凹凸コンビの生徒会 (後日談)
「会長。これが今回の議題の資料です」
「ご苦労」
あれから更に数日が経った。
俺はまだ生徒会にいる。
いつになったら自由になるんだ。
「会長。これ頼まれてた書類で・・・ってわぁ!!」
―――バサバサ―――
副会長がこけたせいで持ってきた書類の束が床一面に散らばった。
「・・・まったく君という奴は、何で何もない所でこけるんだ」
「す、すみません!」
そしていつものように怒られる。
それを他の委員の人達が見て笑う。
まったくこの二人ときたら・・・。
他の委員の方見ると
会長と副会長を見ながら
「やっぱり会長と副会長はいいコンビね」
「そうだな。いい凹凸コンビだ」
「でも最近息が合ってきてない?」
「そう言われたらそんな感じがするが・・・」
「そう?私には変わらないと思うけど・・・」
などと言っている。
「(事実を知っているのはあの二人だけだ)」
「あ、そうそう伴崎君」
正座している副会長をさて置いて俺に話しかけてきた。
「何ですか?」
「今日で君の貸しはチャラだ。ご苦労だった」
「あ~やっと終わったわ!」
背伸びをして体をほぐす。
「見事だったな」
褥が現れた。
「あの二人も救われたな」
「俺は何も得してないがな」
「そういうな。寿命も延ばしてやるから」
「お!今回はやけに弾んでくれるな」
「お前の頑張りを見ていたからな」
「空回りしてたけどな」
「そうでもないぞ。結果的にお前はあの二人の間を見繕ったのだからな」
「・・・もうこんなことは二度とやりたくねぇ」
不意に廊下の窓ガラスを見た。
外で二人の男女が歩いている。
・・・男が手を差し伸べているな。
女が何か言っている。
右見て左見て、もう一度右見て・・・あ、手を繋いだ。
男は嬉しそうに歩いているな。
女は顔真っ赤だな。
「・・・なんだよお互い性別らしいとこあるじゃねぇか・・・」
「・・・そうだな・・・」
「さてじゃあ帰ろうぜ。何かすげー疲れた」
「風邪か?」
「まさかこの俺様が引くわけないだろ。普段やらないことやったから疲労が溜まっただけだ」
「・・・そうか」
知恵熱が出ました。
作者の春です。
今回はけっこうするすると書けたので早めに投稿させてもらいました。
毎回これくらのペースでだせたらいいんですけどね・・・。
今回のお話は生徒会の会長と副会長の話しです。
しかも主人公は恋の手助けをすると言う普段と違うパターンです。
楽しんでいただけたら幸いです。
それではまた ノシ




