旅路~3~
ケルトリックは「未来の翼」を「冒険国家」へ、、
そこで起こる事件とは、、
アガレットは「未来の翼」を無事に「冒険国家」まで護衛をした、、
しかし、事件は、「冒険国家」の門前で起こった、、
「あぁ、、ありがとうございます。アガレットさん。」
「あぁ、それじゃあ、、僕はこれで。」
「待ってください。せめて、一杯だけでも何か奢らせてください!!」
メードラスがメイレスの居場所が入っている宝石を持つ方のアガレットの腕をつかみそう言った、、
しかし、アガレットはいち早く、メイレスを探しに生きたかった、、
だから、断ろうとする、、
「いや。僕は、今すぐにでも、、」
「そんなことを言わずに!!」
メードラスがさらに力を込める、、
「、、僕の仕事は、君らを「冒険国家」まで届けること、、その仕事は終わった。だから、、」
アガレットがメードラスの手を払おうとした瞬間、、
メードラスが宝石を取っていく、、
それに気づいたアガレットが即座に声を出す、、
「あっ!!メードラスさん!!その宝石は!!」
しかし、アガレットのその声に返ってきたのは、、
六本の支柱であった、、
「あ?なんだ?これ。」
「それは、私たちの国が作った「捕縛結界柱」、、その柱は、捕らえたものの「魔力」を糧に半永久的に稼働し続ける代物だ。」
「、、どういうことだ?「未来の翼」。」
「え?どういうことって、、ただ、「常闇 メイレス」の捕縛にあんたが邪魔だから捕らえただけだよ?あんたは「常闇」が我らにさらわれるのをただ指をくわえて見ているしかできないってわけ。」
「お前、、俺が「名称」を倒したときの威力、、知ってんだろ?」
「もちろん。でも、あの程度じゃ壊せないよ?」
「なんで言い切れる?」
「だって、、「精霊七家」の「第三位 ハレル」を捉えて実験をしたから。上位精霊でも壊せない強度でよかったよ。」
「は?い、、今、、ハレルと言ったか?」
「あぁ、言ったよ?彼がこの辺の森の定期調査に来てみたいでね。その時に実験をしたんだ。ついでに、「凶暴化剤」も打ち込んでみたけど、、そしたら、後は君の知っての通り。ハレルは「精霊七家」を追い出されたってわけ。」
アガレットはその話を聞き、絶句していた、、
その表情を見たバラドルが薄気味悪い笑顔を張り付け、喋りかける。
「どう?君が追い出した奴が実は被害者でしたってオチ、、どう?楽しんでもらえた?ねぇ、どんな気分?」
「ちょっと!!バラドル!!早く行くよ!!そいつはもう動けないんだから、、」
「うむ、そうであるな。動けぬ奴よりも今は、被検体を回収しに行かなければ、、「精霊国」にいる我らの仲間だけでは厳しいだろうしな。」
「まぁ、どうでもいいけどよ、、行くなら行こうぜ?俺は、、早く仕事終わらしてグタグタしたいぜ。」
「わかったよ。それじゃ、、さようなら。助かったよ。アガレットさん。いろんな意味で、、」
バラドルがアガレットから離れていく、、
「それで?どこか分かったの?」
「えぇ、「精霊国」の最北端からさらに奥の場所。あっちにいる先行隊だけじゃあ、、ちょっと厳しいってところかな。」
「そうか、、それならどうやって行くの?」
「それは、これを使う。」
メードラスが上を指さすと、、
そこには宙に浮く馬車があった。
「おぉ!!あれは!!我が国の技術力の賜物の「空飛ぶ鉄馬車」じゃないか!!あれで行くのか!!」
馬車がゆっくりと降りてくる、、
だが、次の瞬間、、
馬車に落雷が落ち、馬車は地面に墜落する、、
「は?な、、何が起こった?」
「はぁ、、この程度で、、僕が捕らえられると思ってんのか?お前ら、、」
「、、あ、、アガレット?お前がやったのか?」
