシンカさんから発せられた。

咲が凄い速さでシンカさんの声を変える指輪を盗ったようだ。咲はフォークを口にくわえたまま、指輪を見せてピースをする。


「なーんちゃって。びっくりしましたか?」と先ほどの高い声ではなく、少年のような声を出すシンカさん。

指輪はすぐにまたシンカさんの指にはまった。人から装備をとっても装備に鍵さえかけておけば10秒したら手元に戻ってくるからか。

「あんまりにも怪しんでたんで、ちょっとからかってみました。」と今度はいつもの大人の女性が男性の声を演じてるような声に戻った。

「なっ…人が悪いですよ。シンカさん。」

「すみません。暇だったんで。さ、早く食べないと冷めますよ。」とシンカさんに言われて、俺は朝食をとった。


「…んー…あ、ほんとだ。塩のメーカー間違ってる。」と小さな声で呟くシンカさん。


やっぱり塩にも種類があるのか。リアルの世界の料理も面白いかもしれない。

けど…俺には一つ問題があった。

いつからか、ゲート以外のアビリティスキルにポイントをふれなくなっていた。

俺はこの世界では本当に何もできない存在になっていた。リセットを押せば解決しそうだけど、それでゲートが無くなったら怖いし…まぁ、今はこのままでもいいかな。


「あ。自分。用事ができたんで、先に失礼しますね。」とシンカさん。

「あ、はい。朝食ごちそうさまでした。」

シンカさんはゲートを開いてどこかへ行った。


「私も怪しいと思ってたのになー。」と咲が呟く。

護が部屋から出てきた。

「おはようございます。」

「おはよう、朝食あと20分で冷めちゃうよ。」

「あ、はい。いただきます。」


護が席について朝食を食べ始めた。

「そういえば今日の予定はどんな感じですか?」

「今日はギルド【ScreenShot】ギルドマスターさんと国のすぐそばに湧いた新BM討伐にいく予定だよ。またドラゴン型らしいんだ。」

「ドラゴン型のBMの討伐依頼多くないですか?…砂に火に水に…次は何属性なんですか?」

「まだわからないんだけど、風っぽいらしいよ。」

俺達は自国の砂龍(さりゅう)を討伐した後、その噂が広まって、色んな国からドラゴン討伐依頼がミルフィオレに届いてしまって、火の龍と水の龍を倒して攻撃パターンだとかPOP時間の提供をした。

ちなみに凄い報酬金額をもらった。今回もそれと同じ。

けど、今回の報酬は少し違った。千翠さんがどうしても手に入れたい情報が報酬らしい。

「そうですか。」


朝食を終えて準備をした後、ギルド【ScreenShot】のギルドハウスが設置されている国【セイピア】に移動して、国の門前で待っていると白髪で赤い目をして肌が異様に青白い日傘をさした少年がこっちに歩いてきた。

「君がミルフィオレの新入り幹部のりきか?」と声をかけられて、軽い情報が俺にしか見えないホログラム画面で表示された。


【ScreenShot】ギルドマスター 【セイピア】バトル王

名前:クリュード ID****** AI●●●


「はい。ミルフィオレの新人幹部…りきです。」

「本当に君が砂龍と火龍…それから水龍を1人で倒したのか?」

「一人…ではないです。咲と護も。」と俺は咲と護をさりげなく紹介する。

「AIじゃないか。実質一人だろう?」

「俺にとっては3人で倒したって感じなんです。」

「ふむ。まぁ…いい。俺のAIは…その、今日は連れてない。」

「プロフィールを少し拝見しました。3体いるんですよね。もしかして混ぜましたか?」

「・・・そうだ。」と大きな大剣を見せてくれた。グリップの部分に何かよくわからないものが渦巻いている。先端にはもよくわからないものが渦巻いていてそれはドリルのようになっていた。

「へぇ。3体分混ざってるの?これ。」と咲。

「ああ。」

「どうして日傘を?」と護。

「お前のAIは随分と我が強そうだな。それは報酬と一緒に後で説明してやる。先にBMを討伐しにいくぞ。」と言われて、クリュードさんの後ろについて歩き出す。


しばらく歩くと、激しい竜巻がいくつも発生していて、前に進み辛かった。

「どうしようかな。咲がやる?俺がやる?」

「風だと近づき辛いなぁ。」

「じゃあ俺がやるよ。」

「ん?まさかここから戦うのか?」

「はい。ちょっとやってみます。」

だいぶとタクトの使い方に慣れてきた。遠距離はエイボンと目を同化させるから目を瞑る必要がある。俺は目を瞑ってタクトを構える。

「正気か!?」とクリュードさん。


エイボンの目を借りてドラゴンに近づく。

どこだろうか…探していると一番大きな竜巻があって、その中に入ってみるとドラゴンではなくヒト型の緑色した妖精っぽい何かがいた。

試しにハクで斬ってもらうと、斬れはしたがすぐに体がくっついた。

物理無効っぽいな。とりあえずハナビに詠唱をさせる。


「うーん…物理無効…火ってきくかなぁ・・・。」

「無理だったら私やるね。」

「うん。」

「その武器…春風のタクトだよな?」

「うん。そうだよ。」と咲がかわりに答えてくれた。

「俺も一回触ってみたけど、遠距離系の武器だったのか。」

「ううん。武器が認めた人しか使えない武器なだけだよ。」

「そうだったのか。」

「あ。それと…ドラゴン型じゃないみたいだ。妖精っぽい見た目のヒト型だった。」

「そんなはずはない。ちゃんとこの目で風を帯びた緑色のドラゴンを見たんだ。」


しばらくして、ハナビの詠唱がたまって、マグマプールを発動させてみるとBMはそれにかなり抵抗していたが次第に体力が全部削れて消えていった。

BMが消えた瞬間竜巻が消えて普通に良い感じの綺麗に整備された道が見えた。


「本当にこんな短時間で倒せたというのか?」とクリュードさんが驚いていた。

「まだ、ここから時間を測ります。既に護が測ってくれてますから、次POPするまでここで待機ですね。」

「ねぇ、ねぇ!次私が倒してもいい?」

「いいけど、物理無効だよ?」

「私がタクトを使うの!」

「わかった。じゃあ次まかせるよ。」

「まるで会話が化け物だな…。」とクリュードさん。d

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