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敵の敵は味方  作者: Uranus
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7/19

前世って…?

 念頭に置いてほしいことがあります。厳かな討論は望んでいません。私は、作者も読者も楽しめる物を作りたいだけです。この物語は、よくある転生ものとも解釈できるし、歴史のありえないifを書いているとんでもない物語とも解釈できます。後者の解釈をした場合、細かな史実の違いをいちいち指摘するのは控えるようお願いいたします。


 『説明書には、我々は前世と似て非なる一人の人間だから、前世通りにならないことの方が多いかもしれないって書いてあるし…。』――本文より

 「あの、前世の私ってどんなだったのでしょうか?」

ヒデが聞いてくる。

「知らない方がいいこともある。」

みんなが声を揃えて答えた。

「ともかく、自己紹介しようか。実際にゲームにログインして、アバターを確認してみよう。」

ローズが提案する。みんなは頷いて、準備を始めた。


 「私の名前はローズ。アバターは北条氏康。」

最初に自己紹介したのは彼。余裕を感じる。

「うちの名前はリーニ。アバターは三好長慶だよ〜。」

次は彼女。元気そうだ。

「俺の名前はシャルだ。アバターは真田幸村だ。」

次は彼。強そうだ。

「私の名前はヒデです。アバターは上杉謙信です。」

最後に彼女。礼儀正しい。


 「まあ立ち話もあれだし、あの茶屋に戻ろうよ!」

リーニが言う。それに応じて、みんながログアウトの準備をした。ヒデはなんの話かよくわかってないが、空気を読んで準備をした。


 「そういえば、ローズさん今世では普通に歩けてよかったですね。」

シャルがローズに話しかける。

「まあ、前世でもこの歳ならまだ歩けていたからね。」

ローズはすました顔で返答する。

「不穏なこと言わないでよ!今世こそ、幸せな人生を送るんだからね!」

リーニが即座に言う。

「ちなみに、君が死んだ後どうなったかというと…。」

シャルが言いかけて、

「やめろ。」

とローズが制す。

 なんか前世の私たちヤバそうと心のなかでヒヤヒヤしているヒデであった。

〜前世の相関図〜

もはや関係の話じゃないが、前世のローズは39歳のときの病気の影響で下半身が麻痺していた。

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