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西海晴人と東海青の正体


 次の日学校に行くと、放課後に教室に残れというメモを東海くんから渡された。

「昨日のことこの時に話すでいい?」

「うん」 

昨日のことから日和と一緒にいることが多くなった。

「ありがとう。」

昔から2人しか友達ができなかった。1人は琴葉。もう1人は真白、二階堂真白。昔から友達でいてくれた女の子。幼馴染だ。だが、その子も交通事故で亡くなってしまった。私と一緒に歴史の話しをしながら下校していて横断歩道を渡っていたら、スピード違反の車が突っ込んできて、私を押して庇い真白が亡くなった。押した瞬間に真白が言った言葉を今も覚えている。

「日菜梨ちゃん、大好きだよ。」

車に轢かれた真白をみて、私はその場で声を上げて、気を失うまで泣いた。きっと人生で1番泣いたと思う。その後は事故の状況などの取り調べを受けた。その頃嫌われていた私は、クラスメイトに言われた。

「お前のせいで真白ちゃんは死んだ。」

私のせいで真白が、真白が、死んじゃったんだ。

その子の名は今でも覚えている。1人は真白のことが好きだったらしい。

「お前に友達なんていない。」

などボロクソに言われた。その後いじめになんとか耐えた。中学になり、最初の1年間は友達ができなかった。1人で孤独に生きて好きなことに熱中しよう。そう思った。だが声をかけ続けて優しくしてくれた人がいた。東海くんだ。だが中2になり、日和という友達ができた。だけど、これからの話しでは日和と今まで通り友達でいてくれるかわからない。この思いを抱えたまま放課後になり、西海くんと東海くん、そして日和と私の4人になった。

「昨日のこと説明して。」

冷たく言う、西海くん。

「私の家系、関口家は代々人消しの家系で、月の修行をこなしてきた。西海くんと東海くんも人消しなの?」

「あぁ。」

口数が少ない。西海くん。

「僕達は人消しだよ。関口さんと違うところは月の修行をこなしてないで、できる部分。」

「月の修行をこなさないでできる方法って何?」

そんな方法が本当にあるなら知りたい。

「それは言えない。だけど、一緒に人志を倒してくれない?」

残念。だけど味方ってことでいいんだよね。

「いいよ。よろしくね」

だけど、隠し事なんて誰にでもある。

「ところで、日和は人志に狙われやすいの?」

「そうなのかも。最近人志・・・が夢に出てくるし。」

「もしかして、日和は・・・。ねえ、これから私の家にきてくれない?」

「私は全然大丈夫。」

1番きて欲しい日和は来てくれる。よかった。

「俺らも大丈夫だよな。」

「うん」

丁寧に話す東海くん。東海くんには明らかに信用している口調で話す西海くん。

「だが、その前にお前の相棒を見せて欲しい。」

「構わない。琴葉」

「はい」

そう言って琴葉が出てきた。

「この子が私の相棒の琴葉」

「可愛い。」

日和が言う。琴葉が日和に話しかける。

「こいつの能力は?」

西海くんが聞く。

琴葉のことジロジロ見ないでほしいな。

「基本忍者の技と私の技が使える。」

「すげえ。」

西海くんが興味津々で言う。

「琴葉戻って。」

「承知いたしました。」

そう言って琴葉は消えた。

モヤモヤしていた気持ちが消えた。

琴葉が消えた後に 私達は歩き出した。ここから家までは10分ほど。歩き出して、私は東海くんと西海くんに質問をした。

「ねぇ、西海くんと東海くん、」

「「何?」」

「なんて呼べばいい?これから一緒に人志を倒すとなると、仲を深めるのも大事だしさ。」

「確かに一理あるな。僕は青でいいよ。」

「わかった。青くんと呼ばせてもらうね。」

「私も」

日和は緊張してるみたい。

「俺も晴人でいいよ。」

「じゃあ私も日菜梨でいいよ。」

「私も日和で。」

何気ない会話をしながら、家に着く。

「ここが私の家だよ。」

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