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12/22

美女+1俺のSAN値激減

「例の件は進んでいるかい?」


「はい。もうすぐ完成です」


研究施設の中で二人の男が話をしていた。


「そうか。楽しみだな。これが成功すれば・・・フフフ」


「まったくですな。フフフ」


「「アハハハハハ!!」」


「・・・何やってるんですか。お父様・・・」


「まったくですね」


扉を開けると男二人が高笑いをしている光景を見て溜息をついた。


「待っていたよ。麗香」


ここは里嶺財閥が所有している研究施設であった。


「遠いところから態々すまないね。疲れてはないかい?」


娘が怪我をしていないか心配をする高雅。


「大丈夫ですお父様」


麗香は笑顔で応える。


亮治のおかげで二人は再び親子の絆を取り戻し、今では仲のいい親子として里嶺財閥で働く社員に知れ渡っている。


「それで何のようなんですか?」


「おお。そうだったね。これを見てごらん」


高雅は奥にある大きなカプセル型のガラスケースを指差した。


その示す先まで麗香とエリスは歩いた。


「・・・これって」


「人・・・ですか」


カプセルの中に一人の女性が入っていた。


その女性は眠っているように見えた。


「性格には人ではないよ。アンドロイドだ」


高雅はそう言った。


「アンドロイド・・・ですか」


「それは、何ですか?」


「簡単に言うとロボットみたいなものだ」


「動くんですか?」


「いや、もう少ししたら完成だが、まだ動かないよ」


三人はその眠っているアンドロイドをしばし眺めた。


「お父様。このアンドロイドを屋敷に持って来る事できますか?」


「出来るが、どうしてだい?」


「亮治に見せてあげようと思って」


「亮治君にか。それはいい案だ。彼はこの里嶺を継ぐに値する人物だからな」


高雅はそう言うと携帯を取り出しアンドロイドを運ばせる手配の連絡を入れた。


「亮治の驚く顔が楽しみね」


「はい。お嬢様」





「亮治。今週の日曜日、空けといてくれない?」


「いいけど、何かあるのか?」


「いいものが見れるわよ」


「いいものよ?」


「ええ」


登校中にそんな事を言い始めた。


一体何があるんだ?


いいもの・・・俺が喜ぶことか・・・。


「褥、何だと思う?」


「ふむ。・・・余にもわからんな」


「だよなー」


「日曜まで楽しみしとればいいだろう」


「そうだな」





「お待ちしておりました」


「お出迎えありがとう。エリスさん」


日曜日の朝、俺と褥は麗香の屋敷に遊びに来た。


そういえば麗香の屋敷に来るのは、あの時以来だな。


「お部屋にご案内しますので、ついて来てください」


エリスさんの後に続いた。





「どうぞお入り下さい」


部屋の中に入ると麗香と高雅さんがいた。


「亮治君。よく来たね」


「いっらしゃい。亮治」


「こんにちは高雅さん」


そういえば高雅さんに会うのはあの時以来か。


正直会うのに気が引けたけど、麗香の話だと、むしろ気に入っているから大丈夫よっていってたから安心はしていた。


「麗香。俺に見せたいものって何だよ?」


早速だが俺は本題に入った。


俺が喜ぶものがあるからここに来たわけだしな。


「お父様、いいかしら?」


「ああ。かまわんよ。亮治君もゆっくり見ていきなさい」


「亮治、奥の部屋に来て」


そう言うと麗香は奥の部屋に入っていった。


「伴崎様、どうぞ」


後ろにいたエリスさんにも催促された。


俺は奥の部屋に入っていった。


部屋に入ると真っ暗だった。


昼間なのにカーテンも閉じている。


これじゃあ今自分がどこにいるかもわからない。


「何も見えないぞ?」


「ちょっと待って、エリス、明かりを」


「畏まりました」


エリスさんは平然と歩き部屋の照明の電気を付けた。


照明を付けたときの眩しさで目が開けられない。


「これよ」


麗香の声を頼りにその方向で目を少し開けた。


「・・・・・・・・・は?」


間の抜けた声が出てしまった。


無理もない。


俺が見たものは、カプセル型のガラスケースの中に女性が眠っていたからだ。


ブロンズ色の長髪をしてスラリとした体系だが、出る所はしっかりと出ている。


綺麗な人だな・・・。


しかし、何で入ってるんだ?


