披露会の後に、、
「精霊七家」の一人が追放される、、
それから、披露会では、序列上位者の三人が王と喋っていた、、
そこで、メイレスがカレルからの質問に答える、、
披露会が終わり、帰る馬車、、
その馬車の中で、、、
「精霊七家」と最上位精霊は部屋の中で楽しく話し合っていた、、
しかし、アガレットとウェルトだけは、静かに外にいた、、
「今回の件、、いつかはなると思ったけど、、今日になるとはね、、」
「でも、一番危うかった奴を早々に処理できた、、喜ばしいことじゃないの?アガレット?」
「喜ばしいか、、そう思えたら、、どれだけ楽だろうね、、」
「まぁ、、あんたの気持ちはどうでもいいわ。どうするの?早めに第四位を見つけないと、、「精霊七家」の地位が揺らぐわよ?そうすれば、、」
「最上位精霊たちはこの国を離れる、、だろ?」
「わかってるならいいけど、、私は、体が冷えそうだから戻るわね。」
ウェルトが部屋に戻っていく、、
冷たいよ風が吹く中、アガレットは一人悩んでいた、、
「、、ハレル、、どうして暴れた、、昔のお前はそうじゃなかった、、野心には溢れていたが、こんなバカなことをする奴じゃなかった、、それに、、あいつは誰よりも努力家で、、変革を求めていた者、、そんな奴が、二年連続で同じような技を使うか?何か、、引っかかるような、、」
アガレットが呟いていると、、
メイレスが戻ってくる、、
「アガレット様、お体が冷えてしまいますよ。」
「、、あぁ!!戻ってきたのか!!メイレス!!」
「はい。」
「それで?王は何と言っていた?」
「早急に第四位候補を見つけ出し、序列上位者三名で推薦をせよ。だそうです。随分と、焦っておりましたので、、期限はあまりないかと、、」
「そうだよな、、不動だった「精霊七家」から除籍が出たわけだがらな、、しかし、、早急か、、いつもより余裕がないように見受けられるな、、」
メイレスは静かにアガレットの答えを待っていた、、
数分、熟考していたアガレットが口を開く、、
「まぁ、、ここで考えても意味がないか、、とりあえずは、披露会に向かおうか、、」
「さようでございますか。では、他の「精霊七家」の者たちに伝令を送ります。」
「あぁ、お願い。」
メイレスが魔力を飛ばす、、
その魔力を取ったのは「精霊七家」と喋っていた最上位精霊たちであった、、
「お!!そろそろ披露会らしいぞ!!坊主!!」
「わかりました。では向かいましょう。「炎熱」。」
「おう!!」
「私たちも行きましょうか。「聖光」。」
「えぇ、行きましょう。お嬢様。」
そうして、「精霊七家」が再び扉の前に集まる、、
「おう!!全員来たぜ!!闇の!!」
「お待ちしておりました。時間通りでございますので、アガレット様から、、」
メイレスがそう言いながら扉を開く、、
そうして、「精霊七家」が入っていく、、
続いて、最上位精霊たちも入る、、
そうして、披露会が始まった、、
「本日は、お疲れさまでした。マウス様。下位精霊と上位精霊を用いた、工夫が光るあの戦い。素晴らしかったです。」
「あぁ、、ありがとうございます。」
「いやぁ、、あの光の剣、、美しかったです。」
「えぇ、あの剣は、私の傑作ですので。」
「精霊七家」の第七位~第五位は貴族たちと交流を深めていた、、
しかし、第三位~第一位は披露会を一望できる王が座っていた壇上の上にいた、、
「いやぁ、、今回は動かしたが、、まさか、第四位が空座になるとはな、、」
「あれは、ハレルが勝手に暴れて、勝手に切られただけだ。僕たちに比があるなんて言わないでくれよ?」
「ちょ、、ちょっと!!アガレット!!王に向かってそんな口の利き方!!」
「なぁに!!よいよい!!この場は今、無礼講なのだ。お主らは、この国を守る守護者たち、、序列の順番にも役割を持たせてある、、第七位~第四位までは貴族たちからの依頼を中心とする、第三位~第二位は伯爵~大公までの依頼を中心とする、そして、第一位は王家の依頼を中心とする、、だが、例外として国の危機には「精霊七家」は皆、出てもらうぞ!!がはは!!」
「ちなみに、、「精霊七家」の序列の大まかの決定基準は、序列上位者に教えられる。だから、基本的に序列上位者たちは動かない。序列上位者が動くってことは、、それだけ「精霊七家」が弱まったって証拠だ。」
「じ、、じゃあ、、私が第四位から第三位になっちゃだめじゃ、、」
「ん?あぁ、いいのいいの。言っただろ?大まかだって。だから、序列が変動する可能性もある。ただそれだけ、、序列って言っても、、所詮は、国をどんな力で守れるかをみられるからね。」
「なるほど、、ところで、、「精霊七家」ってどのぐらいからあるのですか?」
「そうだな、、王。」
「ん?何じゃ?」
「あんたは、今、何代目だったけ?」
「わしか?わしは、、確か、、七代目だったはずじゃが?」
「そうか、、なら、「精霊七家」ができたのがいつか分かるか?」
「あぁ、、分からんのぉ、、わしが子供のころからあったからのぉ、、それこそ、最上位精霊の方が詳しいのでは?」
「そうだな、、メイレス。」
「はい、アガレット様。」
