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第27話 また間違える

【第三部】推しは私が救うー終ー

ついに来た──アニメで見た、あの「夜更けの会議」。


この会議の議題は、迫り来る冬に備えるための食料の備えについて。


アニメ通りに進めば、この会議で私は独り立ちを言い渡される。


そしてもう一つ──朽葉ノ国(くちばのくに)から届いた「塩の増量承諾の文書」を出す役目も。


そして栄善(えいぜん)さんは、この場で縁談を断る意思を皆さんに伝える。


それはアニメの中で描かれていた、未来の出来事だった。


私と幼馴染の皆さん以外には、まだ知られていないはずの流れ──

縁談を断るためのあの交渉もアニメ通りに哀伝(あいでん)さんが進めていた。

一筋縄ではいかない、あの国との「お米」を巡る交渉。


あとは、私が文書を正式に出すことができれば、問題は解決する。


綿花もいない今、偽文書が朽葉ノ国に渡ることも阻止できる。


私はすっかりやる気に満ちていた。


それにしても、皆さん遅くない?

誰一人として、まだ集まってないんだけど。


そんなとき、(ふすま)が勢いよく開いた。


歌羽(うたは)、てめぇは何回言えばわかるんだ!会議(かいぎ)()はこっちだろ!」


「ぐぇっ!」


どうやら場所を間違えていたらしく、私は時雨(しぐれ)さんに首根っこを掴まれ、そのまま会議の間へと引きずられていった。

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