「どう、驚いた?」


クスクスと笑いながら麗香が言ってきた。


「あ・・・ああ」


正直に言った。


いや、これしか言葉が出てこなかった。


「人じゃないわよ」


「え?」


不意に麗香がそう言った。


人じゃないだと・・・。


どう見ても人じゃないか。


「これはアンドロイドよ」


「アンドロイド?」


「そうよ。簡単に言うと機械の人形ね。かなり高性能だけど」


再び女性を見た。


これがアンドロイド。


・・・人間にしか見えん。


「褥、どう思う?」


隣にいる褥に聞いてみた。


「人だな」


どうやら俺と同じ考えらし。


でも、人じゃないのか・・・。


俺は眠っている女性に近づいた。


「動くのか?」


「いいえ。まだ調整中だから動かないわよ」


「そうか・・・」


動くところを見てみたかったな。


出来れば触りたかった。


「これが人じゃないって、よく出来てるな・・・」


「里嶺を舐めてわ困るわ」


「すごいな」


「ふふ。ありがと」


ガラスケースで眠っている女性。


「・・・・・・」


―――コンコン―――


少しガラスを叩いてみた。


「無駄よ。このガラスは音も衝撃も通さないように出来ているから」


そうだよな。


こんな大事なのが簡素な物で守られてるはずないもんな。


「でも、ほんと綺麗なアンドロイドだな。名前とかあるのか?」


「まだないわね」


「へ~。あ、目は綺麗な青色だ・・・な・・・?」


『・・・・・・』


あれ?


