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【VTuber】猫乃わん太 through Unmemory World Online【ぬいぐるみ系】  作者: 水城みつは
第一章 アンメモへようこそ!

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第17話 湖畔

「これは……、絶景だねー」

 滝を越えて進んだ先には山に囲まれた湖が広がっていた。


◯[みずうみかー、でかいな]

△〚これは良いキャンプ地〛


 とりあえず、お昼も過ぎていることだし、まずは腹ごしらえをしよう。そのためにも……


「ここをキャンプ地とする!」


 声高く宣言した。


◯[キャンプ地宣言きたー]

◎[どうしてわざわざキャンプ地宣言が必要なんだろ]

◆[一応設定のジェスチャー機能から変更可能]

◎[まじかー]


 ジェスチャー機能によってキャンプ道具が展開、設置された。ついでに、ポイール(うなぎ)を焼くための網も用意する。


「おまちかねのポイール(うなぎ)試食の時間です」

 ボクの身長程はある大きなポイール(うなぎ)を『解体』スキルも使用して捌いていく。ちなみに、この『解体』スキルと『料理』スキルは村の住人に色々習ってるうちに生えてきたので取得したスキルだ。


△〚うなぎでかっ! そしてわん太の手際が良い〛

◯[タレも煮込んでるのむっちゃ美味しそうなんですけど!]

∈[うにゃにゃ、それちょっとわけてほしいのにゃぁ]


「タレをつけて焼いたこの香ばしい匂いはたまらないわん。ご飯がないのだけが問題だよねぇ」

 醤油などの調味料はどこからか村に来た行商人から買うことができたのだが、米は手に入らないらしい。


 焼き上がったポイール(うなぎ)を皿にのせて、代わりに次を焼いていく。皿に盛ったポイール(うなぎ)を美味しそうに二匹のもふもふが仲良く食べている――


「だれ?!」

 いつの間にか白いもふもふが皿に盛ったポイールを分け合って一心不乱に食べていた。


❤〚もふもふー♡〛

◯[白い狼? 魔物……にしては人懐っこそう]

 キャンプ周辺は安全地帯セーフティエリアとなっているはずなので魔物ではない……と思う。


「くぅん?」

「わふ!」

 ポイール(うなぎ)を加えながら顔を上げた狼っぽいもふもふ達。口の端についてるタレを拭いてあげるとちぎれんばかりに尻尾がパタパタする。


❤〚きゃわわわ〛

◎[もふもふが1匹、もふもふが2匹]


「ところで、君達はどこから来たの?」

 ボクより少し小さいぐらいのまだ子供と思われる二匹の狼さんに問いかけた。


「がうっ!」

「わふっ!」

 言葉は理解しているらしく、二匹揃って近くに見えていた林の方を向いて、固まった。


 林の中から一人の女性が歩いてくるのが見える。犬耳? いや狼耳に狼尻尾が生えているからこの二匹の子狼の関係者に違いない。が、若干お怒りのようであり、子狼達のパタパタしていた尻尾は丸まって足の間に挟まっている。


「お前たち、いなくなったと思ったらこんなところにいたのか。勝手に遊びにいくなといつも言っているだろうに……」

 巫女装束風の和装の女性は呆れたふうな口調でそう言いながら近づいてきた。


「ほう、美味しそうな匂いがすると思えば、ポイール焼きか。妾にも少し分けては貰えぬか?」

 尻尾がふさふさと小刻みに左右に揺れている。これはおすそ分けしなければならないようだ。


◯[おお、狼獣人のお姉様]

△〚巫女服尊い……〛

◆[これは住民候補なのか?]


 まずは、ポイールの蒲焼きを出す。ちびっこ達の物欲しそうな視線に負けておかわりも出した。

「これは美味い。妾では捕まえたは良いが上手く料理が出来なくてな。うむ、ところで酒などはもっておらぬか?」

 なかなかに図々しいお姉さんかもしれない。とはいえ、今回は住人探しのミッション中である。酒好きな種族とかいそうなこともあり、ちゃんと用意してきたのだ。

「とっておきがあるわん。ボクは飲んだことないけど、桜のお酒はどう?」

 この前の花見イベント中に買い込んでいた桜のお酒だ。お米がないのに日本酒があるのはどこかでお米を手に入れることができると言うことだろうか。


「くぅー、これは桜の香りに加え、実にまろやかで……」

 蒲焼きをぱくつきつつお酒を飲んでいるお姉さんは置いておいて、ちびっこ達には肝吸いをお皿に入れて出す。

「わふーっ」

「くぅーん」

 こちらも満足顔である。


◎[なんという可愛いもふもふ]

▽[あの酒、買いそびれたんだよなー]

◆[そうそう、本数制限あるって知ってればもっと買ったのに]


 あのお酒、本数制限があったのか、村に来てた行商人からは買い占めたので勝ち組かもしれない。


「実に美味であったぞ」

 ポイールとお酒を堪能したらしきお姉さんがこちらに来てちびっこ達を小脇に抱えた。子狼達はおねむになっていて目が閉じてきている。


「満足してもらえたら良かったわん」

「ところで、お主はあの丘のところに出来た村のものじゃな。妾達もあの村に住むことにするが問題はないな?」

 決定事項のように告げられた。

「来てくれるわん? それは願ったり叶ったりだね」


◎[よっしゃ、住人きたー!]

△〚おおかみおねーさんにもふもふー!〛

∈[ところで、そのお姉さんは何の種族なのかにゃ?]


「うむうむ、それは良かった。それでは我らおおかみ族一同でそなたの村に引っ越すとしよう。それでは急いで皆にも伝えねばな。では、また村であおうぞ」

 そう言うと大きな狼に変化して林の方に飛び出していった。


❤〚でっかいもふもふ〛

◆[獣人? 獣形態に変化できるのか]

∈[ウチは多分できないにゃ。わん太はもとから犬?]


 む、確かにボクのケモ度は100パーかもしれない。


 そして、村の獣人が3人?+α、増えることになった。


―― 村を大きくして町にしよう

  * 住人を増やそう(??/??)+003?

  ミッションが進行しました――





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