「当たり前だろ?こんな、快晴の日に雷が落ちるわけないだろうが。落ちるとしたら、、それは、異常気象か「精霊」の力だろうが。」
「馬鹿な、、その結界は上位精霊ですら壊せないものだぞ?それに、、「魔力」が吸いとられ続けているはずなのに、、「精霊」に渡す「魔力」なんてないはずだ、、」
「はぁ、、お前らは二つ勘違いしている。一つ目、「名称」を倒したときに使役した「精霊」は下位精霊だ。そして、もう一つ、、俺は「精霊七家」の「第一位」だ。この程度の結界で、、どうにかできるなら、、「七霊国家」から無断で出てきてない。」
アガレットがそう言うと、、
結界に手を当て、力を入れると柱たちは音を立てて粉々に砕けた、、
それを見ていた「未来の翼」たちは驚きで顔を固めた、、
「う、、嘘だろ?「第三位」でも傷一つ付かなかったんだぞ?それを、、片手で、、しかも、力を込めるだけで?」
「はぁ、、さて、その宝石を返してくれるか?最後の慈悲だ。」
アガレットが手を出しながら言う、、
しかし、「未来の翼」たちはそれに応じない、、
その時点でアガレットは彼らを敵と認識した、、
「はぁ、、僕は慈悲をかけたぞ?これ以上はかけない。」
アガレットは指を鳴らす、、
すると、雷が落ち始め、風が激しく吹き始めた、、
「、、っ!!な、、何だ!!何が起こる!?」
「これは警告だ!!今より!!この門前にいる者たちは敵とみなす!!死にたくなければ!!すぐに「冒険国家」に入れ!!我!!「精霊七家」!!「第一位 アガレット」である!!」
「冒険国家」の門前で待っていたものたちが一斉に「冒険国家」の方へ走っていく、、
そして、それを聞いていた「冒険国家」の門番たちも急いで門を開く、、
しかし、「未来の翼」はどうしてそんなに急いでいるのかが理解できなかった、、
「なんだ?たった一人にどうしてそんなに怯えているんだ?」
「、、、、、、」
アガレットは腕を組みながら少しの間待つ、、
そうして、「冒険国家」への避難が完了した様子を見て、アガレットが再び動く、、
「よし。他の者たちは避難したな、、これで心置きなくやれる、、」
「はっ!!他の者たちがいなくなったからと言って何ができる!!」
「ふぅ、、あぁ、、久しぶりだな、、ここまで力を制限しなくていいのは、、知ってるか?「精霊七家」ってのは意外と制限が多いんだよ。その中で、僕が一番面倒くさいと思ったのは、、上位精霊と最上位精霊の使用禁止だ。さて、ここでも問題だ。どうして、僕は使用禁止にされたと思う?」
「は?んなもん、、お前さんが強いからじゃないのか?」
「ん~、、その答えは半分正解だ。もう半分は、、簡単に地形が変わるからだ。」
アガレットが言った瞬間、、
地面が隆起し、アガレットと「未来の翼」を囲むように円状に土壁が盛り上がった、、
その規模を見て、「未来の翼」たちの顔から余裕が消える、、
「、、っ!!こ、、これは、、」
「ありがとうな。「土流の精霊」。お前は、このまま維持を頼む。」
「これは、、上位精霊の力なの?」
「あぁ、だが、ここまでできる「精霊」はそうそういない。やはり、「土流の精霊」は優秀だな。」
「冗談じゃない、、この土壁、、自動修復と強度上昇が付与されてるじゃない、、これだけの規模でそんなものを付与したら、、普通なら一瞬で倒れるのよ!?なのに、、どうして、貴方はそんなに平気そうなの!?」
「んなもん、、僕の「魔力」が規格外ってことだ。まぁ、この程度で驚くな、、ところで、お前らの仲間は、今、「精霊国」にいるんだろ?どのぐらいでメイレスのところまで着くんだ?」
「え?だ、、大体、、三時間~五時間ってとこか?それがどうした。」