さっきまで眠っていたよな。


何で目を開けてるんだ・・・。


『・・・・・・』


しかもめっちゃ俺を見てるし・・・。


「どうしたの?亮治・・・え?」


「伴崎さ・・・ま・・・?」


俺の異変に気づいた二人が近づいて、アンドロイドの異変に気がついた。


「どうして起きてるの?」


「俺に聞くなよ」


『・・・・・・』


尚も俺の方をずっと見てくるアンドロイド。


見つめてくれるのは嬉しいんだが・・・。


「目が覚めたんだし出してみれば?」


「・・・そうね。お父様にお願いしてみるわ。エリスはここにいてちょうだい」


「はい。お嬢様」


麗香は隣の部屋にいる高雅さんの所に向かった。


「それにしても・・・」


『・・・・・・』


ずっと見ているな。


もしかして・・・。


「褥」


「どうした?」


「これも恋愛対象にはいるのか?」


「・・・・・・わからん。人ではないが・・・うーむ・・・」


褥が珍しく悩んでいる。


でも、悩むのもしょうがないな。


「あとで白黒さんに聞いてみたら良くないか?」


「・・・そうだな」


『・・・・・・』





「よろしいですか?」


「ああ、かまわんよ」


研究員の人がカプセルの装置を作動させて開いた。


『・・・・・・』


「でてきなさい」


高雅さんの声に反応して出てきた。


「私の言葉はわかるかい?」


『・・・・・・』


まったく反応しない。


「まだ整備不良がありましたか」


「そうかもしれんな・・・」


―――スタスタスタ―――


「・・・ん?」


アンドロイドの女性が俺の方にきた。


『・・・・・・』


無言で見つめてくる。


すげードキドキするんだけど・・・。


人じゃないとわかっているがこんなに綺麗だもんなぁー。


「・・・俺に何か用・・かな・・?」


『・・・ナマエ・・・』


「名前?俺の?」


コクリと頷いた。


「・・・話せるのか・・・」


俺以外の皆が驚いていた。


『・・・ナマエ・・・』


「・・・伴崎亮治」


「ト・・モ・・サ・・キ・・リョ・・ウ・・ジ・・」


そのアンドロイドはゆっくりと噛み締めるように俺の名前を言った。


『インストール完了しました』


その途端急にアンドロイドから変な声がした。


「な、なんだ・・・」


「伴崎亮治・・・主人マスターとして任命・・・」


「「「「・・・はぁ?・・・」」」」


俺と麗香・高雅さん、そしてエリスさんまでもが声がはもった。





「どういう事なんですかこれは?」


俺は高雅さん質問した。


俺の隣で佇んでいるアンドロイド。


その視線はずっと俺に向けている。


「私にもわからない。故障ではないのは間違いない・・・と思う」


高雅さんも研究員の人に原因を調べてみたが見つからなかった。


「マスター・・・どうかしましたか・・・」


先ほどまで片言で話していたいたのに、今では普通に会話ができている。


しかもマスターって言われてるよ俺。


悪い気はしないが、何か二人ほどの視線が痛い・・・。


「どうにか出来ませんか?」


「お父様・・・」


「・・・そうは言っても、彼女は君の言葉しか聞いてないようだし、どうする事も出来ないな。・・・それに・・・」


高雅さんは言葉を濁した。


それはなぜかというと。


研究員の方々が彼女を連れて行こうと肩に触れたとき


「危険察知。排除します」


と言って研究員の方々をなぎ倒していった。


皆が止めるように命令をしていたが一向に言うことを聞かず、


「やめろ!」


と俺も言ったら


「・・・了解しました。戦闘態勢解除します・・・」


止まった。


皆も拍子抜けしていた。


それから、色々検証して見た結果。


どうやら、俺の言う事は聞くらしい。


他の人の言う事はまったく聞かない。


つまり、俺だけの専属アンドロイドと言うことだ。


「亮治君の言う事は聞くみたいだから、しばらく預かってくれないか?」


「「え・・・!?」」


なぜ麗香とエリスさんが驚くんだ?


「預かるって・・・これをですか?」


「そう。その間にこちらでも原因を調べて見るし、定期的にこちらに来て検査をさせてほしい」


「いいんですか?かなり重大な物では?」


「それはそうだが、仕方ない事だ。・・・迷惑でなければ面倒を見てくれないか?」


「・・・・・・」


どうしようかな~。


正直言うと、俺はOKだ。


人ではないがこんなに綺麗なアンドロイドと一緒にいられるんだ。


最高じゃないか!!


すぐにでも返答したいが、問題は・・・。


「(褥・・・どうすればいい?)」


問題は褥だ。


褥が許可しないと俺にはどうする事も出来ん。


女性関係では褥が主導権を握っている。


下手にやると命を刈り取られる恐れがあるからな。


「(ふむ・・・)」


褥はアンドロイドの方を見た。


「(・・・・・・とりあえずいいだろう)」


「(ほんとか!)」


「(ああ、とりあえずな)」


「わかりました。引き受けます」


「それは助かる。ありがとう」


「因みにこのアンドロイドは何の為に作ったんですか?」


「ああそれはだね。家事全般と主人の護衛役にだよ。後は教えたら色々とやってくれる。まぁ簡単に言うと自立型の電化製品だな」


「なるほど。でもなぜ作られたんです」


「興味本位だよ」


「・・・は?」


「いや、人間のメイドいいがアンドロイドのメイドもまた魅力的だろ?だから作ったんだよ」


なんか恥ずかしいことを平然と言っているけど、これっていいのか?


「・・・お父様・・・」


「ん?何だい麗香」


あ、これダメだ。


笑顔で笑っているけど麗香の奴めっちゃ怒ってる。


「ちょっとお話があるのでこちらの部屋にきていただいてもよろしいですか」


「?。ああ、かまわないが」


「亮治。今日は来てくれてありがと。悪いけどその子を連れて帰ってね」


「あ・・・はい・・・」


「・・・変な事したら・・・わかるわね?」


「絶対にしません!」


こうして俺はアンドロイドを一時的に引き取ることにした。


屋敷を出る際に麗香の怒鳴り声が聞こえたような気がしたが多分気のせいだろう・・・。


うん、きっとそうだ。





「マスター。どちらにいかれるんですか」


道中、後ろからついて来るアンドロイド。


「俺の家に帰るんだよ」


心を弾ませている俺。


「マスターの家ですか」


「ああ、それとマスターって言い方やめてくれないか?」


「では、どのように呼べば?」


「伴崎でも亮治でもどちらでもいいよ」


「では亮治様と呼びます」


「様もつけなくていいよ」


「了解。亮治・・・さんでよろしいですか?」


「それでいいよ。・・・そういや名前あるの?」


「いえ、御座いません」


「そっかぁ。ないと呼びづらいよなぁ・・・」


さすがにアンドロイドって呼ぶわけにはいかないからな。


何かいい名前ないか・・・。


・・・。


・・・・・・。


・・・・・・・・・。


「・・・・・・思いつかん・・・」


でも、つけないと呼びづらいし・・・。


「どうかしましたか?マ・・・亮治さん」


「いや、何でもないよ」


また今度考えればいいか。


「・・・どうした?」


アンドロイドが俺の隣を見ている事に気がついた。


「・・・先ほどから隣に居られます方は、誰でしょうか?」


なっ!?見えるのか!!?


