↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
影狼ノ忍  作者: 次男坊
第2章「北東村・異変編」
PR
36/182

第36話「凛、黒影衆へ」

北東村を出た蒼真たちは、黒影衆の里へ向かっていた。


「凛、本当に来てよかったのか?」


「うん。私も夜叉衆のことを知りたい」


蓮司が振り返る。


「それにしても、凛は何者なんだ?」


「私?」


「神社にいた理由も気になる」


凛は少し黙った。


「……あの神社で暮らしてたの」


蒼真が尋ねる。


「一人で?」


「うん。昔から」


それ以上、凛は話さなかった。


蒼真も無理には聞かなかった。


しばらくして、黒影衆の里が見えてきた。


門番が凛を見る。


「その子は?」


「今回の任務で出会った。夜叉衆について知ってる」


「分かりました」


三人は本部へ向かった。


影宗は凛を見ると、少し驚いた。


「……神社の娘か」


凛が顔を上げる。


「私を知ってるんですか?」


「ああ。名前だけだがな」


蒼真が尋ねる。


「師匠、どういうことです?」


影宗は凛から視線を外さない。


「その神社は、昔から黒影衆とも関わりがある」


蓮司が驚く。


「じゃあ、凛も?」


「それは本人から聞くべきだ」


凛は黙っていた。


影宗は蒼真を見る。


「今回の件、詳しく話せ」


蒼真は北東村で起きたことを説明する。


そして最後に、風影刀の秘密について話した。


影宗の表情が険しくなる。


「……風継ぎか」


「師匠も知ってるんですか?」


「ああ」


蒼真が一歩近づく。


「なら、全部教えてください」


影宗は少し考えた。


「今はまだ早い」


「どうして?」


「お前が知れば、夜叉衆だけでなく別の敵にも狙われる」


蒼真は黙る。


影宗は続けた。


「だが、一つだけ言っておく」


「何ですか?」


「風影刀を持った以上、お前はもう普通の忍びではいられない」


蒼真は刀を見つめる。


凛も静かにその言葉を聞いていた。


その夜。


里の外れでは、一人の忍びが黒い札を地面に置いていた。


「風継ぎ、黒影衆に入る……」


忍びは立ち上がる。


「これで、次の段階へ進める」


第36話・完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。