side とある王国にて
「許せ我が息子よ」
そう呟くこの人はアレン・ユグドラシルの父、王国ユーラ・ユグドラシルの王その人だ
「お父様、兄様がこのままこちらの世界にいてはいずれ世界が壊れてしまいます」
「分かっておる、だが幼少の頃より可愛がっていた息子がまさか悪魔の生まれ変わりなどと未だに信じられん」
「仕方ありません…昔から魔力量が10万を超えるものは悪魔の生まれ変わりと言って民から恐れられてしまうもの王族とてそれは例外では無いのですから…」
「だからうまれたときから我ら家族と一部の王族関係者としか交流を持たせなかったであろう」
「それでもすでに各国で異常なまでの災害が起きています」
アレンが悪魔の生まれ変わりと言われる理由それは単に魔力量が10万を超えているからではないその体質故に大気に含まれる魔素を魔力に変換して体に蓄えてしまうからである。
これにより大気のバランスが崩れ災害が起きるわけである。
15年蓄え続けたアレンの魔力量は〖1000万〗
宮廷魔術師の平均魔力量は3万、アレンが如何に異常かが分かる
「アレンには魔法のありとあらゆるを教える代わりに使うことを禁じていたが向こうの世界では大丈夫だろうか」
アレンは魔法に、ものすごく興味を示していたがその膨大な魔力では単なる初級魔法〈火球〉でも地形を変えられてしまう。魔法が生活の基盤であるこの世界において致命的だ、まだ魔力量0の方がマシだと思うほどに、息子の小さい時からの夢を叶えるため王は1年ほど前からアレンがこの国をなんの未練もなく旅立てるようにとあえて冷たく厳しく接していた
「シアよお主は悲しくないのかアレンはもう帰って来ないのだぞ」
シアとはシア・ユグドラシル、アレンの妹である
「悲しいに決まってるじゃない…もう兄様には会えないのよ最後は笑っていたかったわよ!」
「そうよな我も必要ないなどと言い放ってしまった、せめて向こうの世界では楽しく生きて欲しいものだな」
王はアレンを魔法を使わない世界、正確的には大気に魔素がなく魔法が使えない世界に転移させた。魔法を使う方法は自分の中にある魔力を使うか大気の魔素を一時的に蓄え呪文とともに放出する2つがあるアレンは例外的に魔力をずっと蓄えていられるため1000万という異常なまでの魔力量を誇るしかしこれからはそうではない転移先には魔素がないため蓄えることが出来ない魔法を使うには自分の魔力を使うしかない。王は少しでも多くアレンに魔力を蓄えさせた状態で転移させた
「これで夢が叶うといいなアレンよ」
「お父様泣くことないじゃない」
「いや、だってアレンと会えなくなっちゃったし、酷いこと言っちゃったし、まじで嫌われたくなかったわー」
「確かにあんなに兄様にベタベタだったお父様が1年前から急に厳格な王みたいな態度になってたもんね」
「まぁこれで我々の役目も終わったな、これからはより良い国づくりをめざして頑張るとするかの〜」
「もうちょっと気合を入れなさいよするかの〜じゃないわよ王族として王として民を引っ張っていかなきゃいけないんだから」
「むっ、そうだなシアの言う通りだな我はやるぞより良い国づくりを!」
「そうそうそれでこそこの国の王よ」
「してアメリの様子は」
アメリとは王の正妻アレンの母親であるアレンを誰よりも愛していた人だったが転移が決まった時からショックのあまり体調を崩していたアメリはそのためアレンの旅立ちを見れなかった
「母様は今も寝ていると思うわ、でも無理やりでも兄様の旅立ちを見せた方が良かったかしら?」
「いや、これで良かったのだアメリには少々荷が重すぎる」
「そうね、母様お父様異常にベタベタだったものね」
「何を言っておるシアにもベタベタであったでわないか」
「まぁ母様のケアは私とお父様の役目だからこれから頑張らないとね!」
「そうよなー我も相当ショックじゃったがアメリに比べれば大したことないのかもしれぬな」
そんな会話が続く、この国の王族はアレンを必要ない存在などと思っていなかったアレンのことを愛していた、だがアレンはそんなことに気づいていない、でも思いは必ず届くそう信じる王とシアであった
これからもちょくちょく王国側をかいていこうかなと思います。興味があったら是非読んでみてください!
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