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影狼ノ忍  作者: 次男坊
第1章「忍びの里編」
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第2話「初任務」

翌朝。


蒼真が修練場で木刀を振っていると、黒影衆の忍びがやってきた。


「霧島蒼真、黒羽様がお呼びだ」


「俺が?」


「本部へ来い」


蒼真は木刀を置き、本部へ向かった。


部屋に入ると、影宗が待っていた。


「来たか」


「何の用でしょうか?」


影宗は一枚の巻物を蒼真に渡した。


「お前に任務を与える」


蒼真は巻物を開く。


「任務……?」


「北にある砦への潜入だ。敵軍の動きを探ってこい」


蒼真の表情が引き締まる。


「俺の初任務ですか?」


「ああ。だが、無理に戦う必要はない。情報を持ち帰ることが最優先だ」


「分かりました」


「明朝、神谷蓮司たちと出発しろ」


「はい!」


蒼真は深く頭を下げた。


本部を出ると、廊下で蓮司と鉢合わせする。


「蒼真、呼ばれてたみたいだけど、何だった?」


「明日、初任務だ」


「やっぱり!」


蓮司が嬉しそうに笑う。


「俺も一緒だ」


「頼りにしてるぞ」


「任せろ。まあ、蒼真が足を引っ張らなければだけどな」


「お前こそな」


二人は笑った。


その日の夜。


蒼真は刀の手入れをしながら、明日の任務について考えていた。


修行ではない。


明日は、本当の忍びとして初めて戦場に立つ。


「……絶対に失敗しない」


蒼真は刀を鞘に収めた。


そして翌朝。


蒼真と蓮司を含む五人の忍びが、北の砦へ向けて里を出発した。


蒼真の初任務が始まった。


第2話・完

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