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第9話「新たな任務」
数日後。
蒼真と蓮司は修練場で手合わせをしていた。
「いくぞ、蒼真!」
「来い!」
木刀がぶつかる。
カンッ!
蒼真が踏み込む。
「そこだ!」
蓮司が素早くかわす。
「まだ甘い!」
「くっ……!」
二人が再び距離を取った時、修練場の入口から声がした。
「二人とも、黒羽様がお呼びだ」
蒼真と蓮司は顔を見合わせる。
「また任務か?」
「たぶんな」
二人は木刀を置き、本部へ向かった。
部屋に入ると、影宗が地図を広げていた。
「来たか」
蒼真が尋ねる。
「新しい任務ですか?」
「ああ」
影宗は地図の一点を指す。
「北東の村から、黒影衆へ救援要請が届いた」
蓮司が眉をひそめる。
「村で何かあったんですか?」
「数日前から、村の周辺で敵の忍びが目撃されている」
蒼真は地図を見る。
「敵の目的は?」
「まだ分からない」
影宗は二人を見る。
「お前たちは村へ向かい、状況を確認しろ」
蒼真は頷いた。
「分かりました」
「ただし、前回と同じだ。情報収集を優先しろ」
「はい」
本部を出ると、蓮司が蒼真を見る。
「今度は村の調査か」
「前の砦よりは楽かもな」
「それ、フラグじゃないか?」
「何だよ、それ」
二人は笑いながら出発の準備へ向かった。
しかし蒼真は知らなかった。
今回の任務で待っているのが、ただの敵忍びではないことを。
第9話・完




