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RealSocialGame  作者: 無月公主


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【ヒルデガーデンとパジャマクエ】

翌日…朝。


昨日はジャンさんと咲が話こんでて、僕は先に部屋に戻って休んでいたんだけど…起きたら真隣に咲が寝ていて…顔が熱くなった。

可愛い寝顔…って…そうじゃない…とにかく着替えよう…。

装備をつけると小人達がでてきた。

「あれ・・・おはよう。」

「おはようございます。」とエイボンが挨拶を返してくれた。

「そういえば…みんななんで咲を見た瞬間…その…ご主人様だってわかったんだ?アカウントは別のはず…。」

「私たちは…写真を見せてもらったんだ。それから…主は…自分が変わる事を告げて行かれた。」とウォールが言った。

あぁ…それで…。咲はなんというか…装備もそうだけど…用意周到な気が…。

「そうだな。主は…色々考えて行動していたと思う。」


「ん…おはよう。」と咲が起きた。

「おは…よう…。…あ!!パジャマは…もしかしてもってない…?」

「え?あぁーうん。あのクエストしんどくって。」

…たしかに…あのクエストしんどい。


コンコンと部屋をノックされて出てみるとシンさんが朝食を大きめのトレーにのせて立っていた。

「…おはよう。」

「おはようございます。」

「はい、朝食。」とトレーをテーブルの上においてくれた。

見た感じ3人分の朝食。サラダとパンとベーコンに目玉焼きのせ。それから…なんか青いオーラの出た牛乳。

「わぁ!美味しそう!」と咲が装備をととのえて席についた。

「あれ?見た目変わった?」とシンさんが咲の防具をまじまじとみる。

「うん!ヒルデに負けないくらい可愛いでしょ?」

「………あ。そうだ。パジャマクエ…やる?」

「ちょっと!無視!?」

「あはは…そうですね。咲のパジャマ丁度とらないとと思ってたところで。」

「ヒルデさんが新人連れてパジャマクエするそうだから一緒させてもらうといいよ。僕は夜には絶対ルナのとこへ帰らないといけないから行けないけどね。」

「…ですよね。ちょっと心細いですけど。」

「何言ってるのよ!私がいるでしょう?」

「うん。そう…だよね。そうだね。」

「異形の町の隣…【セメテリー】朝7時集合だってさ。」

現在朝6時。

「あの場所…異形の町の隣だったんですね。早く朝食食べて行かないと。」


朝食を終えて咲と一緒に【セメテリー】へ移動した。

「りき!こないかと思ったぜ。」とにー湯kenさんはしっかりヒルデさんの隣をキープしていた。

それから見慣れない顔の人が16人ほど…みんな甲冑装備だ…。

「りきさん!遠征パーティの招待送りますね。」とヒルデさんはニコリと微笑む。

ヒルデさんから招待を受けて入った。

「ありがとうございます。」

「さて、じゃあ…はじめますね。」


長い長い…パジャマクエが開始された…。

ヒルデさんの目は赤く光って…その瞳の奥から五芒星が光り、見たであろう視界にいたゾンビたちは石化していく。

それをにー湯kenさんは大きな手裏剣で粉々にしていく。

他の人たちも石化したゾンビを粉々にしていく…僕もハクで応戦する。

咲は石化ゾンビを武器無しで素手で殴り壊していて…ぎょっとする。

他のみんなも「どんな筋肉量してるんだ?」「いったいいくつ振ってるんだ。」と言っていて…目立っていた。

「ちょっ…咲、ストップ。ストップ。」

「へ?」

「目立ってるから…めちゃくちゃ目立ってる!」

「あ…あははは。爽快すぎてつい…。」

咲のステータスはだいたい上限値に近い。

咲はなんというか…スキル振り放題な感じで途中で振るの疲れたんだろうなぁって感じるようなスキルの振り方をしていた。

休憩無しで12時間…さすがに疲労バフとか…その他もろもろ重なってきて辛くなってきた。

「ヒルデ様のためだ…。」「ヒルデ様が頑張っておられるのに俺達が休憩するわけには。」…等となかなか意味不明な事を呟きながら戦うヒルデガーデンの新人さんたち…。

「…なんか凄いね。ヒルデガーデンって。」

「うん…ヒルデさんへの忠誠心が凄いというか。」

いったい何があったんだろうというくらい…凄い忠誠心だ。


しばらく…色んなデバフに耐えながら…朝を迎えて…ゾンビたちは消滅していった。

ここからがあの巨大ボスの登場…。

「ふっはははは!!我が臣下たちをよくも皆殺しにしてくれたなぁ!!」と禍々しい声が聞こえた。

空からドンっと音をたてて灰色の巨人がふってきて目の前にBOSSと文字がホログラム画面ででてきてスタート!と文字が浮かんで消えた。

