ヒロインは三人くらいいればラノベになるらしい。
最近、「銀髪ヒロインはもう古い」という意見を見かけました。
調べたところ、最近はピンク髪も人気らしいです。
なので、二人目はピンク髪にしました。
また、ロリ属性も人気らしいです。
調べたところ、小柄で妹のようなヒロインを指すようです。
そこで妹っぽくしました。
三人目のヒロインは、少し古典的な女性にしました。
献身的で、信仰心があり、自己犠牲的です。
主人公を愛していますが、主人公の幸福のためなら自分から身を引くこともできます。
ただ、これだけでは最近の読者には少し地味かもしれません。
調べたところ、「無表情」「少し毒舌」「主人公にだけ懐く」といった属性も人気らしいです。
そこで、このあたりも加えました。
新旧のヒロインの良いところを取り入れた形です。
以上を踏まえて書きました。
ピンク色の髪をした、小柄な少女が立っていた。
「お兄ちゃん!」
※妹キャラなので主人公を「お兄ちゃん」と呼びます。
「誰?」
「妹だよ!」
※血はつながっていません。
「そうか」
銀髪の少女が腕を組んだ。
「べ、別にヒロインが増えたからって、気にしてないんだからね!」
※気にしています。
その隣には、黒髪の少女が立っていた。
彼女は俺の幼なじみだ。
異世界に来てから知り合った。
※幼なじみは、昔から主人公を理解しているヒロインです。
「私は構いません」
黒髪の少女は静かに微笑んだ。
「あなたが誰を愛そうと、それはあなたの自由です。愛とは、相手を自分のものにすることではありません。その人の幸福を願い、必要であれば自ら身を引くこともまた、愛なのだと思います」
「そうなのか」
「はい。この節操なしのゲロクソ野郎」
※少し毒舌です。
「え?」
「あなたにだけです」
「じゃあ好感度高いのか?」
黒髪の少女は、無表情のまま耳を赤くした。
※好感度は高いです。
「でも三人いないと、ライトノベルにならない」
「……最低ですね」
彼女は俺から離れた。
三歩ほど歩いて、戻ってきた。
※最低ですが、懐いているので戻ってきます。
「お兄ちゃん、遊ぼ!」
「べ、別に私も一緒に行ってあげてもいいけど!」
「一緒に罪を背負いましょう。生乾きの雑巾」
三人とも、仲良くやれそうだった。
今回はヒロインを三人に増やしました。
誤解のないように書いておくと、作者は単にハーレムが書きたかったわけではありません。
『アルジャーノンに花束を』には、知的で慎み深いアリスと、奔放で明るいフェイという対照的な二人の女性が登場します。
主人公は二人の異なる女性との関係を通して、自分自身を見つめ直していきます。
同じように、異なる価値観を持つヒロインを配置することで、一人の主人公を複数の方向から描くことができます。
今回は、素直になれない愛、家族のような愛、自己犠牲的な愛の三つを用意しました。
なお、『アルジャーノンに花束を』のヒロインは二人なので、ライトノベルではありません。
本作は三人なので、ライトノベルです。




