日和と晴人の恋日記
3人ともチケットを買い終えると、さっそくメリーゴーランドに向かった。
「日和はどっちに乗るの?馬車?馬?」
「馬にしようかな?日菜梨は?」
「私は写真とか撮るから、馬車にしようかな。」
ここからは青と晴人の会話。
「晴人、日和ちゃん馬乗るらしいよ。」
「それが何だよ。」
「日菜梨が写真撮るから、隣の馬に乗れ。」
「何でだよ。」
「お前、日和ちゃんのこと好きなんでしょ?」
「否定はしない。2ショート写真撮っとけよ。」
「わかった。」
そういうと、日和の馬の方へ向かった。
相変わらず素直じゃないな。
「あれ?晴人くんも馬?」
日和が馬に乗ろうとした時に言った。
「あぁ。」
「青くんは馬車?馬?」
「日菜梨、隣座っていい?」
「全然いいよ。」
嬉しい。
(主人様嬉しそうだね)
そんなことないよ。
(主人様も素直じゃないよ。)
琴葉と話してると、メリーゴーランドが周り始まる。
「日和、こっち見て。」
「晴人もこっち見ろ。」
2人が見た瞬間に私はシャッターオンを押す。
「日菜梨こっち見て。4人で写真撮るから。」
「うん。」
そう言って青くんはシャッターオンを押す。
「今度は馬にも乗ってみたいな。」
「日菜梨はメリーゴーランド初めてなの?」
「うん。遊園地にも初めてきた。」
母は事故に遭う前には仕事が忙しくあまり連れてってもらえなかった。私は両親との思い出がない。師匠も忙しかった。だが、月の修行は教えてくれたり、水族館とかには行ったことがあった。
「じゃあ、思う存分楽しんで。」
「ありがとう。」
メリーゴーランドが終わると、お化け屋敷に向かった。
「楽しそう。」
「ちょっと怖いけどな。」
晴人くんが怖いなんて意外。逆に日和は全然余裕そう。私も本当はお化け屋敷が苦手。
「楽しそう。私、歴史の中でも幽霊が好きなんだよね。楽しみ。」
日和が目をキラキラさせている。入ったことはないけど、薄暗いところが苦手。人志と戦うと思えばいい。多分。
「晴人と日和ちゃん。僕と日菜梨でいい?」
「何が?」
「入るのが。」
晴人くんと私も同じ疑問を持った。えっ?待って青くんとふ、2人でお、お化け屋敷⁉︎
分かってたけど、いざ2人きりと思うと、緊張するな。
「わかった。」
日和は妙に落ち着いている。驚いてる暇もなく入ることになった。
さっそく入ると、
「暗いね。」
「足元、気をつけて。」
「私、ちょっとこう言う系苦手。」
「そっか。少し怖いよな。」
「青くん、手繋いでいい?」
「うん。」
わ、わ、わ、私、何言ってんの。あ、青くんと手を繋ぐなんて心臓がバクバクだよ。結局お化けに集中できなかった。
「あれ、こんだけ?」
「そうみたい。」
「あの2人待とう。」
「うん。」
しばらくすると、日和たちがでて来た。
「どうだった?」
「楽しかったよ。だけど物足りない。」
日和は残念そう。
「あっ、そう言えば、晴人はお化け屋敷苦手なんだっけ?」
青くんは知っててわざとお化け屋敷に入ろうと言ったみたいだ。
「そうなんだけど。」
「ごめん。」
青くんが謝り、晴人くんは怒りがおさまりつつある。
「次なに?」
「迷路の予定だったけど、少し混んでるし、ジェットコースターでも行く?」
「うん」
晴人くんは良さそう。
「「いいよ」」
日和と青くんは足がガタガタ震えている。明らかに大丈夫じゃなさそう。私は晴人くんに話かけた。
「どうする?あの2人大丈夫じゃなさそう。」
「さっき、俺たちも苦手なの行ったし、ここは行かなきゃ不平等じゃね。」
「確かに」
思わず、納得してしまった。だけど何で私がお化け屋敷ダメだったこと知ってるの?
