再会へ~2~
「暴風」が先行隊に対して攻撃を仕掛ける、、
しかし、「暴風」の攻撃の規模は、、
そうして、先行隊は、、
メイレスが去った理由とは、、
「暴風」が濃い霧の立ち込める場所に、突風を放つ、、
その風は木々や大地を削りながら、確実に濃い霧の場所へと向かっていた、、
濃い霧に囲まれていたのは、、
メイレスを捉えようとする先行隊であった、、
「なんだ?着いたと思ったら、、いきなり霧に囲まれた、、」
「魔力探知も、、気配も、、音も聞こえづらい、、一体何が、、」
先行隊が、霧に困惑していると、、
先行隊の一人が地面の揺れに気づく、、
「な、、何だ?地面が揺れて、、」
「どうした?」
「いや、何だか、、地面が揺れているような感じがして、、ですが、音も何もないので、、気のせいかと、、」
すると、他の先行隊の者たちも揺れを感じ始める、、
「いや、、これは、、揺れているぞ!!」
「な、、何だ!?いきなり揺れ始めたぞ!?」
「こ、、これは、、地震か!?」
「いや、、これは、、地震じゃない、、この揺れの原因は、、あれだ、、」
先行隊の一人が「暴風」が作り出した突風を見つける、、
「な、、何だよ、、アレ、、この森の木々の高さは?」
「え、、えぇ、、と、、平均5mです、、最大でも8m程でしょうか、、ですが、、あの風の塊は、、」
「ぱっと見でも、、10m以上はあります、、」
「は、、ははは、、くそ、、こんなことなら、、断っておけばよかった、、やっぱり、、最上位精霊の確保なんてよぉ、、」
先行隊がそんな愚痴を言っていると、、
突風は、先行隊を飲み込み、そのまま姿を消した、、
それを見て、「暴風」は「幻想の精霊」を呼ぶ、、
「はい。お呼びですか?「暴風」様。」
「今から、確認しに行く、万が一があるかもしれないから、お前もついてこい。」
「かしこまりました。」
「暴風」と「幻想の精霊」が濃い霧が立ち込めたていた場所に向かう、、
「、、こ、、これは、、何とも言えないですね、、」
「そうか?まぁ、メイレスを連れ去ろうとしたんだ、、最上位精霊に喧嘩を売れば、、こうなるなんて分かり切っていたことだろ?」
「そ、、それも、、そうですね。ところで、、生きている者はいるのでしょうか?」
「さぁな、それを今から探すんだよ。」
「暴風」が再び風を操る、、
すると、倒れた木々が、削られた土や石が浮き上がり、先行隊だけが地面に残された、、
「、、っ!!あ、、改めてみると、、これは、、」
「あぁ、、やり過ぎたかもな、、まぁ、アガレットよりは優しいだろ。痛みなく死ねたのだから。」
「暴風」がそんな言葉を言うと、、
先行隊の一人が、息も絶え絶えのまま立ち上がる、、
「はぁ、、はぁ、、き、、貴様らは、、誰だ、、」
「あ、、生きてた。いやぁ、、良かった、、良かった、、危うく、全員殺してしまったかと思ったよ。」
「、、っ!!貴様ぁ!!」
先行隊の一人が一つの球体を取り出す、、
すると、球体が開き、光を出す、、
「はぁ、、はぁ、、ははは、、ざまぁみろ、、この球はな、、「魔力」を吸いとる球だ。この球が開かれたら、、もう、お前らに勝ち目はないんだよ!!」
先行隊が高笑いしながら球体を「暴風」たちに向けていた、、
しかし、「暴風」たちには一切の変化が現れなかった、、
「な、、なんで、、どうして!!膝を地面につけない!!「魔力」が奪われれば全身の力が抜けるはずだ!!なのに!!どうして!!」
「どうして?あぁ、、そう言えば、、名乗っていなかった、、私は「暴風」と呼ばれるものだ。そして、こいつは「幻想の精霊」だ。そういえば、、その球は「魔力」を吸いとるんだったな、、それなら、、」
「暴風」が少しだけ「魔力」を流す、、
すると、先行隊が持っている球体が、音を立てて爆発する、、
「なっ!!こ、、壊れた!?馬鹿な、、「精霊七家」の第三位の魔力量でも壊れなかったというのに!!そ、、それに、、今、、「暴風」と言って、、ま、、まさか!!」
