夜の会話
1つ前のお話を読むと最初の質問がわかります。
「えぇっと、どうしてこの質問を???」
「だって普通のお泊まり会は夜恋バナとかするらしいし、成績優秀で美人な日菜梨の好きな人とか気になるし。じゃあ、質問変えるね、彼氏いたことある?」
成績優秀って噂?美人はないと思う。まあ学校の中では青くんといつも成績争ってるけど。
「いない。」
彼氏いた事あるぐらいモテない。
「好きな人は?」
「私が言ったら、日和もいう?」
結局最初の質問に戻ってるし。
「うん。」
「じゃあ誰にも秘密だよ。」
日和はこくりと頷く。
「青くんが好き。」
「どんなところが?」
「私ね、小学生の頃いじめられてて、その時に青くんが1対20で、女の子を大勢で泣かせるのはよくないんじゃない?って言って守ってくれて、その時からずっと好き。」
「頑張って。」
「日和の好きな人は誰?」
「秘密だよ。好きな人は晴人くんなの。」
こくりと頷く、私。
「晴人くん?」
「うん。」
私と日和の間で沈黙が起こった。
「晴人くんはね、私が中学に入ってからも、小学生の時も、誰にも馴染めなかった時に最初に話しかけてくれた。そこに惹かれた。」
「そうなんだ。」
確かに、日和には特別優しい気がする。
「お互い頑張ろうね。」
「うん」
「そろそろ寝よう?」
「うん。」
そう言って眠りについた。
数時間後
最近私は真白を守れなかった時の夢をみる。目が覚めて日和を見ると、うなされてるようだ。人志が出てきてるのかな?ラベンダーの香りのアロマを置いといた。朝になると日和が、
「今日ね、途中までは人志が夢に出てきたけど途中から人志が出てこなくなって、久しぶりにぐっすり眠れた。」
「それは良かった。私も目が覚めて、日和がうなされてたから、ラベンダーの香りのアロマをつけておいたんだよ。ラベンダーにはリラックス効果があるんだよ。」
本当によかった。
「へぇー」
「着替えてご飯食べて、青くんと晴人くんの迎え待とう。」
「うん。」
朝ごはんはベーコンエッグと食パン。今日は朝、梨香がいないので私が日和のご飯を作った。料理は好きだ。朝ごはんを食べ終えたのと同時に青くん達がきた。準備を終えて出てくるのに少し時間がかかってしまった。それなのに青くん達は玄関で待っててくれた。
「青くん、晴人くんお迎えありがとう。」
「いや、全然大丈夫。」
「青の親父さんに早く迎え行けって言われちゃたからな。」
「晴人それ言わなくていいだろ。気を使わせるだけだ。」
青くんのツッコミに私は笑ってしまった。
「全然。そんなことないよ。」
日和が笑顔で言う。夜のうなされてる時の顔とは全然違う。元気そうでよかった。家を出て一本道を通ると青くんの家に着く。青くんの家に入ると、日和の時と同じように和室ような部屋に案内された。そこには当主のような方が待っていた。
「この人が僕の父さん。」
と紹介するように言ってきた。
「遅くなってしまい、申し訳ございません。」
日和が口を開いた。
「まあまあそんな堅苦しくならないでください。日菜梨さんと日和さんで間違いございませんか?」