「ジェットコースター行くぞ」
「イェーイ」
まあ、いいか。
「「イ、イェーイ」」
後から続いて青くんと日和は言う。
ジェットコースターは意外と近く、混んでいなかった。
「青くん、大丈夫?」
「全然大丈夫。」
「彼女さん」
「えっ?私ですか。」
急に係の人に呼ばれてしまった。何かしたかと、戸惑ってしまい、変な声を出してしまった。
「彼氏さんの手握ってあげてくださいね。」
「は、はい」
「後ろの彼氏さんも、彼女さんの手握ってあげてください。」
「は、はい」
晴人くんも私も顔が真っ赤だ。
「カシャ」
どこからかカメラのシャッターオンが聞こえた。シャッターオンの方を向くと、琴葉がいた。琴葉はカメラで写真を撮ることが好きだ。
「あぁ、主人様に見つかちゃった。せっかく、4人の顔が真っ赤の写真と怖がってる顔面白いのに。」
琴葉は私以外に姿が見えないようにしていた。
「琴葉・・・消してくれる?」
私は圧をかけていった。
「無理です。思い出に残しときますね。」
「やめなさい〜」
と言うと、気づかないうちにジェットコースターが始まっており、下っていた。終わると、琴葉を呼び出した。
「もう一度いうけど、写真消して。消さないとどうなるかわかってるよね?」
「はい。」
そういうと、琴葉は写真を消した。
「お昼先食べる?」
「迷路の後でいいんじゃない?」
「確かに」
「迷路すいてるし、先に迷路行こうか。」
「うん」
マップを見ると、
「迷路にはいろんなコースがあるみたい。どうする?」
「どんなコースがあるの?」
日和が聞く。
「アドベンチャーコースは、体を動かす系。
チャレンジコースは1番複雑で、
ノーマルコースは1番簡単。」
「全部やりたい」
晴人くんが目を輝かせている。
「ノーマル、アドベンチャー、チャレンジの順番でいい?」
「あぁ」
ノーマルは入ると道があまり別れておらず、5分程で終わった。
「ノーマルは意外とと早く終えたけど、アドベンチャーはどうだろう?」
「どうだろうね。少しワクワク」
「だね」
紐がたくさん繋がっている。スカートで、きたことを、後悔した。歩くのも意外と多く疲れてしまった。
「日和大丈夫?」
「うん。全然平気だよ。」
「日・・・日和、これ飲むか?」
そう言って、抹茶オレを差し出した。晴人くんは少し、照れくさそうだ。
「ありがとう。だけど何で私が抹茶オレが好きなこと知ってるの?」
「だっていつも部活帰りに買ってるじゃん。」
日和は顔が真っ赤だ。私と青くんは顔を見合わせてクスッと笑った。
「後少し、頑張ろう。」
青くんが私に言う。
「うん」
私は潔く返事をする。
無事、アドベンチャーコースをクリアした後チャレンジコースに挑戦してみると、
道が複雑で、問題が出される。なぞなぞだ。晴人くんはなぞなぞが好きみたいで、すぐに問題を解いていった。私たちは晴人くんが悩んだ問題を一緒に考えた。それも無事終わり、私たち4人は景品をもらいに行った。場所はレストランがある、本館だ。そこで、スタッフらしき、お姉さんが見えたので、行こうとしたら青くんに止められた。
「誰が行くのかじゃんけん。」
「「「わかった」」」
「「「「最初はグー、じゃんけんぽん」」」」
「くそ、負けた」
「悔しい」
見事に負けたのは、日和と晴人くんだ。
「いってらっしゃい」
「行ってきます。」
そう言って話に行った。
「すいません、迷路の景品ってどこでもらえますか?」
「ここでもらえますよ」
「ありがとうございます」
「青くん、日菜梨、もらえるってよ。」
「ありがとう」
そう言って私と青くんは日和達の方に行った。
「4名様分でよろしいですか?」
「はい」
「こちら景品でございます。」
そう言って、100円割引券をもらった。
「おみやげ屋で使えるみたいだね。」
「帰り、お土産見ようね。」
「うん」
お礼を言おうとすると、店員さんはどこか行ってしまった
「お昼何食べたい?」
「何でもいい」
「お腹すいたから、ガッツリ食べたいね。」
青くんが言う。
「私は、白米が食べれれば何でもいいかな?」
私は大の和食好きだ。
「白米で揚げ物のお店は、とんかつとかがあるお店ならあるよ。」
日和は昔からよくここに遊びにきていたみたいだ。
「そこでいいよね。」
「あぁ」
「うん」
「ここからどれぐらい距離があるの?」
「ここの本館みたいだよ。」
ここ、遊園地なのにショッピングモールみたいにいろんなご飯屋さんがある。
「じゃあ、決まりだな」
「うん」
とんかつがあるお店はすごく近く、とんかつもとても美味しかった。
「この後、どうする?」
「観覧車は必ず乗るとして、午後にショーがあるみたいだから、行きたい。」
「賛成」
「次に、アクアマリン乗りたい」
アクアマリンとは、ボートで水の上を回るものだ。
「私はコーヒーカップに乗りたいな」
「すべて行こう」
「順番はショーを見た後にコーヒーカップ行って、おやつたべた後にアクアマリン、観覧車の次にお土産見て、帰るか。」
「「賛成」」
「同じく、賛成」
ショーは遊園地のマスコットキャラクターセーナちゃんが主役の劇。内容は、セーナちゃんのお友達を連れてきて、一緒にダンスをしたり、質問コーナーをしてすごかった。現在1時30分。昼ごはんを食べ終えたのが、12時45分。1時からショーが始まった。30分間のショーだった。ショーが終わった後にコーヒーカップに向かった。
「ねぇ、2回乗ろうぜ。」
なぜか、晴人くんがそんな提案をした。
「いいけど、どうして?」
「青と対決したいんだ。どちらが勝ったか、2人に審査してほしい。」
「日和は酔いやすかったりする?」
「全然大丈夫だよ。日菜梨は?」
まあ、コーヒーカップで酔うことなんてないと思うけど。回るだけだよね。
「私も大丈夫。青くん、晴人くん審査するね。」
「じゃあ、青からでいい?」
「いいよ」
「絶対負けねえ」
「こっちこそ」
晴人くんと青くんの間にはバチバチの火花が燃えている。
「日菜梨、賭けをしない?」
急に日和に言われて驚いた。
「何の?」
「どっちが勝つか。私は晴人くんが勝つと思う。」
「私は青くんかな。」
「じゃあ、決まりだね。勝った方は負けた方の願いを叶えてね。」
「うん」




