↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
敵の敵は味方  作者: Uranus
PR
16/19

買い物に行くだけなのに

 念頭に置いてほしいことがあります。厳かな討論は望んでいません。私は、作者も読者も楽しめる物を作りたいだけです。この物語は、よくある転生ものとも解釈できるし、歴史のありえないifを書いているとんでもない物語とも解釈できます。後者の解釈をした場合、細かな史実の違いをいちいち指摘するのは控えるようお願いいたします。


 『説明書には、我々は前世と似て非なる一人の人間だから、前世通りにならないことの方が多いかもしれないって書いてあるし…。』――本文より

 ガタッと椅子を動かし、ヨシは立ち上がった。そして、近くにいるルフに言う。

「買い物に行くぞ。」

彼女の手には、よろずやのチラシが握られている。

「え?」

急に話しかけられて戸惑っているルフ。

「ほら金持て。機材を買いにいくぞ!」

手を引かれて無理やり連れてかれた。

 ドアを開ける。なぜか息を荒くしてるルーが立っていた。

「総統をどこへ連れて行くのですか?」

ニコニコしているが、言葉には圧を感じる。

「買い物にいくの。」

さっきの荒々しい態度とは一変して、少女らしい物腰で答える。

「では、私もお供しますね。」

どちらもニコニコしているが、目が全く笑っていない。ルフは前世とやらでよくない関係だったのだろうと察した。


 現実世界のよろずやは午前10時から午後2時、紫サーバーのよろずやは午後4時から午後8時まで営業している。月曜日は定休日である。現在時刻午前9時。もうすぐ開店する。徒歩十分くらいで着くので、出発するにはかなり早い。


 「ルー君、なんで俺らが外出するってわかったの?」

ルフが話しかける。

「こちらには情報のプロフェッショナルがいるのでね。」

答えた。

「そいつは誰だ?」

ヨシがあからさまにルーを睨む。

「まあ、まあ…。」

ルーは言葉を濁した。

「新枢軸軍にスパイでもいるのか?誰だ!吐け!!吐け!!!」

急に気性が荒くなるヨシ。前世が日本人ではないため、シェアハウスの畳や敷布団に慣れず、あまり寝れていなくてイライラしているのである。

「まだ秘密ですぅ〜!」

煽り散らかすルー。

「喧嘩売ってんのか?追放するぞ!」

キレるヨシフ。

「そんな貴方には爆撃をお見舞い★」

ルーはどこからか大きめの水風船を取り出し、ジャンプしながら思いっきりヨシに叩きつけた。

「今日は寒いからちょっと風邪引いちゃうかもね〜★」

地味に陰湿な攻撃をするルー。

「こちとら前世は何度もシベリアから脱出してきたんだわ!舐めんな!」

ヨシは負けじと言い返す。そしてカバンから本を取り出し、殴りかかる。

「前世では貴方の国の戦車を破壊しまくったのですが。そんな攻撃だなんて、舐められたものですね。」

ルーは軽々しく避ける。

「クッソ!シベリア行け!!」

しかしハイヒールにスカートで軍服の彼に攻撃を与えることは困難である。悔しそうに彼を睨む。


 「新枢軸軍の仲はとても悪いようです。誰を見ても協力しようという意識が感じられません。ルーさんはこちらにいるようです。ヨシさんと喧嘩しています。現場からは以上です。」

トランシーバー片手に、謎の女性が遠くからその様子を眺めていた。そう、例の情報のプロフェッショナルである。

〜前世の相関図〜

ネタ切れです。次に新キャラが出てくるので、次回にご期待ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。