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影狼ノ忍  作者: 次男坊
第2章「北東村・異変編」
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第49話「夜叉衆の刺客」

北東村。


戦いを終えた蒼真たちは、村長の家で休んでいた。


「今日はもう休もう」


蓮司が椅子に座る。


凛も疲れた様子で頷いた。


レイだけは窓の外を見ていた。


「……静かすぎる」


蒼真が顔を上げる。


「何かいる?」


「分からない。でも、嫌な気配がする」


その瞬間――


窓ガラスが割れた。


ガシャッ!


「伏せろ!」


蒼真が叫ぶ。


一本の苦無が壁に突き刺さる。


「来たか……!」


蓮司が刀を抜く。


外から低い声が響いた。


「風継ぎを出せ」


蒼真が窓の外を見る。


屋根の上に、一人の忍びが立っていた。


黒い装束。


肩には夜叉衆の紋章。


「夜叉衆……」


忍びはゆっくりと屋根から降りる。


「俺は夜叉衆・四刃衆の一人、黒牙のガク」


蓮司が構える。


「四刃衆?」


「夜叉衆の中でも、風影刀を追う四人の精鋭だ」


蒼真が刀を抜く。


「俺を狙ってるのか?」


ガクが笑う。


「その刀をな」


ガクが一瞬で距離を詰める。


「速い!」


蒼真が受け止める。


ガキィン!


強烈な一撃に、蒼真の身体が後ろへ押される。


「くっ……!」


蓮司が横から斬り込む。


しかしガクは軽々とかわした。


「二人まとめて来い」


レイが前へ出る。


「なら、三人で相手する」


凛も印を結ぶ。


「私もいる」


ガクは四人を見渡す。


「面白い」


その瞬間――


ガクの身体から黒い炎が噴き出した。


「黒炎遁!」


蒼真たちは一斉に距離を取る。


「これは……!」


黒い炎が地面を焼いていく。


ガクが刀を構える。


「さあ、風継ぎ」


蒼真も風影刀を構えた。


「ここで止める!」


二人が同時に駆け出す。


第49話・完

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