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採寸そして出会い




さて、今日からは私も結婚式に向けての準備が始まります。


今日はドレスの仕立て屋さんがお屋敷に来て下さるそうです。


なので今は採寸し易いように、装飾の殆ど無いドレスを着ています。


そして採寸に使われるお部屋で待っていると直ぐに仕立て屋さんがいらっしゃいましたね、


「初めまして、私、ドレーナル仕立て屋の店長をしておりますドレーナルと申します。本日の採寸は店の女性が行うのでご安心を。」


「ドレーナルさん、本日はお越し頂きありがとうございます。私はアウストラリス王国第二王女フィーリア・レーナ・アウストラリスと申します。よろしくお願いしますね、」


「お、王女殿下でございましたか、こちらこそよろしくお願い致します。

えぇと、本日はドレスの製作のご依頼で伺ったのですが、殿下のドレスの製作でお間違えないでしょうか?」


「えぇ、私のドレスを仕立てて頂こうと、」


「そうでございましたか、では採寸が終わりましたらまた、私はこれで一旦失礼致します。」


「えぇ、ではまた後程。」


採寸なんて慣れたものですね、


ただぼうっと立っているだけですね……


今更羞恥心などありませんからね…


流れ作業のように上から下へそして腕、あっという間ですね、さすがです。


そして終わった事聞いたドレーナルさんが部屋へ


ドレスの図案や装飾などについて話し合います、


「ドレスの用途はお決まりでしょうか?」


「結婚式用のドレスですね、」


「け、結婚式用でございますね、何かご要望などは…?」


「アウストラリス王国の王族衣装はご存知でしょうか?」


「はい、存じ上げております」


「では王族衣装を基本とした装飾でお願い致します、その他の形などは私の体型に合わせてドレーナルさんが良いと思うようにお願い致します。

色合い等はウィルトス様のものに合うようにお願い致します、」


「かしこまりました。次回、いくつか草案を持って参ります。」


「よろしくお願いしますね、あぁ、あと普段着る為のドレスもお願い致します。こちらはお任せ致します。」


「かしこまりました。」


「それではよろしくお願いしますね、」


「はい、それでは失礼致します。」





あっという間に終わりましたね、


まだ日も高いですね、さて、どうしましょうか……


お庭へ出てみましょうか。


広いですね〜


ぽかぽかとした陽と時々髪の毛をふわりと揺らすそよ風


気持ちがいいですね、


……少しここで休んでも良いでしょうか…


少しだけ……


そっとその場に座ってみると…


青々とした草が柔らかくてとても良い座り心地です、


少しだけ……


ころん と寝てみるとそれはもう、鮮やかな緑の草に囲われて別世界に来たようですね、


ちょうどこの場所は風の通り道のようですね、


風が気持ちよく、風に揺れる草のサラサラとした音、そしてその音を聴いていると…


少しだけ、少しだけです、


睡魔に身を委ねそのまま瞼を閉じると一気に眠気が…





ふふっ、くすぐったいですねぇ、じっとしていて下さい、


柔らかい肌触りに心地よい温かさ、そしてお日様の香り…


それらが私を包み込む…


ここが……楽園、なのでしょうか?




………?




すー





んん〜、なんでしょうか?


もう少し……





たしたし、


たしたし、


なんですか、このもちもちしたものは……


ふふっ






たしたし、


たしたし、


う〜ん、





たしたし、


たしたし、


……ぺしっ


あいたっ


なんですか、もう。


起こすならもう少し優しく起こしてくださいよ…


………あら、?


(ばっ)


や、やはり眠っていたのですね……


こんなに無防備に寝ていたとは…


相当気が緩んでいたようですね…


引き締めねばなりませんね!


それにしても…もう日が暮れてしまっていますね…


早くお屋敷に…………


視線を感じふと横を見ると


……、


ばっちりと目が合ってしまいましたね、


それはもう、これ以上ない程に。


透き通った小紫(こむらさき)色と透き通った天鵞絨(びろうど)色の、左右で違う色のその目はしっかりと私を捉えておりますね、、、






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