「やはり、、気づくのが遅すぎるな、、これだから、、アガレット以外の人間というものは、、」
「暴風」が手を向ける、、
「ひっ!!ゆ、、許してくれ、、お、、俺は、、金によって雇われただけで、、」
「そうか、、だが、メイレスをさらおうとしたのは事実、、君を許せば、、私が怒られてしまうのでね、、」
「暴風」の手に風が集まる、、
先行隊の一人はいまだに命乞いをする、、
しかし、「暴風」は無感情に風を集め続ける、、
そうして、「暴風」が放とうとした瞬間、、
「ま、、待ってくれ!!お願いだ!!」
「だめだ。さようなら、、」
先行隊がいた場所が地面ごとはじけ飛ぶ、、
「、、っ!?な、、何が起こったのですか!?」
「、、あらら、、残念、、死体すら残らないなんて、、」
「ぼ、、「暴風」様!!早く身を!!」
「大丈夫だよ。これは、アガレットの攻撃だよ。」
「え?あ、、アガレット様のですか?」
「えぇ、アガレットは普段、武器を使わないけど、、アガレットの武器は「弓」、アガレットの弓は怖いわよ?今の攻撃だって、アガレットにしてみれば当たり前の距離、、当たって当然の距離なの、、正確な距離は分からないけど、、だいぶ離れている距離よ、、私たちが認識できないぐらいね、、まぁ、そんなことはどうでもいいわ。早く、メイレスの場所まで案内して。」
そうして、「暴風」は「幻想の精霊」と一緒にメイレスの場所まで着く、、
「メイレス様。お客様でございます。」
「え?こんなところに客?いったい誰なのよ、、」
「はい。「暴風」様でございます。」
「は?そんな、バカなこと言わないでよ。テンペラスは、もう、最上位精霊の座から降りたはずでしょ?それなのに、私のところに来るわけないじゃないの。」
「あら?いつから、最上位精霊じゃないとあなたに会っちゃいけなくなったの?メイレス。」
「、、っ!!て、、テンペラス!!本当に来ていたのね、、外ですごい音がしたから、、まさかとは思ったけど、、それで?誰からの指示なわけ?」
「え?何のこと?私は、ただ、あなたに会いたいからここまで来たのよ?」
「嘘は言わないで。私が、本気で隠れたら貴方であっても見つけられないって知っているでしょ?それなのに、、ここを見つけた、、まぁ、、そこで黙ってる「幻想の精霊」が一枚かんでそうだけど、、それだけで動かないでしょ?あんたは。」
「、、やぁ~ん、私のこと知りすぎ!!私、、嬉しくなっちゃうわ!!」
「暴風」が立ち上がり喜んでいると、、
メイレスが、鋭い眼光を「暴風」に向ける、、
「私は、、ふざけを見たいわけじゃないの、、だれの指示で来たの?「暴風 テンペラス」、、」
「暴風」が動きを止め、メイレスに向き直る、、
「私は、アガレットにお願いされてここまで来たの。メイレス。貴方を連れ戻すためにね。」
「、、どうして、、アガレット様に、、伝わっているの?私の、、居場所が、、」
メイレスが「幻想の精霊」に視線をやる、、
「幻想の精霊」はその圧に耐えられず、体が震える、、
しかし、「暴風」が口を出す、、
「まぁまぁ、、そんなことはどうでもいいじゃん。それよりもさ、、どうして、アガレットのそばを離れたの?アガレット、、見たこともないぐらい怒ってたよ?」
「、、私は嫌われ者です、、私が近くにいるだけでアガレット様は力を制限されてしまう。最上位精霊が「精霊七家」に属するのは、「精霊七家」の力が衰えないようにするため、、だから、最上位精霊が不要と判断されるほどの力があれば、最上位精霊なしで「精霊七家」に属することができる。アガレット様は、、私たちなんて足元にも及ばないほどの「魔力」と「力」がある、、でも、あの方は、私が離れないようにそれを制限している、、私は、、それが許せないのです。私のせいで、、アガレット様の実力が、、強さが、、過小評価されることが、、許せないのです!!だから、、私は、アガレット様のそばを離れました、、私がいなくなれば、アガレット様は、、きっと、、本来の実力を出してくれると思ったので、、」