俺は視線を褥に向けた。


「余が見えるか・・・」


「はい」


平然と言ってのけた。


「何時から気がついた」


「最初からです」


「そうか・・・」


「あなたは誰ですか?亮治さんの敵・・・ですか」


臨戦態勢をとり始める。


「待て!褥は敵じゃないから止めてくれ!!」


「了解しました」


「まったく・・・。すぐに戦闘に入るのは止めてくれないか・・・」


「命令であれば」


「命令じゃなくてお願いだよ・・・」


「・・・了解しました」


「でも、褥が見えるんだったら話した方がいいか。褥、いいか?」


「・・・仕方がない。後で閻魔様には余が伝えておく」


俺はアンドロイドに話をした。


理解してくれるかはわからないが・・・。


「―――ということだ」


「了解しました」


本当にわかってくれたんだろうか・・・。


「褥様は亮治さんと誓約を結んでいる。女性を振らないと自身が死ぬ。その為に女性を辱め・羞恥・罠にはめ・強姦などをして自分に振り向かせ、そして振るんですね」


半分?まではあってたけど他がまったくの不正解だ。


「違うわ!俺はそんな事しねぇーよ!?それは前世の俺だ!!!」


「ほう・・・人じゃないのに中々の理解の早さだな。亮治こやつはそういう男だ」


「おい褥!!お前も肯定するんじゃねぇよ!!」


「了解しました。私も気をつけます」


「気をつけなくていいから!!標的じゃない女性にはしないから!!!」


「標的だったらするんですか?下衆ですね・・・」


「標的でもするかっ!!てかよくそんな言葉知ってるな!!」


「お前も気をつけとくんだな」


「はい。褥さん」


「・・・誰か助けてくれ・・・」


悩みの種がもう一つ増えてしまった。


こんなに綺麗なのに意外に毒舌性があるアンドロイドだなんて・・・。


「何を立ち止まっている。早く帰るぞ」


「そうですよ。亮治さん」


「・・・ハイ・・・」





「ここが俺の家だ」


「ここですか・・・」


「部屋は空いてる部屋を好きに使っていいぞ」


「感謝します」


ソファーに座り一息ついた。


「・・・そういえば一つ聞きたいんだけどいいかな?」


アンドロイドに話をかけた。


アンドロイドはお茶の用意をしていた。


まだ場所も教えてないのよくわかったな。


何かの機能を使って探したのか?


てか、これがあいつのする仕事なのか。


「何でしょうか」


ティーカップに紅茶を注いでテーブルに置いてくれた。


「紅茶ありがと。聞きたいのは何で俺を主人にしたのかなんだけど」


そう言って、紅茶を一口飲んだ。


美味い。


茶葉の風味・味を最大限生かしている。


カップも冷たいのではなく、ぬるま湯でしっかりと温められていた。


これは便利だな。


「その事ですか。私にもわかりません」


アンドロイドはそう言った。


「え?わからないって何で」


「わかりません」


「そっか・・・」


わからないのなら仕方ないな。


もしかしたら故障かもしれないし。


そこは後で検査して診てもらえばいいか。


「・・・ですが」


「ん?」


「ですが、亮治さんを一目見た時他の人とは違う何かを感じました」


「・・・それって褥の事じゃないの」


「いえ、褥さんとは違います。私にも理解ができませんが・・・」


何かよくわからないがようするに俺が特別に見えたって事か。


「ありがとう。聞きたい事はそれだけだったから。今度また麗香の屋敷に行った時に検査してもらえばわかるから、気にしなくていいと思うよ」


「そうですね。そうします」


「じゃあ俺は褥とも話があるからゆっくりしてて」


「畏まりました」


俺は紅茶を飲み干して自室に向かった。


部屋に入ってすぐに褥に聞いた。


「褥。白黒さんと話はしたか?」


「今からする」


そう言うと褥は携帯を取り出し白黒さんに電話しようとしたその時。


「む、閻魔様からだ」


白黒さんから電話がかかってきた。


「はい。褥です。・・・ええ、はい・・・はい。・・・・・・なるほど、わかりました。・・・ええ、はい。・・・亮治閻魔様が変わってくれだそうだ」


褥が俺に携帯を渡してきた。


「はい、お電話変わりました」


『あ、お久しぶりです。元気に罪滅ぼししますか?』


元気にってなんか変じゃないか?


まぁいいか・・。


「何とかやってますよ・・・」


『それはよかってです。先ほど褥にも言ったんですが、あのアンドロイド?って方は今の所大丈夫なのでそのまま生活していいですよ』


「はい。わかりました。でも、それだけでしたら変わらなくてもよかったんじゃ・・・」


褥に伝えたんなら後で俺が聞けばいいだけの話なのに、なぜ態々変わったんだ?


