歴史女子
「師匠あなたの願い事は私が必ず叶えます。」
私は関口日菜梨。今は墓参りに来ている。師匠とは、私の叔母でもある人だ。師匠の名前は関口日花梨。私の母は事故で亡くなってしまった。私は生まれた頃から母子家庭だった。母が亡くなったのは、私がまだ2歳の頃だ。小学生にもなる前にこの世をさってしまった。だが寂しくはない。私には相棒がいる。この世界は亡くなった歴史人物の魂が仲間になってくれ、一緒に戦ってくれる。私は甲賀忍者の琴葉という子を相棒にしている。仲間になってくれるのは、月の修行という修行を達したものしか仲間になれない。だか、他の特性にも強い思いが目覚めた時に、相棒を手に入れられる。他の特性といえば、波や花などだ。私は月の修行を終えるまで、3年かかった。本題に戻ると、師匠の願い事とはこの世界は先ほど歴史人物の魂が仲間になると言ったが、なんらかのものが暴走するものを人志という。関口家は代々それを消す人消しというのをやってきた。師匠は人志を全滅させみんなが平和になる世界を夢を見ていた。私の見た目はロングの紫の髪色に水色の瞳だ。琴葉はポニーテールの結んでいる部分にリボンをつけている。水色の瞳だ。
次の日
私はクラス替えで中学2年生になった。クラスに入ると、小学生の頃から同じだった、東海くんが同じクラスみたいだった。その後しばらくして、先生が入ってきた。さっそく自己紹介が始まった。次々にクラスメイトが自己紹介をして、とうとう私の番だ。
「関口日菜梨です。よろしくお願いします。」
次に隣の席の子が椅子から立ち上がった。
「細川日和です。1年間よろしくお願いします。」
何考えている子だろうか。不思議な子だなと最初は思った。だが、とても綺麗な黒髪で桜色の瞳が合っているなと思った。細川と聞くと細川ガラシャと同じ名字だ。
「西海晴人です。以上」
赤い瞳だ。白髪。ある理由からみんなから怖がられている。しかし、イケメンとも言われる子だ。話したことはほとんどない。
「東海青、趣味はありません。1年間よろしくお願いします。」
青色の瞳に黒色の髪。西海晴人とは幼馴染で、仲が良い。女子からも人気がある。顔も整っている。東海くんは運動神経抜群みたいだ。私とはよく成績トップを争う仲である。
授業が終わったあととっとと帰って本でも読もうと思っていたら、
「関口さん私と歴史友達になってくれない?」
顔を見上げると、黒のロングヘアーに桜の瞳。細川日和だ。
「良いけど、理由聞いて良い?」
私がこの質問をしたのはあまり人を信用できないからだ。クラスメイトは次々と帰っていく。
「両親が友達いないことを知ってしちゃって、早く安心させてあげたいんだけど、友達を作るなら、同じ歴史が好きな子がいいと思ったんだ。」
「何で私が歴史好きなこと知ってるの?」
「去年よく図書室で歴史の本借りてたから歴史好きなのかなって思ったからだよ。」
なるほど。観察力のある人だな。
「私もあんまり友達いないから嬉しい。だけど、歴史友達って何やるの?」
「歴史友達は、一緒に歴史のこと勉強したり、本買ったりとかそんな感じかな。名前歴史女子でいいんじゃない?」
そんな友達なら欲しい。
「うん」
細川さんと話してると不思議な感じだ。
「わかった。今日、好きな作家の栞先生の本が出るんだけど細川さんも行く?」
「行きたい。細川さんじゃなくて、日和でいいよ。偶然だね、私も栞先生の本好きなんだよね。」
「じゃあ私も日菜梨で。すごい偶然。」
私は驚きを隠せない。
「駅前に3時集合ね。」
「了解。またねー」
と言って解散した。いつも通り1人で帰ってると、琴葉が話しかけてきた。
(主人様友達できてよかったね。)
うん。
人消しの相棒と、人消しは相棒が現れていなくても、心の中で話すことができる。家に帰り、準備して家を出た。そして駅に向かった。駅に着くとすぐに3時になり、日和もきた。
「ねぇ、日菜梨ってどこにすんでるの?」
「瀬戸屋の近く。叔母夫婦の家なんだけどね。」
瀬戸屋とは私の家の近くにあるお店のことだ。
「瀬戸屋ね。親いないの?」
「うん。事故で亡くなって。」
「そっか。ごめん、言いたくないこと言わせて。」
「全然大丈夫。友達だし、隠し事はあまりしたくないから、話続けて。」
みんな聴きたくなるよね。
「うん。日菜梨はさみしくないの?」
「うん。幼馴染がいたから。だけどその子も事故で亡くなっちゃって。」
「じゃあさぁ、私がずっと日菜梨の友達でいるね。」
私のせいで・・・親友が。
「ありがとう。」
こんな言葉をかけてくれる人は初めかも。そう思っている間に本屋に着いた。さっそく入店した。
「栞先生の本どこかな?」
「わからない。」
日和は前に出て栞先生の本を探す。
「あった。」
「本当だ。日和は本買うの?」
「うん」
「私も買うよ。」
何気ない会話が楽しいと感じるのはいつぶりだろう。
「新刊あって良かったね。」
「少し読んでから帰らない?」
「いいよ。」
この話は歴史が好きな女の子が、本当は悪女だと言われた歴史人物の罪をはらしにいく。いつのまにか本に夢中になっていたら、5時になっていた。
「あっもうこんな時間。帰らなきゃ。」
「私も帰らなきゃ。」
「今日はありがとう。よければ連絡交換してくれない?」
「いいよ」
話しながら帰ってると、人志があらわれた。日和は、戸惑っていたというより、恐怖心丸出しだった。琴葉にバリゲートを張ってもらうか、それともこのまま戦うか。と迷ってる時、ある声がした。
「みーつけた。」
「西海晴人!」
屋根の上から飛び降りるって体どうなってるの?私でさえ琴葉がいないと大怪我するのに。
「あー出遅れちゃった。」
「東海青!」
続けて東海青も屋根から飛び降りる。驚いてる私を無視して、西海晴人が口を開く。
「関口日菜梨あんた何者?」
「その話しはこの化け物を倒してから。琴葉バリゲートを。」
「承知いたしました。主人様」
「つ、月の修行を達してるだと。」
驚きの声を上げる、西海晴人。
「調子に乗るな。米よ、多く集まりたまえ。」
人志が大きな声を上げる。だけどこのぐらいの強さなら琴葉の技の一撃で倒せる。
「琴葉倒そう。」
「承知しました。」
「2の月月うさぎ」
琴葉が上手く技を入れてくれたので少し間が経ったころに正気に戻った。
「お主らか?私の呪いを説いたのは。」
「はい。」
「礼を言うぞ。」
「気になさらないでくださいませ。」
「優しさに感謝する。」
といい人志だった人は消えた。
「で、それで説明してもらおうか。」
西海晴人が私に言う。汗がダラダラに流れ、まずい能力がバレた。と焦る私にそっと問いかけようとした東海くんが口を開こうとした瞬間。日和が、
「日菜梨行こう。」
「う、うん」
私の手を引いて、逃げる私と日和。
追いかけてこようとした西海晴人に東海青が何かを言うのが最後に見えた。
「どうせ明日学校で問い掛ければいい。」
「わかった。」
一方日菜梨と日和は、
「明日この状況でのことを詳しく教えて。」
「わかった。」
そりゃ気になるよね。でも話してたら遅くなることをわかっているから明日にしてくれたんだよね。
「じゃあ、また明日」
「うん。また明日」




