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精霊メイドに恋をする。  作者: 桜薔薇 青


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9/10

再会へ~1~

「雷帝」とアガレットは「未来の翼」と戦っていた、、

しかし、アガレットの実力は、、

そうして、この戦いの決着は、、

「暴風」が果たして、、

「雷帝」により雷が無数に落ちてくる状況、、

その中でも「未来の翼」はいまだに動き、雷をぎりぎりで避けていた、、


「はぁ、、はぁ、、くそ!!避けるので精一杯であいつに近づけない!!」


「ぬぅ、、このままでは居られるか!!」


フルガルがしびれを切らしアガレットに向かって行く、、

だが、その行動をアガレットは待っていた、、


「向かってくるか、、」


「このまま近づき、、叩けば、、お主は終わる!!それに、、我の拳は!!落雷より早い!!「音越えの拳」!!」


「おぉ!!確かに!!早いな!!”落雷”よりは、、」


アガレットが手を筒の形にする、、

その手をフルガルに向ける、、


「なんだ?そんな手の形を作って、、その手如きで何ができる!!」


「知ってるか?雷を作る時には、、物質同士をぶつけ合うんだ、、そうして、、物質同士のぶつけ合いが限界に達すると、、」


アガレットの手から垂直に雷が放たれる、、

その雷は、フルガルに正確に直撃する、、

フルガルは、その場で黒焦げになり、地面に倒れる、、


「こうやって、、雷が落ちるってことだ。あぁ、、この場合だと、、落ちるではなく、、”放つ”の方が正しいか、、」


「、、っ!!フルガル!!」


「足を止めるな!!ヴリル!!」


「あぁ、、足を止めちゃったね?」


ヴリルに雷が落ちる、、

しかし、ヴリルは奇跡的に意識を保っていた、、


「、、っ!!がっ!!」


「、、い、、生きてる!!バラドル!!生きてるよ!!」


「わかってる!!だが、、ヴリルを救うために、、足を止めれば、、俺たちが打たれる、、」


「で、、でも!!このままだとヴリルが!!」


「そうだぞ?このままでは、、大切な、、大切なお仲間が、、お前の目の前で死んでしまうぞ?」


「、、くっ!!くそ野郎が、、なら、雷を止めろ!!」


「は?いやだが?というか、、この状況で他人を気にするのか?」


「ヴリルは他人じゃない!!俺たちの大切な仲間だ!!」


「そうか、、なら、、仲間のために命を張れるか?」


アガレットが再び手を筒の形にする、、

その矛先は、落雷によって感電しているヴリルに向けられていた、、


「、、っ!!貴様ぁ!!俺を狙え!!この距離ならお前のことを殺せるぞ!!」


「そうか、、だが、下手に近づけば、、この雷はお前に向く、、金属や「水の精霊」を使えないお前は、、直撃を食らえば、、そのまま死ぬな?どうする?」


「、、っ!!メードラス!!ヴリルに「水の精霊」を張れ!!」


「ん~、、それもやめた方がいいな、、メードラスは一度、僕の落雷を受けている、、その時「水の精霊」によって防いだ、、「精霊」を使ったということは、、最上位精霊の攻撃を下位精霊で防いだということ、、相当、「魔力」を使ったんじゃないのか?使えたとしても、、あと一回ってところか?」


「、、っ!!」


「おや?図星だね、、ということは、、ヴリルを助けたら、、今度はメードラスが死ぬということだ!!さぁ?どうする?バラドル、、すでに雷の準備できているぞ?」


「、、っ!!くそ、、くそ!!やめろ!!やめてくれ!!」


バラドルが手を伸ばしながらアガレットに向かって走っていく、、

しかし、アガレットは口角を上げながらヴリルに雷を放つ、、

その雷は一切の躊躇もなくヴリルを穿ちぬいた、、


「あはは!!結局!!おまえはその大切な仲間は助けられない!!僕に戦いを挑んだということは!!お前らに勝ち目はないということだ、、僕は、「精霊七家」、、お前らなら知っているだろ?「精霊七家」の二つ名、、”序列”じゃない、、君らが呼ぶ二つ名、、カレルならば、、「風断」、ウェルトなら、、「雷指」、ハレルなら、、「土喰」、、なら、、僕の二つ名は?」


「は?お前の、、二つ名?」


「あぁ、僕の二つ名だよ。知ってるか?」


「い、、いや、、知らない、、」


「だろうな。いいか?二つ名ってのは、、「誰かに見られ、言い伝えられる」ことによって、、付くんだ。なら、、二つ名がない場合は?二つの可能性がある、、一つは弱すぎるから、、もう一つは、、相手が”生きていない”かだ、、お前らはどっちだと思う?」