「なるほどな、、やっぱり。こいつらを呼んで正解だった。」
アガレットが呟くと、、
手を上にあげる、、
すると、落雷がアガレットの横に落ち、暴風がアガレットの横で渦を巻く、、
そこから現れたのは、、
「久しいなぁ!!アガレット坊!!」
「あぁ、久しぶり。「雷帝」。」
「私たちを呼び出したってことは、、緊急なの?アガレット。」
「あぁ、ちょっと急いでもらいたいのと、、暴れてほしくて呼んだ。任されてくれる?「暴風」。」
「ち、、ちょっと待て!!そ、、そいつらは、、」
「え?あぁ、この二人は「雷帝」と「暴風」。呼んでいる通り、今は、その座を受け渡しているが、、紛れもなく最上位精霊の二人だ。」
「、、っ!!最上位精霊!?どうして!!「精霊七家」は選んだ最上位精霊だけを呼び出せるはず!!なのに!!どうして!!」
「はぁ、、お前らは、本当に人の話を聞いていないな。話しただろ?僕は、、「精霊に好かれやすい体質」だって。こと細かく説明をしてやったというのに、、まぁ、そんなことはどうでもいい。「暴風」。」
「ん?何?」
「ここから「精霊国」のさらに奥にある「不毛の大地」にどのぐらいで着ける?」
「そうねぇ、、飛ばせば一時間半。普通に行けば二時間半ってところかしら?」
「なら、かっ飛ばせ。行くまでの障壁は「水幕の精霊」が手伝ってくれる。向かい風は自分で操作してくれ。」
「えぇ、、かっ飛ばすとすごく疲れるんだよ?」
「あぁ、でも、お願いだよ。メイレスを自由にしていいから。」
「ほんと!?どのぐらい!?」
「そうだな、、三時間かな?それ以上はメイレスが不機嫌になるから。」
「わかった!!それじゃ!!私は今すぐに向かうわね!!」
「暴風」が返事をすると、、
「暴風」の周りに「水幕の精霊」が保護膜を張ると、、
地面を抉るは程の風を起こし、「暴風」は姿を消した、、
「、、っ!!まずい!!最上位精霊が二体相手では!!いくら先行隊であっても!!」
メードラスが通信機器を取り出し、先行隊へと連絡を入れようとする、、
しかし、通信機器は突然落ちてきた落雷によって壊されてしまった、、
それにより、先行隊との通信を断たれてしまう、、
「、、っ!!通信機器が!!」
「メードラス!!動きを止めるな!!」
バラドルが叫ぶ、、
しかし、メードラスが反応する前に落雷が直撃する、、
「、、っ!!がっ!!」
「生き残った。とっさに「水の精霊」で地面に逃がしたか、、」
「大丈夫か!!メードラス!!」
「え、、えぇ、、な、、何とか、、生きてはいるわ、、でも、、っ!!」
メードラスは、落雷により体の半分が焼かれていた、、
「半分で済むとは、、即死ならば痛みなどなかったというのに、、無駄に命を伸ばしたな。」
「無駄、、何かじゃないわよ、、この命で、、貴方を殺せる!!」
「そうか、、「雷帝」。」
「あ?」
「落雷を落とし続けろ。」
「え?だが、、それでは指向性が、、」
「僕が指向性を受け持つ、、だから、、無数の雷を、、」
「なるほど、、そういうことなら!!」
「雷帝」が指を天に向ける、、
すると、空が雷雲で覆われる、、
そうして、天が雷のうなりを上げる、、
「そら!!落ちるぞ!!「帝の無雷」!!」
「雷帝」の叫びと同時に、、
無数の雷が落ち始める、、
その雷は、「未来の翼」の逃げ場をなくすと同時に確実に命に届くように、一人ひとりを狙いながら落ちてくる雷、、
その雷から必死に逃げる「未来の翼」、、
そうして、急ぎで向かう「暴風」、、
果たして、この結末とは、、
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