表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力操作無双~魔法が使えないで虐げられていた俺は、魔力を体内でひたすらグルグルしてたら、ざまぁしてました~  作者: 喰寝丸太


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/103

第72話 仕入れ

 プリンクに付けているナンバー2の映像が、前に見た男を捉えた。

 ああ、ワイズベルが襲撃を依頼した男じゃないか。

 こいつ闇商人だったのか。


「武器と攻撃用魔道具だ」

「足は付かないのだろうな」


 プリンクも馬鹿じゃない。

 ここら辺はしっかりしている。


「発注書は守備兵になっている」

「偽物の発注書か?」

「いいや本物だ。品物がどこに行くかはお前が知る必要はない」

「本物なら良い」


 守備兵から横流しする予定なのだろう。

 予算の出所は貴族の寄付辺りだろう。

 それでその貴族は名前を貸しただけで実際は盗賊がお金を出している。

 たぶんそんなカラクリだろうな。

 どいつもこいつも腐っているな。


 プリンクはどこに仕入れに行くと思ったらバッタ屋だった。

 バッタ屋の店主は大量注文でホクホク顔だ。

 盗賊に渡るとなったら、どんな顔するかな。


「おい、さっきの注文。盗賊からだぞ」


 プリンクが帰ったので分身が姿を現す。


「あいつが盗賊じゃないよな」

「闇商人だな」

「今回は契約書があるから商品を用意するが、二度とあいつとは取引しない。それに渡す魔道具に細工する。何回か使ったら壊れるようなことだ」

「うん、バッタ屋らしいな。売らないとは言わないんだな」

「違約金払うのも嫌だし。盗賊の話を俺がしたら、きっと殺される」


 まあ良いか、小細工ありの魔道具なら問題ない。

 魔法学園の生徒もトラップ満載で待ち構えているし。


 プリンクの所に行くと、プリンクは出掛ける準備をしてた。

 次に行くのは武器屋か防具屋だろう。


「店主、安い鎧はないか?」

「オークなら定期的に素材を売ってくれてる仮面の人がいます。安くしときますよ」


 ああ、たぶんファントムのことだな。

 オークのスタンピードの奴が収納の肥やしになっている。

 1日1体でも多いのか。

 ああ、革鎧にするには何日も掛かるよな。

 毎日1体でもだぶつくか。

 他の冒険者も狩っているだろうし。


 しかし、プリンクとファントムの活動範囲が被っているな。

 裏の者が来る店なのかも知れない。


「オーク鎧で良い。数はどれぐらい用意できる?」

「在庫は30ぐらいありますよ」

「全部買おう」

「まいど」


 また、ファントムが儲かるな。

 プリンクはまた金を取りに戻ってまた出掛けた。

 予想通り、今度は武器屋だった。


「武器なら何でも良い。100振りばかり用意しろ」


 防具は足りなくても構わないのか。

 盗賊が今まで使っていたのもあるのだろうな。


「無茶言っては困ります。20が限界ですね」

「仕方ない。全部買う」


 プリンクが武器屋を出る。

 俺の本体は先回りして路地でプリンクを待ち構えた。


 プリンクが通るので手招きする。

 ファントムの仮面を被ってだ。


「何だ?」

「武器屋にあっしもいたんでさぁ」


 ファントムの口調を真似る。


「それで?」

「1振り金貨1枚で上等な剣を80振り用意しますぜ」

「本当か」

「疑っているんですかい。保証しますぜ」


「よし、俺の店まで持ってこい。金を払ってやる」

「へい」


 プリンクの店に行き、収納魔術で魔力結晶の剣を出す。

 この剣はもちろん俺と繋がっている。

 だから、霧化して消すのも自由自在だ。

 盗賊は魔力結晶の価値なんか気づかないだろう。

 一応、映像を送る魔術は掛ける。

 価値に気づいておかしなことになったら速攻で消すつもり。


「黒い石の剣か。頑丈さはどうだ」

「鋼鉄の剣と打ち合わせても構いませんぜ」


 魔力結晶の剣と鋼鉄の剣が打ち合わされて火花を立てる。

 プリンクは両方の剣をしげしげ見て。


「刃こぼれは鋼鉄の剣だけだな。お前とはこれからも懇意にしたい」

「へい。まいど」


 金を貰ってプリンクの店を後にする。

 入れ替わりに姿を消した分身ナンバー2が店に入る。


 しばらくして、プリンクの店は魔道具と武器と防具で溢れかえった。

 あの盗賊風の闇商人がきて満足そうな顔をする。

 武器などが運び出され、プリンクにいくつもの金貨の袋が渡された。


 そして、蛇女が来た。

 金が入ったのでプリンクが呼んだらしい。

 プリンクはまた寿命が縮まるな。


 悪行の報いだと思うから仕方ない。

 ただ極楽を味わって死ぬのがちょっと気にくわないが。

 まあ、死ぬのなら別に構わない。


 事が終わった後の蛇女は若干若返ったような気がする。

 生気を吸い取るってことはそうなんだろうな。


 プリンクは食えるだけ飯を食うと、気持ちよさそうないびきをかいて、眠りに入った。

 こりゃ、盗賊の件が終わるまでほとんど寝て過ごすのだろうな。

 こんなに眠いのに異変に気付かないって、プリンクはおめでたいな。


 そうそう、俺は淫魔法を会得してしまった。

 2度も見たというか。

 視覚的に見てはいないが、魔力の流れと感じは覚えたからな。

 魔力を体内に侵入させ、色々な力を強引に奪い取る。


 蛇女は性器を使っていたが、俺なら魔力の触手を伸ばして同じ事ができる。

 さっそく、ゴブリン相手に使ってみた。

 ゴブリンは白目をむいて。

 盛大にあれをまき散らした。


 絵面が汚いからやりたくない魔術だ。

 ただ、吸収すると体が軽くて力が溢れる感じだ。

 淫魔術は排出(ドレイン)という名前で、表に出せない技のリストに付け加えた。

 ただ殺すなら(デス)の方が好みだ。


 使う場面があるか分からないが覚えておこう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