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第三話 アレン学校にて自己紹介

「今学期から、転校生がうちのクラスの仲間になる。入ってきてくれ」


ガラガラガラ、俺は一歩づつ前に進む。


ーやっぱり、この格好にして正解だったな


そういう俺は今、金髪に碧眼ではない。

髪と目は黒色、身長も変えようとしたのだか絵里さんに止められた。こっちの世界では身長が高い方がいいらしい。


「それでは、自己紹介を頼む」

「安藤アレンです。よろしくお願いします」


そう言って一礼した。


【昨日の夜のこと】

「魔法が使えるなんてびっくりだわ〜ほんとに」

「驚かせたようで」

「ってことは姿も変えるなんてこともできちゃうのかしら?」

「一応できますよ。」

ー使ったことないけど


「じゃあ黒髪に黒目にできるかしら。うちの学校、髪染めてもいいんだけど私はアレンちゃんは黒髪黒目の方が似合うと思うわ!」


絵里さんは黒髪黒目が好きらしい。


「分かりました。やってみますね。」

【変化(チェンジ)】

ー上手くいったかな?

「変わってますかね?」

「キャー♡アレンちゃんがもっとかっこよくなったわ〜♡」


ーこの反応は上手くいってるな


俺の初めての【変化(チェンジ)】は上手くいったようだ。


ーひょっとして俺、魔法使うの上手いのかな


そんなことを思っていた。


「明日から学校に通えるようにしたから今日は早めに寝て方がいいわよ」

「分かりました。おやすみなさい」

「ふふっ明日から学校ね楽しみにしててね」


【現在】

「というわけだ。アレンあそこの空いている席に座ってくれ」

「はい」


俺が席に向かうと色んな声が聞こえてくる。

歓迎の声がほとんどだか、中には嫉妬のような声も聞こえる。


ーふぅとりあえず自己紹介は上手くできたっぽいな


俺は安心から肩の力がぬける。

気を抜いていると声をかけられた。


「私、渚和葉よろしくね」


ー隣の席の子か。ここに来て初めての言葉のキャッチボール、ミスをする訳にはいかない。慎重に言葉を選ぶんだ。

っていうかそもそも俺、前の世界じゃ同世代の子と話したことないじゃんか!やばいどうすればいいんだ!転移する時が人生最大のピンチだと思っていたのに、まさかこんなすぐに更新されるとは!


アレンのピンチが更新された。

転移してきてどうやって生きていこうか悩んでいる時は更新されなかったがこんなことで更新されるらしい。


「あの、どうかした?あたしの顔になんかついてる?」


そういう彼女は確かに可愛い見た目をしている。


「は、は、初めましてアレンです。よろしくお願いします」

ーや、やばい堅苦しすぎたかなぁ。


「よろしくね」


ーふぅ上手くできたな


上手く出来てない。


「それじゃ今日のホームルームはここまで。挨拶よろしく」

「起立、礼」

「はい、ありがとうございました。授業遅れんなよー」


俺は皆に合わせる

俺が前通っていた学園はなんか知らないけど年上ばっかりだったので同世代との交流は初めてである。

挨拶も前の世界ではこっちからすることはなかったので俺にとっては新鮮だった。


かくしてアレンの学校生活が始まるのである。












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