咲はステッキを解放して…それでBOSSを殴ると敵の体力の5分の1削れてしまった。

みんながポカーンっとしていた。

ま…まずい…

「ぼ、僕の武器…と咲の合わせ技でこんなに削れるなんて!!クリティカルヒットでちゃったかなぁ!!」

「え…でも…りきさんのログありませんけど…。」

「いっいやぁ!!攻撃力を自分の分も上乗せする能力なんだ!その代わり自分は攻撃できないけど!」

「そうなんですね!凄いです!!」

なんとか…誤魔化せた。

「咲!!戻って!!戻って!!」

「え?」

咲は僕のもとに戻ってきた。

「何どうしたの?さっさとやっつけちゃおうよー。」

「目立つから!!普通のAIじゃないってバレるから!」

「あ…そうだった。つい…テヘ。」

………テヘって。

ヒルデさんはスマホを操作して右手に大きな旗を持った。

「あれは…ジャンヌダルクの旗…。」と咲が言った。

「ジャンヌダルクの旗?」

「これより…全ての武器は聖属性となります。さぁ!やってください!」

ヒルデさんのその一声で「うおおお!!」とみんなBOSSに殴りかかる。

確かに…聖属性攻撃転換バフがついてる…

「咲!今ならバレない!加減して殴ろう。」

「おっけぃ!」

咲がえいっとステッキで殴ると…巨人はあっけなく倒れてしまった。

みんなが「え。」ってなった。

ホログラム画面に報酬が表示されていた。

「…うわぁ!!今みんな一斉に攻撃あたって一気に削れたなぁ!!あっケガしてる人いますね!回復します!」と急いでスゥで全員を全回復してログを流した。

ついでにデバフも1段階解除をつけて咲のログが残らないようにした。

「えぇ!まじかぁ!全員のログとっとけばよかったぁ。」

…どうやら誰にも見つかっていないようだ。

トントンと肩を叩かれて、振り返るとヒルデさんだった。

「お、お疲れ様です。ヒルデさん。」

「お疲れでしょう?丁度今は朝で晩餐までまだまだ時間がありますし、うちへ寄っていってくださいな…(ニコニコ」

あ…コレ…バレてるやつだ。


という訳で…僕と咲とにー湯kenさんはヒルデさんの部屋へ招かれた。


フカフカソファーと豪華な料理が並ぶ…。

食べてみると…

「…ギルドの料理のほうが…むぐっ!!」

急いで咲の口に食べ物を突っ込んだ。

「…そちらのAI…何シリーズ…ですか?」

「えー…っと。」

「シリーズ?何それ。」

「えっと近所の花屋さんのAIを譲っていただいて…。」

「へぇ…では完成品を…。一瞬でしたが…見た事もないダメージが見えたのですが…。」

「えっとそれは!!春風のタクトとの合わせ技で!!」

もう限界だ…誰か…助け…


ピピピっと部屋のどこかから音が鳴って、ヒルデさんがスマホを見る…

「残念です。もう少し詳しくお話をお聞きしたかったのですが…シンさんがお迎えにきたようです。」


シンさん!!!神様…!!

僕と咲はエターナルフォートレスの門の前までゲートを開いてシンさんの元へ行った。

「さ、帰るよ。」とシンさんはギルドハウスの大広間ゲートを開いてくれた。


「た…助かりました…。」

「お帰りなさい。」とシンカさんも大広間にいて、料理を出してくれていた。

「kenさんからヘルプのメールきてたから。」

「根掘り葉掘り聞かれそうになってたそうじゃないですか。」とシンカさんはニヤニヤする…。

…この成長したシンカさん…慣れないな…。

「やっぱり!!シンカ君のご飯が一番ね!」と咲は美味しそうにご飯を食べる。

「…咲、もうちょっと…なんていうか…なんでもない…。」

「何よぉ。」

「もうちょっとバレないように気を使ってほしそうだよ?君のご主人様。」とシンさんが言った。

「ごめん!ステッキの効果解除してから使うの忘れちゃって…巨人の体力ゴリっと削れちゃったね。」

シンカさんはボソッと「化け物娘。」と言った。

「また化け物娘って!!ひどい!!でもご飯美味しいから許す!」

「食べ終わったら少し休むといいよ。パジャマも無事手に入ったみたいだし。」


食事が終わって部屋へ戻った。

パジャマに着替えてベッドに入ると咲もパジャマに着替えてベッドに入ってきた。

「え…。」

「ん?何?」

「…なんでもない。」顔がカァっと熱くなる。

「このベッド懐かしい…。ずっと使ってたベッドなの。」

「あ…そっか…この部屋自体…咲のデザインなんだっけ。」

「うん…お花が好きで…春風のタクトもね…ハルで温度調整して可愛いお花いっぱい咲かせてたの。」

「へぇ…。」

「それでね!」

咲の楽しそうに喋る声が心地よくて…いつの間にか眠りに落ちていた。










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