『あ、いえ、実は・・・ですね・・・』


「はい」


なんか歯切れが悪くなったな。


『えっと・・・その・・・』


「・・・何か言いにくい事ですか?」


『い、いえ!そんな事はないんですよ。・・・ただ』


「ただ?」


『亮治さんの高校って来月たしか文化祭っていうお祭りがあるんですよね?』


「ああ、ありますよ」


そういえば忘れてたな・・・。


来月に文化祭があったな。


俺たちのクラスはまだ出し物決めてないけど大丈夫なのか?


でも、それが白黒さんと何か関係があるのか?


『それでですね。私、来月偶々お休みが取れたのでそちらに遊びに行こうと思うのですが・・・』


「・・・・・・はい?」


『あ、いえ、お邪魔でなければなんで!気にしないで下さい!!』


この人は何を言ってるんだ?


遊びに来る?


おいおい地獄の閻魔様がそんな簡単に来ていいのか・・・。


『それで・・・あの・・いい、でしょうか・・・?』


電話越しからすごく申し訳なさそうにしている姿が浮かぶな・・・。


「あの・・・遊びに来るだけ・・・ですよね?」


『は、はい!亮治さんの日頃の行いとか視察しに行く訳ではないので大丈夫です!』


ふむ、俺の視察じゃないならいいか・・・。


ちょっと褥に聞いてみるか。


「褥。白黒さんが来月遊びに来るって言ってるんだがいいか?」


「何!?真か!!?」


すごい急接近して来た。


「あ、ああ」


「もちろんいいに決まっているだろう!」


「そ、そうか」


すごい迫力だったな・・・。


でも、褥がいいならいいか。


「白黒さん。いいですよ。是非遊びに来てください」


俺はそう告げた。


『本当ですか!はぁ~嬉しいです。では来月楽しみに待ってますね!』


そう言って白黒さんは電話を切った。


「来月は忙しくなるな・・・」


「来月が楽しみだな」


目を輝かせている褥。


また珍しい一面が見れたな。


「亮治さん。よろしいですか」


一階のリビングにいたアンドロイドが俺の部屋をノックして入ってきた。


「あ、どうしたの?」


「いえ、部屋の掃除をしておりまして」


さっそく本業をしているのか、立派だな。


「もしかして掃除機の場所がわからないとか?」


「いえ、実はですね」


そう言ってアンドロイドは手に持ってあった一つの本を見せてきた。


「掃除中にこんな物をみつけたのですが」


「・・・・・・それどこにあった・・・?」


それは俺の秘蔵のコレクション!?


厳重に隠していたはずなのに、なぜばれた!?


「本棚の引き出しの中の二重蓋されてある本の中をくり貫いた場所にありましたが」


「そんな所まで掃除しなくていいよ!!」


「いえ、なにかイヤラシイ気配を感知したので」


「イヤラシクないよ!男には必要なものなんだよ!!」


「なるほど、亮治さんは巨乳の女性が好みですか」


「中身を見ないでーーー!!!」


「・・・亮治・・・余に近づくな・・・」


「何でさりげなく距離とってるんだよ!!大体お前に興味なんて―――」


―――チャキ―――


「・・・何か言ったか・・・」


「イエナンデモアリマセン」


「下種で変態な主とは・・・困りました」


「まったくだな」


「・・・・・・」


俺泣いていいよね。


何でこんな辱めを受けないといけないの!


こんな拷問耐えられない!!


「この本どうしましょうか」


「そっと元の場所に戻しとくのがいいだろう」


「わかりました。そっと戻しときます」


「本人にばれてる時点でもう無理だからね!!」


「あと、このDVDは・・・」


「もう止めてーーー!!!」


こうして俺の家に新しい人?が増えました。


そのおかげで家はすごく綺麗になりました。


俺の安息の地が一つ減りました。


ご飯はおいしかったです。

作者の春です。

今回は更新が遅くなってしまいまして申し訳ありませんでした。

さて、今回はまた新しい登場人物が増えました。

これによって亮治の周りはさらに賑やかになりますが、亮治は・・・。

そして彼女はなぜ亮治を主にしたのか・・・。

その話はまた少しづつ書いていこうと思います。

そして、話の最後で久しぶりの登場なのかな?

閻魔様の白黒さんが来月の文化祭に来られます。

亮治のクラスはまだ模擬店を決めていない。

一体どういう店を開くのか、白黒さんとの文化祭はどうなるのかお楽しみ下さい。

ではでは ノシ

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