「、、できれば、、弱すぎるがいいが、、」


「はっ!!そんな希望的観測は無理だ!!」


アガレットはそう言うと、、

手を上に向ける、、

すると、雷がアガレットの手のひらの上に集約し始める、、


「、、っ!!な、、何をする気だ!!」


「これが、、俺に二つ名がない証拠だよ、、結局、、こう言った攻撃を避けられる奴がいないんだよ、、この「雷球」を避けられる奴がよぉ!!」


アガレットが作り出した雷球をバラドルとメードラスに落とす、、

その範囲は、アガレットが「土流の精霊」を使い、作った土壁の内側全体を覆うほどの大きさであった、、


「こ、、この、、大きさは、、どう頑張っても、、当たるな、、メードラス、自分に「水幕の精霊」を使って生き残り、、国に帰って報告をしろ、、」


「そ、、そんなこと!!できるわけないでしょ!!これ以上!!目の前で仲間を失えって言うの!?」


「メードラス。これは、、命令だ。「未来の翼」となり国を羽ばたかせてくれ、、」


「、、っ!!バラドル、、あんたは、、私より足が速いでしょ?だったら、、私より、、あんたの方が向いてるわよ。」


「は?な、、何を、、」


「バラドル、、ありがとう。生き残って、、土を司る者よ!!土を操る者よ!!かの者を土で包み、安全の地まで導きたまえ!!「土運の精霊」!!」


メードラスが「精霊」を召喚すると、、

バラドルの足元が突然沼となる、、


「、、っ!!メードラス!!やめろ!!今すぐに自分に使え!!」


バラドルが叫ぶ、、

しかし、メードラスは一切返事を返さない、、

バラドルは叫び続ける、、


「メードラス!!やめろと言っているだろ!!メードラス!!メー、、」


そうしているとバラドルは完全に沼に引きずり込まれる、、


「ありがとうございます。アガレットが殺そうとしている私たちを助けることは、、反抗することに等しいことだというのに。」


「、、気にするな。アガレット様はそう言ったことには寛大だ。「魔力」という報酬が支払われているのならば、、誰に求める権利はないとおっしゃっていた、、だから、お前に力を貸した、、まぁ、アガレット様のあの攻撃の防御は無理だがな、、それでは、、さらばだ。」


「はい。さようなら。」


「土運の精霊」が消える、、

そうして、メードラスは自分の運命を受け入れ、最後まで雷球を見つめていた、、

雷球が地面に直撃する、、

そうして、地面が激しく揺れ、再生能力のある土壁すら溶かすほどの熱を放出した後、、激しい光が消える、、、

そこに残っていたものは何もなかった、、

全てが跡形もなく焼かれ、砕かれていた、、


「、、ちょっと、、やりすぎじゃねぇのか?アガレット坊や。」


「やりすぎ?僕に攻撃をしてきて、メイレスを狙うと宣言した、、敵だ。ならば、どんなであろうとも、、全力をもって相手をする、、それが僕のやり方だ。」


「そうか、、それなら、、一人逃がしたのは痛かったんじゃないのか?」


「いいんだよ。どうせ、あいつは僕にもう一度挑みに来る、、仲間がこうも無残にやられたんだ、、このまま泣き寝入りなんて、、あいつは死んでもしないよ、、大切なものを失うってことは、、想像以上に、、心が壊れるからね。さて、、こっちは終わったし、、「暴風」のところに行くか。送ってくれる?「雷帝」。」


「あぁ、良いぞ。」


アガレットと「雷帝」は雷の音とともにその場から消えた、、

そのころ、生かされたバラドルは歯を食いしばりながら、森の中を歩いていた、、


「くそ、、くそったれがぁ!!この恩は必ず、、必ず、、返してやるからな、、アガレット!!!!」


「暴風」は不毛の大地についていた、、


「よし、宣言通り一時間半で到着、、さて、、メイレスは、、」


「暴風」が「常闇」を探そうと、、

魔力を飛ばす、、

すると、周囲にある木々がいきなり枝を鋭くし、「暴風」を刺そうとする、、

「暴風」はとっさに風で障壁を作り、枝を粉々に粉砕した、、


「な、、何だよ?いきなり。不毛の大地の植物って、、こんなだったけ?」


「暴風」が疑問に思っていると、、

何処からともなく声が聞こえる、、


「いいえ。不毛の大地の植物は元々攻撃性を有しておりません。ですが、メイレス様が戻ってこられ、アガレット様のもとへ帰ることを拒否しているので、、その心情がこの不毛の大地にある地脈を刺激してしまい、、植物が攻撃性を有してしまったのです。ですが、、流石ですね。「暴風」様。」


「、、お前は誰だ?どうして私を知っている?それに、、メイレスの居場所を知っているのか!?」


「えぇ、アガレット様にはメイレス様の居場所が入っている「黒色玉」をお渡ししました。おそらく、「暴風」様は、アガレット様に頼まれ、この不毛の大地にいらしたと、、そう解釈をしているのですが、、違いますか?」


「、、アガレットを知っているか、、それに、、まさか、言い当てられるなんて、、その通りだ!!私は、「暴風 テンペラス」!!アガレットに頼まれ、「常闇 メイレス」を探しに来た!!」


「暴風」がそう言うと、、

突然、霧が現れ、「暴風」の目の前に人影が現れる、、


「お初にお目にかかります。私は、メイレス様の配下「幻想の精霊」でございます。」


「そうか、、ところで、、お前、霧を出す力あったか?」


「いいえ。ございません。この霧は「魔霧の精霊」の力によるものです。そして、、この霧が出てきたということは、、アガレット様、もしくはアガレット様に頼まれたもの以外のものがこの大地に入ったことを表しております。そうして、「魔霧の精霊」からの情報では、侵入者は一切迷わず、メイレス様のもとへ向かっているようです、、どうやら、、アガレット様に渡した「黒色玉」から情報を得たようですね、、来て早々ですが、、手を貸していただけますか?「暴風」様。」


「いいよ。アガレットからメイレスを三時間自由にしてい言って許可貰ってるしね。」


「ありがとうございます。」


「幻想の精霊」が姿を消す、、

すると、「暴風」が空に浮かぶ、、


「さて、、どこかな、、」


「暴風」が探していると、、

ひときわ濃い霧が立ち込める場所が見える、、


「あそこか、、なら、挨拶だ。」


「暴風」が両手を握りしめると、、

その両手の周りに風が渦を巻きならば集まってくる、、

すると、その両手を濃い霧が立ち込める場所に向かって放つ、、

その風は地面と木々を削り、濃い霧まで向かって行った、、

お読みいただきありがとうございます。

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