表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RealSocialGame  作者: 無月公主


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
29/164

【再度ログイン】

1週間過ぎたくらい…かな。


「あ…何時かな?」

「んー…わっ…丁度晩餐前だ。」


コンコンとノックの音が聞こえた。

扉を開けてみると…ルナさんとシンさんがいた。


「あ…。」

「あ、じゃないわよ。無言ログアウトなんて…何かあったの?」とルナさんが怒っている感じで聞いてきて…

「あー…ちょっと…咲と色々…。」

「ごめん!りきを怒らせちゃって!」


「え?喧嘩したの?」とシンさんが驚いていた。

「…何もないならいいけど…今日からは練習試合大丈夫なのかしら?」

「あ、はい。やります。すみません一週間も休んでしまって…。」

ルナさんはため息をついた。

「ルナ、そろそろ晩餐行かないと。」

「ええ。わかってる。」

シンさんはゲートを開いた。

「君らものりなよ。」と言われて一緒にゲートをくぐって大広間入り口についた。

シンさんはルナさんをいつも通りエスコートして幹部席へ座る。

僕と咲もいつも通りの席に座った。

咲の右隣にはジャンさんが座っていて「何かあったのか?」と心配そうな顔で咲に問う。

「ちょっと、りきと喧嘩しちゃっただけ。」

…喧嘩って…僕別に怒ってたわけじゃ…。

「お!りきじゃねぇか!」と隣にシュガーさんが座った。

「あ、えーっと…お久しぶりですか?」

「だっははは!!そうだな!1週間ぶりだな!トイレか?」

「あーいや、ちょっとまぁ…はい。そんな感じです。」


しばらくして、いつも通りの晩餐がはじまって…終わったあとはすぐに練習場へ向かった。


今日は誰だろうと…練習場を覗いてみると誰もいなかった。

「はぁ…緊張する。」

「……そういえば…はやたんって…凄い手強かったね。」

「え?…うん、あんなスピード…追いつけないよ。」

「ええ…普通なら、あの速度 目が回って動けないもん。…私でギリギリ追いつけるか追いつけないかくらいに速かった…。」

「え?素早さの問題じゃないの?」

「…うん。振っても目が回るだけだから…基本はそこそこで止まるはず…体が見えなくなるまで早く動くなんて…人じゃない…。」

「AIでも目が回るの?っていうか咲も体が見えなくなるくらい凄い速さだったけど。」

「私は一応…訓練されてるから…。」

会社にいた頃に訓練したのかな?

「じゃあ、はやたんさんのスピードは誰でもだせるわけじゃないんだ。」

流石…幹部揃いのルナ班…

「そう。まぁ、ユーザーは馬鹿みたいに多いから、ちらほらいるかもしれないけど。」


「すまない。待たせた。」

背後から声がして振り返ると…ミルフィオレ午後の幹部…ジョンナムさんだった。

真紅の長い髪…口元はマスクをしていて見えない…赤い瞳…白色の盗賊っぽい服…。キラキラした装飾品をジャラジャラとつけているように見える…。

「いえ…僕たちも今来たところなんで…。」

「ん?AIは一体か。」

「あ、はい。」

ジョンナムさんの後ろには3体のAIがいた。

スマホで一応情報を見ると…

左はドリームさん…女性。茶髪のショートヘアにカジュアルな服装…

中央は炎を纏った…鳳凰みたいな鳥…あれ絶対朱雀だ…。名前は…チューチェさん

右はダンスさん…女性。黒髪で…ちょっと病弱そうな見た目…包帯に白い服…儚げな顔をしていた。

「…お前は強いと聞いた。チューチェ こい。」

「御意。」チューチェさんは鳥から…炎を纏った人型(ヒトガタ)に変形した。

顔は美しく、髪は赤く…上半身は裸だけど…鍛え抜かれているかのようなマッチョで…白いぶかっとしたズボンをはいている。ジョンナムさんと同じく装飾品をジャラジャラとつけていた。


練習試合バトルはすぐに開始された。

…咲はすぐに宝花の賢者ステッキを解放してチューチェさんを殴りにいった。

僕は…目を瞑って…全てを小人達にまかせた。

……正直…ズルしてたのはわかってたんだ…だって…1個の武器に7つも武器や防具をつけれて…そのうえ相手には小人達の姿が見えないなんて…完全なチートだ。

でも…咲が望むなら…僕はなんだってやる。

あの時も…ペナルティで労働してた時も…僕は咲の為になんだってやるって勢いで通ってたし。

しばらくして…エイボンが声をかけてくれて…目を開けた。


ジョンナムさんが尻餅をついていて…チューチェさんが鳥の姿で仰向けに寝転がっていた。

………いったい何があったんだろう?

