計算され尽くしたアプデ
念頭に置いてほしいことがあります。厳かな討論は望んでいません。私は、作者も読者も楽しめる物を作りたいだけです。この物語は、よくある転生ものとも解釈できるし、歴史のありえないifを書いているとんでもない物語とも解釈できます。後者の解釈をした場合、細かな史実の違いをいちいち指摘するのは控えるようお願いいたします。
『説明書には、我々は前世と似て非なる一人の人間だから、前世通りにならないことの方が多いかもしれないって書いてあるし…。』――本文より
「ローズさん、試合はいつ開催されるのですか?」
なにも知らないヒデが問う。
「さあ。」
ローズが肩をすくめる。
「両方のチームがいい感じに戦えると思ったら始めます!!」
創造主が答える。
「じゃあ急に明日戦うよ〜とかなるの??」
驚きつつリーニが言う。
「そういうコト!だってまだみんなあんまりゲームやってないじゃん!」
創造主が答える。
「一体創造主は何がしたいんだ?」
シャルがついに誰もが思っていることを言ってしまう。
「気にしないで。」
創造主はそっけなく返す。
「一体、あなたは何者…?」
遠い目でヒデがつぶやく。
「本当は、もうすべて計算され尽くしているんだよ。君たちの結末は…。」
創造主はそこまで言って、急に姿が消えた。
代わりに、世界のどこかから声がした。
「革命の時間だ!伏せろ!!」
世界が赤くなっていく。言葉の通りに伏せる。刹那、強烈な白い光が世界を覆った。そして夢だったのかを疑うくらいにあっけなくいつもの世界に戻った。
「これからは創造主の出現率が大幅に減るようになったぞ!」
また声がした。
「要するにですね、この世界全体がアップデートしたんですよ。創造主は数日に一回程度しかこの世界に干渉できなくなりました。以上、アプデ担当のウラ氏ともうすぐ開店するよろずやの店長セキでした。ぜひみんな来てね。」
「あのタイミングで、アプデが来るようになっていたのか…?」
ローズが口を開く。
「なにこの世界、怖い。」
ヒデは近くにいたリーニにしがみつく。
「よろずやを宣伝するためにわざわざアプデやったんだよ。」
リーニは精一杯ボケたが、ヒデは意識が曖昧でおそらく声は届いていない。
〜前世の相関図〜
ウラとセキに関係は微塵もありません。そもそも世代が違います。




