真昼海という女の子。
はい、投稿してなかった作者です。
陸人は本題であった、真昼海は部活に入っているのに何故クラス委員をするのか、を聞ける。そう思い、早速聞くことにする。
「ほら、海ってクラス委員じゃん?」
「そうだね?正確に言うと私と陸人くんが、だね」
「いや、それはそうだけどさ。続けるぞ?」
「ん、どうぞ。」
「そんじゃ。ほら、海。部活に入ってるじゃん?部活はそっちのけでもいいのかなって」
陸人のその言葉を聞いて、気まずそうな顔をする海。
「えっと…。やっぱり気になる?」
「そりゃな」
「去年は聞かなかったのに?」
海からそう言われ、今度は陸人が気まずそうに言う。
「それは…気にしなかったというか、気づかなかったというか…」
そう言う陸人に海ははっきり一言。
「鈍感」
「ど、鈍感…」
言葉を繰り返し、少し落ち込む陸人。
そんな陸人を見て楽しそうに海は言う。
「ま、陸人くんだから話してもいいけど、聞いてても楽しい話じゃないよ?」
「え、ならいい…」
「ここまできたら普通は聞くよね!?」
陸人は、ならいいや。と言おうとするがそれを海に遮られる。
だから、誤魔化すことにする。
「…感じに聞こう!」
「よろしい!」
海がそう言って納得の声を上げる。
いい感じに聞こう?陸人の言葉をつなげると意味は分からないが、海が納得したからいいのだ。
そんな海が話し始める。
「どこから話そうかなぁ〜。あ、まずは部活はいいのかって質問だけど。正直、行きたくないかな…」
「部活にか?きついとか?」
「ううん。練習自体は確かにきついよ?でも、なんて言うのかな。人間関係って言ったら納得してもらえる?」
「あー。まあ、なんとなく?」
「その顔。絶対、納得してないでしょ?」
「そりゃ部活とかしたことないからな。俺は1人でいられるなら1人でいたいんだよ」
「それは…陸人くんらしいや」
「だろ?っと、それより話を続けてくれ」
「それは陸人くんが…。ま、いっか。続けるね?」
陸人は頷いて海に続きを促す。
「私、告白されたの。先輩なんだけど、結構モテる人。」
「へー」
「なんか、あんまり興味なさそうだね?」
「だって海。モテるじゃん」
それはそうだろと言うように陸人は言う。
「たはは…。そうかも。でもその時は嫌だったな…。」
苦笑いしながら珍しく表情を曇らせる海。
「なんでだ?」
「簡単に言うとね、その人が好きな部活の先輩がいてね?ちょっとした嫌がらせをされたの。…ま、その先輩は今、部活には来てないけどね!」
落ち込んだ様子から一拍置いて元気にそう言う海。しかし、その表情は寂しそうな笑顔で無理しているのは明らかだった。
「…」
陸人は黙って心配な表情で海を見ている。海は俯いていて表情は見えないのだが。
そんな陸人の気配を感じたのか海は言う。
「私は大丈夫だよ!もう終わった事だし、ね!」
俯いたままの海は声だけは元気にそう言う。
「無理して…。いや、やっぱ忘れてくれ」
陸人は無理してないか?と言おうとするがその言葉を途中でやめる。そういった言葉を自分が言うのは無責任な気がしたのだ。
「えー、言ってくれないと分からないよー?」
陸人が途中で言葉をとめるので海はそう言う。
相変わらず海は俯いたままだが、なんとなく元気になっているような気がする。
「いいんだよ。忘れてくれ」
陸人は何もなかった、と言うようにあっけらかんと言う。何も自分は聞きませんでしたというかような感じだろうか。
「あはは、なにそれ…」
海はその感じを受け取ったのかそう言って小さな笑い声を上げる。そして一言さらに小さな声で一言。
「でも、そんなところも…。好きだよ」
「なんか言ったか?」
小さな声だったので陸人は聞き取れなかった。しかし、次には頭を振って顔を上げた海は言う。表情には笑顔が戻っていた。
「ううん!なんでもない!そろそろ教室に戻ろっか!」
急に顔を上げた海に驚いた陸人だが、その表情を見て陸人は優しい顔になる。そして簡潔に一言。
「だな。」
そう言って海と陸人は2人並んで教室に戻るのだった。
とりあえず日常に戻ります。