「なるほど…噂通り…強いな。………起きろチューチェ。」

「う……あの娘…まるで化け物…だ。」

「なんですって!?」

「ひっ!!」チューチェさんは飛んでどこかへ逃げてしまった。

「さて、戻る。」とジョンナムさんは立ち上がってゲートをだした。

「あ!あの!!ありがとうございました!」と言うとジョンナムさんはふっと笑ってAI達と共に去って行った。


僕と咲も部屋に戻った……

部屋に戻ってからさっきの練習試合のVTRを見てみると…ハクがジョンナムさんの背後をとっては正面からハナビが攻撃していた。チューチェさんは咲にボコボコに殴られてるし…

酷い試合だ…。

「また試合みてるの?」

「あ、うん。…目瞑ってて何もわからないから。」

「今日は楽勝だったなー。今のところ、はやたん最強だった気がする。正直ハナビの攻撃がなかったら…私…勝てなかった気がする…相手の魔力切れで最後は勝ってたかもしれないけど。」

「百鬼夜行シリーズ強そうだね。」

「それはAIの気持ち次第だと思う。AIは気持ちが強ければ強いほど…強くなるから。」

「へぇ…。」

「そろそろ寝よう?疲労バフついてるし。」

「あ。うん。」


……そうだった…同じベッドなんだった…き…緊張して眠れないんだけど…。

咲はすやすやと眠る…これが…リアルに復帰して一番やりたかった事の一つ…だけど…こんなにドキドキするなんて…

………咲はドキドキとか…しないのかな…まぁ…見た目はあれでも大人だし…余裕があるのかな…。


翌朝。

「起きて!ねぇ!」と咲に体を揺すられて目が覚める。

「ん……おはよう。」…僕、ちゃんと寝れたんだ…良かった。

「ね!ね!凄い面白そうなの!shiftとルナが練習場で戦うんだって!」

「え!?」

「ね!行こう?見に行こう?」

「あ、うん。」

僕は急いで仕度して練習場へ移動した。


ついてみると観客がわりと多くて驚いた。

「お?やっぱり来たか。」とスノーポークさんに声をかけられた。

「何かあったんですか?」

「ん?いや、タクミとルナは定期的に練習試合して遊んでるんだ。」

遊び…?

「遊びにしては観客が多いというか。」

「みんなルナのドラゴン見たさに来てるだけだな。」

「え!?ドラゴン!?みたいみたい!!」と咲が目を輝かす。

shiftさんってルナさんとどういう戦いするのか…実は興味あったりして…

「あ。部屋にいないと思ったらここか。」とシンさんとシンカさんが現れた。

「探しましたよ?黙って勝手に行動は控えてくださいね。」とシンカさんに言われた。

「あれ?練習試合参加しないんですか?」

「え?…自分達を見ると虫唾が走るらしくて、毎回1対1の勝負ですよ。あの二人は。」

「へぇ…。」

「あ。朝食まだですよね?サンドイッチに作り変えましたよ。どうぞ。」

「あ…すみません、ありがとうございます。」僕と咲はサンドイッチを受け取った。

「わぁ!ありがとう!」咲は喜んでサンドイッチを食べた。

作り変えたって事はいつもの朝食部屋に運んでくれてたのかな…すみません・・・シンカさんシンさん。

僕は心の中で謝った。

「お。はじまるぞ。」


shiftさんはいつも通りトランプのようなカードをパラパラと周囲に散らす…ん?なんかどこかで…

思い出した!!…そうだ…出店で良くあるくじ引きのエアー抽選器っぽいんだ…。

丁度円形ドーム型にバラバラと凄い勢いで散るカード…

ルナさんが氷柱を飛ばしても飛ばしてもカードがあたり防がれる。

カードをどれだけ凍らせて落としても、別のカードが絶対にshiftさんを防御する。

こんなの…どうやって戦うんだろう?

「咲はアレどうやって戦う?」

「カードごと顔面までパンチで押す。でも…あれは…。」

……ん?どうしたんだろう?

「…はぁ(ため息)タクミのやつ、最初からルナのドラゴン化と戦うつもりだね。」とシンさんが言う。

「接続切るの面倒なんですけど。」とシンカさんが言う。

「あのカードは何装備なんですか?」

「あれは盾だね。何と合成してできた盾か全くわからないけど…。」とシンさんが教えてくれた。

「おかしな盾ですよね。星5レア超えてそう。」とシンカさん。

「…これは俺の仮説にしかすぎんが…恐らく…。」とスノーポークさんが口を開く…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