3 資本について 1 資本の3要素
3-1
私は君の夢の実現を願っているが、今の君自身との乖離が自覚されると、どうやって夢に向かえばいいか分からないかもしれない。
漠然とした人生への不安、とでも言い換えられる君の当惑への答えとして、いくつかの視点を持つことを勧めたい。
それら視点は、大枠では資本の考え方、ということになる。
資本について私なりの考えを書いていこう。
資本とは? とインターネットで調べると、すぐに何種類かの分類が出てくる。そのどれが実践的であるかとか、本質的であるかの議論ができるほど、私は資本を取り巻く概念に詳しくないので、私なりの考えになることを、はじめに断っておく。
私が君に伝える資本とは、君に裁量権がある事柄であって、君自身の判断ですぐに浮き沈みしうる、君そのものを構成すると言っても過言ではない要素だ。
その前提で私が考えるに、各個人が有する資本は、体、資産、人間関係の3要素で考えると分かりやすい。この文章における資本と資産を混同しないよう、気をつけること。
もう少しだけ各要素に説明を加えるなら、体は作り整え維持するもの、資産は築き運用するもの、人間関係は割り切って距離を決めるもの、としておこう。
君という資本、あるいは君が運用できる資本を充実させるには、君は資産形成が可能かつ、夢を実現し夢を満喫できる健全な心身のための生活を送り、資産を労働と運用によって増やし、自分の夢の助けになる人間関係を選択する必要がある。
これら要素はある程度独立しつつも相互に関係しているため、時には優劣をつける必要もあるだろう。その時は、夢に立ち返って取捨選択をしてほしい。
君の夢のために(付け加えるならば、君の資本を活かす対象は他にもあり、それについては第5章で言及している)、これら資本と具体的にどう向き合えばよいだろうか?
これから詳しく説明していくけれど、極めて重要な事実として、時間はすべての人から平等に失われているという事実を、頭の片隅に置いておくこと。時間を味方につけることの重要性を忘れず、選択、行動してほしい。
より具体的には習慣や複利の他、他者との関わりの中の君の話をする必要があるが、それは以後のページを読みながら感じてほしい。
あらゆる価値あるモノの中で、時間だけは取り戻せない。それゆえ、私がこれから書き連ねるいくつもの提案を読んだ後、できることからすぐに実践に移ってもらいたい。




