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影狼ノ忍  作者: 次男坊
第2章「北東村・異変編」
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第40話「第三勢力の影」

神社の境内。


蒼真たちは、先ほど現れた謎の忍びが残した足跡を調べていた。


「夜叉衆とは違う……」


蓮司が地面を見る。


「じゃあ、何者なんだ?」


レイが答える。


「少なくとも、俺たちを殺すつもりはなかった」


蒼真が振り返る。


「どうして分かる?」


「本気なら、逃げる前に攻撃している」


凛も頷く。


「それに、あの人は蒼真の刀を見ていた」


蒼真は風影刀を見る。


「風継ぎが目覚めていない……って言ってた」


蓮司が首を傾げる。


「目覚めるって、どういう意味だ?」


「分からない」


その時、神社の奥から物音がした。


「誰かいる!」


四人は一斉に構える。


しかし、現れたのは村の老人だった。


「驚かせてすまない」


老人は息を切らしている。


「この神社の地下に、古い記録がある」


蒼真が尋ねる。


「風影刀についてですか?」


老人は頷いた。


「そうだ」


四人は老人について社の奥へ進む。


隠された扉を開けると、小さな部屋が現れた。


壁には古い巻物が並んでいる。


蒼真が一つを手に取る。


そこには、風影刀についての記録が残されていた。


「風影刀は、風を操る者の力を増幅する……」


蓮司が読む。


「その続きは?」


蒼真が巻物を開く。


だが、途中から文字が破り取られていた。


「肝心なところがない……」


レイが床を見る。


「いや」


床には、小さな黒い布が落ちていた。


レイが拾う。


「誰かが最近ここに来ている」


蒼真の表情が変わる。


「夜叉衆?」


「分からない」


その瞬間、外から大きな爆発音が響いた。


ドォン!


凛が驚く。


「何!?」


蒼真が立ち上がる。


「村だ!」


四人は急いで外へ飛び出す。


村の方から、再び煙が上がっていた。


そして煙の向こうには――


黒装束の忍びたちが立っていた。


蓮司が刀を抜く。


「今度は誰だ?」


蒼真は風影刀を構える。


「……確かめるしかない」


第40話・完

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