「確か、、メイレスは「精霊七家」ができるより前に生まれていたよな?」
「そうですね。私は、「最古の精霊」の一体ですので。」
「なら、「精霊七家」がいつからできたか分かるか?」
「、、「精霊七家」ですか、、確か、、三代目の時にできたと記憶しておりますが、、それまでは、最上位精霊は、姿は見える、力も貸してもらえる、、だが、一国が保有するには有り余る力ということで、、皆、自由に生きていたはずです。」
「え?なら、、どうして、「精霊七家」なんてできたんですか?」
「最初は、、今は、「炎熱」がその座に座っていますが、、その当時は「黒炎」と呼ばれる「精霊」が一番最初に、人と契約を結んだのです。そして、その「黒炎」を繋ぎとめようと作られたのが「精霊七家」、、当時も、今も、最上位精霊というのは、、皆、規格外ですからね。そして、そこから、、徐々に他の最上位精霊もこの国にやってきて、自分に相性のいい者と契約をして、その度に繋ぎ止めよと家ができ、、といった流れで、三代目の時に、最上位精霊の全員が集まり、そこで初めて、今の「精霊七家」ができたのです。」
「はぁ、、そんな、経緯があったのですね、、」
「えぇ、それから年数を重ね、今では、除籍と契約禁止を与えられるまでに、「精霊」と人に認められたというわけです。」
「はぁ、、ところで、、メイレス様は、、」
「あ?なんで名前で呼んでんだ?」
「アガレット様。私は、名前で呼ばれることは許していると言っているでしょ?」
「はぁ、、優しすぎるぞ。いいか?カレル。覚えておけ。」
「は、、はい!!」
「自分が、選択した最上位精霊以外で、その名を呼ぶことは基本許されていない。人と契約をするからと言って、他人を認めたわけじゃないからだ。だから、メイレス以外の最上位精霊はつけられている「称号」で呼べ。分かったな?」
「は、、はい!!今後は気を付けます!!」
「よし、、それで、、「最古の精霊」についてか?お前が聞きたいことは。」
「、、っ!!そ、、そうです!!」
「そう言えば、、お前の家計は、「精霊」の歴史を研究しているんだったな。」
「よくご存じで!!」
「まぁ、、いま、生きている「最古の精霊」なんて、、メイレスか「開闢」ぐらいか?」
「そうですね。聖上位精霊ではありませんが、、「水仙の精霊」も「最古の精霊」と呼ばれていますよ。」
「はぁ、、なるほどな。」
「それで、、「最古の精霊」についてでしたね。「最古の精霊」は、名前の通りです。この世界で、最も古く、「根幹」に近い「精霊」、、それを「最古の精霊」と呼びます。そして、そう言った「最古の精霊」は他とは違う力を持ちます。その存在は、人には見つかっていない力、、その力を人は、、」
メイレスが何かを言おうとした瞬間、、
アガレットがその会話を止めた、、
「喋るな。それは、国家機密事項の一つだ。それを他者に喋れば、メイレス、、お前は、その座から降ろされるぞ。」
「いいのです。私の願いは「平穏」ですから。」
「、、とりあえず、、ここでは喋るな。誰が聞いているか分からないからな。」
「、、かしこまりました。申し訳ありません。カレル様。これ以上は、、」
「いや、、いやいや!!十分すぎます!!これでさらに進みます!!」
それから、数十分が立ち、披露会が終わった、、
「精霊七家」はそれぞれの馬車に乗り、屋敷へと帰っていく、、
その馬車の中で、アガレットが話をする、、
「メイレス、、最近どうした?お前らしくもない。あれほど、語らないと自分で言っていたのに、、」
「口が滑ってしまっただけです。」
「、、口が滑っただけ?うそをつけ。自分から僕のそばを離れようとしたんだろ?」
「、、、、、、」
「答えないか、、僕は重いか?その立場はつらいか?」
「そんなことは、、」
「メイレス。お前は、嘘をつくと目が虚ろになる、、何を思っている?話してくれ。」
「アガレット様、、私は、最上位精霊です。そして、「最古の精霊」で「精霊七家」の第一位の選択精霊です。」
「あぁ、それがどうした?」
「、、私には、契約禁止と”契約破棄”をする”権利”があるのです。」
「、、っ!!まさか!!」
「私の無礼をお許しください。アガレット様。」
メイレスがアガレットに頭を下げると同時に、アガレットの体が影によって縛り付けられる、、
「やめろ!!メイレス!!僕は許さないぞ!!」
「私は、、嫌われ者です。私のせいであなたのことを低くみられるのは嫌ですし、貴方の力を制限することも嫌なのです。」
「、、っ!!メイ、、!!」
アガレットの口が影に覆われる、、
メイレスは、最後にアガレットの頬に口づけをし、影の中に消えていた、、
そして、アガレットが屋敷に着くと影は消え、アガレットの拘束が解かれる、、
しかし、そこにメイレスの姿はない、、
アガレットにも「常闇 メイレス」の魔力が流れていない、、
つまり、メイレスは”契約破棄”をして、その姿を消したのだ、、
お読みいただきありがとうございます。
誤字脱字、意見などありましたら、コメントなどしていただけると幸い。
高評価、ブックマークなどもよろしくお願いします。