「、、メイレス、、」
「わかっています。我がままだということ、、愚かだということ、、でも、、それでも、、許せないなかったのです、、そして、、こんな選択をした、、こんな選択しかできなかった、、私自身のことも、、」
「、、はぁ、、な~んだ。心配して損した。」
「え?」
「だって、結局のところ、アガレットのことが大切だから、離れたんでしょ?世間から馬鹿にされるアガレットを見たくないから離れたんでしょ?」
「そ、、そうです。」
「あのね、、アガレットは世間の声や評価なんてどうでもいいの。ただ、あの子が求めているのは、メイレス。あなたと一緒にいること。だから、自分が苦手なはずの「闇の精霊」を扱えるようにした。「魔力」も、メイレスが不快にならないように、研鑽を積んで、なめらかで安定した「魔力」にした、、それだけ、あんたのことを思ってる子が、あんたの言葉を聞かないと思ったわけ?」
「そ、、それは、、」
「聞かないわけないでしょ?あの子は本気であんたのことを好いている。なら、あんたが一言、、「もっと目立ってください。」っていえば、アガレットだってその力を見せるわよ。でも、アガレットがそうしないのは、あんたの言った通りにしていたら、あんたが自分のそばを離れてしまうから、、だから、あの子は、少し常識外のところもあるけど、、常識の範疇で力を使った、、だから、、なおさらショックなのよ、、アガレットは、、」
「え?」
「だってそうでしょ?あんたが、離れないようにって力を制限してたのに、、自分に相談もなしに、いきなり消えて、場所もわかりませんって、、それってつまり、「お前のことは信用ならないから、そばから離れる。もう二度と目の前に現れるな。」って言ってるのとわからないのよ?」
「そ、、そんなことは!!」
「あんたが思ってなくても、、行動や言葉ってのは、受け取り手によってその意味を大きく変えるの。あんたが、「実力を出してほしい。」と思って、やった行動は、もう片方からしてみれば「絶縁します。」ってことになる、、本来なら、愛なんて冷めて、最悪、、命を絶ってしまうかもしれない、、」
「、、、、っ!!」
「やっとわかった?自分のしたことの重さ、意味を。」
「わ、、私は、、そんなことになるなんて、、」
「そうよね。そう言った行動を起こす者は、それによって与えられる効果を知らない、、でも、今回はよかったわね。」
「え?」
「アガレットは強かった。「力」も、、そして、「意思」も。あの子、あんたがいなくなった瞬間に、「七霊国家」から飛び出して、あんたのことを探しに行ったのよ。」
「、、、、」
「でも、そんなこと、、簡単なことじゃない。だって、無断で「七霊国家」をでれば、「精霊七家」の座は無くなり、国すら追われるかもしれない、、それでも、あの子はあんたとの愛を取った、、それで?」
「え?」
「あんたはどうするのって聞いてるの。ここまで、あんたのことを好いてくれてる子を、、いつまで放置する気なの?」
「わ、、私は、、私も、、会いたいです、、ですが、無断でそばを離れ、挙句の果てに「契約破棄」までした、、そんなことをしておいて、、そう簡単には、、私は、アガレット様からの思いを知りながら、それを避け、そして、逃げた、、でも、、私の心は今でも、、アガレット様を、、アガレットを!!愛しているのです!!」
「そっか、、それがあんたの答えなのね、、わかったわ、、」
「暴風」はそう言うと、、
入口の方へ向く、、
「らしいけど!!あんたはどうするの!?」
「暴風」が叫ぶと、、
入口のところから出てきたものは、、
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