10時革命
念頭に置いてほしいことがあります。厳かな討論は望んでいません。私は、作者も読者も楽しめる物を作りたいだけです。この物語は、よくある転生ものとも解釈できるし、歴史のありえないifを書いているとんでもない物語とも解釈できます。後者の解釈をした場合、細かな史実の違いをいちいち指摘するのは控えるようお願いいたします。
『説明書には、我々は前世と似て非なる一人の人間だから、前世通りにならないことの方が多いかもしれないって書いてあるし…。』――本文より
「リアルで味方どうしが格闘してどうするんだよ!!」
耐えきれずルフが叫ぶ。しかしそれも虚しく、ルーは新たな武器を取り出した。水鉄砲である。
「お前はどこからいろいろ出してんだよ!」
ヨシがツッコむ。
「まあ、私は特別枠なので、ちょっとした魔法が使えるんですよねえ。」
ちょっとうざい言い方で返す。
「俺の指示を聞け!もう止めろ!!」
ルフが声を荒げる。
「やめてほしければ私に出撃させてくださいな。」
「それじゃ意味ねえよ!!」
ルーがルフに気を取られているうちに、ヨシは一気に彼の至近距離まで近づく。そして、水鉄砲を奪う。
「今世では私に従え!!」
ルーに水を噴射する。
「うっ!クソ!!」
負けじと水風船を当てる。両者とも使う武器がかなり幼稚である。
「従え!従え!従え!!」
ひたすらに水を噴射する。体格差が大きい相手に立ち向かう彼女に、ルフは尊敬に近いものを覚えた。
「かっこいい。」
ルフは呟いた。
「総統、目を覚ましてください。ヤツは憎き敵ですよ。」
ルーは焦って説得に向かう。噴射される水はお構いなしに、必死に訴える。しかし、もう彼の目には勇敢な美少女として映っているので、聞く耳持たずである。
「勲章をくれた総統はどこに行ってしまったんですか!」
ルーはひとり嘆くのであった。
午前10時。
「10時革命は成功した!よろずや、建国だっ!!」
ウラが宣言する。
「いえーい!」
待っていたプリンとチルが場を盛り上げる。
「ちょっと待て勝手にやるなよ…。あとなんだよ10時革命って。」
店長のセキが慌てる。
「あとみんな資本主義側だろ!共産主義者にのっかるな!」
セキは共産主義者たちに敗れた前世があり、トラウマなのでこいつに出しゃばってほしくないのである。
「みなさん!こいつはアプデが近くないときは暇だからお手伝いしているだけですからね!私が店長ですよ!!」
セキは必死にアピールする。
「てか、我らより先に出た独ソチームはなぜまだ来ないのだろうか。」
チルがつぶやく。
「毒素チームすぎるから来なくていいよ。」
プリンが反応した。
『お助け3:セキ
試合には出れません。よろずやを営んでいます。よろずやの詳しい内容はよろずや紹介特別ページを参考にしてください。いろんな物資を取り寄せることができます。たまにリクエストも受け付けています。アバターは長曾我部元親です。
お助け4:ウラ
試合には出れません。世界やゲームをアップデートしてくれます。アプデの予定が近くないときはよろずやのお手伝いをしています。アバターは黒田官兵衛です。ура!』
――説明書より
〜前世の相関図〜
とくになし




